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Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

三浦半島の灯台

2020-04-10 | Weblog
少し前に三浦半島の灯台を巡ってきた。

先ずは城ヶ島へいくが、ここへ上陸したのは初めてだ(と思ったけど、1回釣りで来ていた)。






灯台の名前は、分かりやすくするためにその土地名が付けられることが多く、ここはそのまま城ヶ島灯台。


本体には差別化するためであろうか絵が描かれているけど、何だか安っぽくなってしまっているのが残念。

何もされてない無骨なままの方が美しいのにと思ってしまうが、まあいろいろと事情があるのだろう。





太平洋から吹く風も心地よい。






そこからキャベツ畑が広がる道を東に走り剱崎へ。











キャベツ畑の向こうに剱崎灯台が見えてきた。

岬のさきにあるので、期待感が膨らむ。





空にはトンビが沢山舞っており、彼らは一体何を捕食してるのだろうと思う。





頭でっかちの灯台で、今建っているものは2代目だそうだ。

1代目は、かのリチャードブラントンさん設計だったが、関東大震災で崩壊されてしまった。






これは中々気に入った。

青い空に白のコントラストが良いし、背の低い灯台の方が好みかもしれない。

因みにここは磯釣りが出来そうな場所なのも気になった。




最後は観音崎灯台。

この辺りは旧日本軍の砲台後が残されており戦没者を偲ぶ碑なんかもある。





東京湾を挟んで対岸は房総半島だ。







残念ながら、最近のコロナの影響で灯台施設の中には入れなかった(時間も遅かったし)。






どうせなら灯台が光っているところを見てみたいと少し粘る。

日没になっても灯台の灯は灯らずもっと暗くならないと光らないのかとヤキモキしていたら、気づくと薄らと光が回転していた。

いきなりバっと光が点くのかと思ったがそれは違い、焚き火の火をつける様に静かに光が点ってくるのである。







こうして意識して灯台の光をみたのは初めてであったので、これには少し感動した。

光は徐々に力を増してきて、いくつもの光線が海の彼方を照らし静かに回転している。

時たま後ろに白い気配を感じて驚いたが、これは灯台の光が山肌を照らしているものであった。


暗くなればなるほど光線もくっきりとしてきて、これはまさに焚き火を見ている感覚と同じであるかもしれない。

ただ、少し寒くなってきたので撤収。


ヘッドライトを持ってきていなかったので山を降りるのには少し苦労したが、月明かりがあったので助かった。

それとこれも関東大震災で崩壊した2代目の灯台を見てくるのを忘れてしまったのが少し残念。










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