社会学者の宮台真司先生のインタビュー番組を、インターネットラジオで聴いた。社会学に興味はないが、「ラジオ版 学問ノススメ Special Edition」というネットラジオは、各界の第一人者へのインタビュー番組を配信していて、面白い話が聴けるので、通勤時間にipodで聴いている。その中で、宮台先生が、子供・動物好きのことで、こんな話をしていた。
先生は昔から、子供や犬猫がよく寄って来るが、別にそれらが好きだとは思わなかった。ところが、自分に子供が出来てみると、子供が好きだということに気がついた、というのだ。
そういう人は、心の奥底では、子供や動物が好きで、自覚していなくても、無意識のうちに「元気?」とか「何か用か?」といったメッセージを送ってしまう。大人と違って、子供や動物は、純粋にそれを感じ取って反応しているから、寄って来るという結果になるのだと。
子供にじっと見つめられたり、動物に寄ってこられたりする自覚のある私は、なんとなくそうではないかとは思っていたが、改めて宣言されたような気がしてしまった。
こういう人は、人間が好き、相手を楽しませようという意識がある人で、異性にモテる人だとも、昔ナンパ師だったという宮台先生は言っていた。最近、太極拳の大先輩方の受けがいいのは、こういう理由なのかも知れない。でも、若い時に、異性にモテた記憶が殆どない。なんだか、損をしていたのではないかという思いが湧いて来るが、後の祭りか。
「ラジオ版 学問ノススメ Special Edition」は、音声ファイル(MP3)配信なので、Windowsのパソコンをお持ちなら、ダウンロードして聞くことができると思う。興味のある方は以下のリンクからどうぞ。