ずっと前、イスカのシェラフを買ったのだが、それが家中どこをどう見てもみつからない。
引っ越した時か、それともどこかの山に忘れたか落としたかで、全くどこへ消えたのだろうか。
特に、小さいものではないけど、年に一度使うかどうかだから、かなり使用頻度は低いためか、寝袋自体の存在を忘れていたのだ。
寝袋が無いと困ると言えばもちろん困る。
避難小屋を利用した登山は、やはり寝床を確保する寝袋は必要不可欠となるのだ。
とにかく今後必要になるかもしれないので、神保町界隈のアウトドアショップに寝袋を買いに行ってきたのだ。
神保町からお茶の水は、そう言った登山用品が売っている店も多く、本屋や楽器やも多い。
僕は、前々からこの辺りが好きで、暇だとフラフラっと遊びに来ていたのだ。
さて、一軒一軒店を回り、シェラフを物色して回って気が付いたのは、僕は自然に対してかなり甘い考えをしていたと言う事だ。
多少なりとも、山の経験はあると言えばあるが、どうしても予算をケチって安く済ませようとした考えが良くなかった。
まず、やはりシェラフの防寒性能でもある、温度帯がどこまで耐えられるかと言う事。
これは、店員さんのアドバイスはまちまち。
標高が1000メーター上がると、気温は10度下がる計算。
秋に向けての山だと、2000メーター、3000メーターだと、地上と比べると特に夜間は気温は氷点下に落ち込む。
確かに、11月近辺の2000メーター辺りの山小屋での就寝は、むちゃくちゃ寒かったのを覚えている。
となると、「ちょっと寒くても我慢できるかな?」というような考えは、根本的に間違っているのかもしれない。
最初の方では「まあ、このレベルなら大丈夫かも」と店員Aさん。
最後の店員Bさんは「絶対無理」と、下手したら命に関わるものなので、ある程度は良いものをとの事だった。
暑いのは何とかなるが、寒いと防寒対策が無ければもうどうにもならないと。
ううむ、おっしゃる通り。
説得力があった。
そう考えると、やはり腹に背は変えられないので、高くとも快適に眠れるであろうモンベルのダウンシェラフを購入。
確か、イスカの時も同じようなことを言われ、高い方選んだ記憶があった。
自然を甘く見ちゃいかんな。
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