4日は立春。二宮町吾妻山公園の早咲きの菜の花がすでに満開。ここだけ一足早い『春』。
しかし、5日は再び南岸低気圧が通過し、満開の菜の花は雪に覆われる、かも。
気象庁3日昼過ぎ発表の48時間先5日9時の予想天気図。前線を伴った低気圧が東海沖から
関東沖に進む。夕方ごろには低気圧の中心が八丈島付近を通過しそうだが、関東南岸から
近からず遠からず、首都圏に雪を降らせる『南岸低気圧』としては教科書的なコース。
近すぎれば、低気圧前面に南から流れ込む暖気のため関東南部では雪になりにくく、
逆に遠すぎれば、活発な雨雲(雪雲)は海上を通過する。
同時刻の、850hPaの気圧の高度(約1500m上空)の気温を予想した高層予想図(数値予報図)。
-3℃の等温線が関東南岸上空に予想されている。0℃であれば関東地方の平野部で雪が交じりだし、
-3℃では雪の可能性がかなり高くなる。
地上天気図では三陸沖の気圧の峰から冷たい北東気流が関東地方に吹き込み、低気圧が接近すれば
つめたい北風が低気圧に向かって関東平野を吹き抜けてくる。30日の南岸低気圧のときより、
首都圏で雪になる条件は揃っているようだが、雪・雨の判断は奥が深い。まだ予報は確定できない。
箱根の多いところで20cmぐらいを予想しているが、低気圧が発達すればさらに降雪量は増える。
逆もありうる。
南岸低気圧が関東南岸を通過するまで・・・あと48時間・・・。