教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

読み書きと同等くらい基盤となる ファシリテーションスキル

2014-09-09 | キャリア・ライフデザインなど
教員向け研修の仕事をさせていただいてますが、最近そこで重要なスキルとしてファシリテーションを伝えています。

ファシリテーションとは、組織の会議などでグループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うことです。またその手法や技術を指します。その役割を担う人はファシリテーターと呼ばれます。


なぜファシリテーションが大切かは、以下の2本の記事をお読みになるとよくわかるかと思います。

1.現状の日本の仕事の仕方が非効率を生んでいるという典型的な解説

仕事のための仕事が、大仕事になっている。 ハフィントンポスト 2014年9月8日

日本の組織現場で、いかに非効率な意思決定がされているかをうまくモデリングしていると思います。


2.対するフィンランドの効率的な仕事の仕方

午後4時に退社? フィンランド人が徹底的に効率よく働く理由とは

ハフィントンポスト 2014年8月30日

こちらは対峙する形で、フィンランドのビジネスマンが残業しなくてもかえって効率的に働いている様子が描かれています。


いずれにしても、会議や組織の運営で大切になってくるのは、どのようにみんなの思いを表現させ、うまく融合させたりしながら満足いく結論を導きだし、意思決定プロセスも透明で納得感のあるものにするかということにかかっています。

このことは、学校におけるグループ学習などでも同様です。

ファシリテーションは小さいうちから学校教育の中で普通に扱われ、児童・生徒・学生が自由自在にあやつれるくらいにならないとだめなのではないかと思っています。そのためにはまずは教員がファシリテーションをできること。そこから 子ども、そしてその子どもが親になるときにファシリテーションができるようになって世の中が変わっていく。

そのために私は、教員向けのファシリテーションコンテンツづくりにも力を入れています。この部分は明確な意図があるわけです。

動画コンテンツはこちらにラインナップされています。ファシリテーション、コーチング、カウンセリングなどのエッセンスを満載していますので、どうぞご利用ください。

どんぐり教員セミナー 
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