教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

生徒主体学習の長所・短所

2008-07-06 | 雑感(教育関連)
生徒が自ら考え、学ぶ授業が、必要であることは説明を要しないことでしょう。

教科書にある内容を、一字一句丁寧に説明し、それだけで授業が終わってしまう授業は、さきほど述べたダイナミックな思考が生徒の中には残りません。

しかし一方で、もっぱら生徒に教科書を読ませて生徒の中の既存知識から調べさせたり発表させたりして活動を終えてしまう授業といったものも今日、多く存在します。この場合、教師サイドで見ると、何を目標として学ばせ、どこまで個々の生徒が達成できたかということが不明である点がまずいことになります。生徒サイドにしても、何が身についたのかわからない、次なる疑問を自分で見つけ、次の学習ステップに持っていくことができないといった欠点が見られます。

教科書の内容を網羅しつつ、生徒自身の中にも問いの要素が生じ、学習の達成感があり、次の学習につながっていく学びの方法は何かこそが、今追求されなくてはならないことだと思います。
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