8月14日朝、相模湾からの富士山。その東側に三連のつるし雲。
安定した気流が山にぶつかり、波動が発生、また、山を回り込む空気とが
作用して、波動が連なり、さらに空気が湿っていると波動の上昇域で雲が
発生する。ホットケーキをいくつも積み重ねたような見事なつるし雲。
日本海の前線に向かって湿った空気が流れ込み、13日も見事なつるし雲が
発生していた。
湿った気流により発生する笠雲やつるし雲は雨の前兆といわれているが、
13日は静岡から神奈川県西部で昼頃から積乱雲が通過。
そして14日も昼前から、南の海上に広がる雨雲が次第に北上し、伊豆や
相模湾でにわか雨となった。
雲間から薄日が差すが、積乱雲が、亜熱帯地方のスコールのごとく、
熱海沖の狭い範囲に強い雨を降らせていた。