Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

ああ上野原

2023-08-03 | Weblog
夏の気分転換で東京を少しだけ離れた。
本当にほんの少しだけ。

山梨県の上野原にある軍刀利神社(ぐんだりと読む)というところに行ってきた。
ウチの人がドラマか何かで見て良い所そうだったからと『行きたい場所リスト』に入れておいたのだ。

高速道路でも電車でも八王子や高尾を過ぎると、山間に入るために一気に景観が変わる。
上野原市も周りが山に囲まれた良い感じの街であった。

ん?
何か見覚えがある様な無いような…。
そうだ、去年長野へ行った帰りにガソリンが無くなりそうで、渋滞してる高速から降りたのがこの上野原であった。
そうか、そうだったのか。
まさか、この地にまた来るとは思わなかった。





軍刀利神社は少し山へ登った場所にある。
この日は台風の影響で今にも雨が降りそうな天気であったが、何と無く日が差したりもしていた。
ただし、首筋から汗が滴り落ちるほど蒸し暑い。
おまけに、またもや目に纏う小蝿が実にうざったい。





山の入り口にある神社には大きな剣のオブジェがあり、これは甲斐駒ヶ岳を思わせる。
神社の名前の通り、ここは武運を守る神が祀られている。

ベンチで休んでいた神社の係の方が色々教えてくれた。
「どこから来たの?」
「夏はここは涼しいんだよ」
ん?今、まさに夏なんだけど無茶苦茶暑いのだけど。
「も少し行くと武田信玄が休んだところがあるんだよ」
などなど…。





さらに奥に行くと、大きな桂の巨木がある。

これは立派な桂の木であった。
樹木に関してよく分からないが、まあ良くこれほどまでに育ったものである。








しかしいつも思うのだけど、神社などにはこのような御神木である巨木が多い。
なぜなのか?
それは、樹木が良く育つという事は良い土壌である、つまりは水の流れがあるという事。
故に農作物もよく育つとの事から、そこに神が宿るのではと昔の人は思ったのだろう。
小さな沢にはヤマメも泳いでいたし、やはり水は生物にとって無くてはならないからね。





それに水が通るところは涼しくて気持ちが良い。
夏ではないとこの有り難みは味わえないな。


谷を挟んで反対側には棚田が広がっていた。
上野原市はいつもなら通り過ぎてしまう場所だけど、なかなか良いところだなあと思った。





夕方近くになり、予報通り雷が鳴って雨も降ってきた。
最近はカンカン照りが続くので少しは雨が降った方が良いのかもしれないな。








最新の画像もっと見る

post a comment