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Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

ちょっと花見

2014-03-27 | Weblog

墓参りの帰りに上野公園に行ってきた。

遅い昼は駅で弁当を買って、公園内で食べようと思ったのだ。

穏やかな平日なのだが、どうしてこんなに人が居るのだろうかと思う(満開時は凄いな)。

その半分は外国人かと思うほどアジア系や欧米人達が園内を闊歩していたが、とりあえず観光としての上野公園は間違いないのだろう。

 

桜の方はまだ早いみたいで、ほんのちょっと花を咲かせている感じだったが、いつ開花してもいいように花見態勢は万全の様だ。

まだ満開には早いが、花見客もちらほら居て僕もそれに混じって弁当をむしゃむしゃと食べた。

 

ふと横を見ると学生だろうか、男女6人くらいのグループが盛り上がっていた。

そこへ自転車に乗った酔っ払いオヤジが来て世間話を始めたのだが、いつの間にか盛り上がってしまい女の子たちの真ん中に居座ってしまった。

酔っ払いオヤジと男どもは盛り上がっているんだけど、さすがに女の子達はちょっと困った様子だった。

僕はそれを横目で観ていたのだが、これは確かに可哀そうだなと見て見ぬふりをしていた。

「ちょっと何とかしてよぉ」とでも言いたそうに一人は不貞腐れてグループから離脱してる始末だった。

 

花見と言っても良い事ばかりじゃないかもしれないなあと思いながら公園入り口に来てみると、大きな枝垂れ桜が満開だった。

さすがにこれは見事で、桜の木の周りには30人くらい(要は沢山)の人がデジタルカメラやらスマートフォンやらで写真を撮っていた。

それに負けず、メジロもここぞとばかりに花の蜜を吸いまくっていた。

 

桜には沢山の者が寄ってくる魅力があるのだと思った。

 

 

次の朝の情報番組で、なんとあの男女グループがインタビューを受けていたのが映っていたので驚いたと言うオチ。

 


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