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生命の息吹き 花メール

ほんの少しでも 心が元気になりますように

こんにちは

2007年05月30日 | 花メール
こんもりと咲く カルミア

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 通りかかるたびに、壁とフェンスの間で、ひっそりたたずんでいるのを覗き見る。
 けなげだなあと、思う。もしかしたら、とてもたくましい、のかも知れない。

 どんな花が咲くのだろう。
 小さな花が、こじんまりと咲くのか。
 でっかい花が、で~んと咲くのか。

 春もずいぶん暖かくなった頃、ついに咲き出した。
 白い五角形の花。いくつもいくつも花を集めた、花鞠みたい。
 想像していたよりずっと、華やかだった。

 通りかかるたびに、壁とフェンスの間の花鞠を見るたび、こっちも華やいだ気持ちになる。

 今日、フェンスの間から顔を出してくれた。

 こんにちは。

 結構、愛嬌もあるみたい。





不審者っぽいのかなあ(その3)

2007年05月29日 | つれづれ
 フェンスと家の壁に間の狭い隙間、そこで成長中のカルミアに、カメラを向けている。フェンスからちょこんと顔を出して咲いているのを、見逃すわけには行かない。

 人通りも少ないし、この狭い隙間には犬なんているはずもない。すっかり安心して撮影していると、背中の方から

 バウバウ! バウバウ! バウバウ!

道を挟んだ、お向かいの忠犬の威嚇する声。

 そっちかよ。

「こら! シッ!」という、飼い主のたしなめる声は聞こえるものの、鳴き止む気配がない。

 おい、忠犬

 じぶん家が脅かされているわけでもない時に、お向かいの心配より、飼い主の
言うこと聞く方が、先だろ。

律儀でもないし窮屈はいやだ

2007年05月27日 | 花メール
暑くなって、咲き始めた トケイソウ

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 昔々、北欧の偉い学者さんが、花時計なるものを考えた。時刻にあわせて咲いてくれる花を並べて、時計にしたんだそうな。そしてどこかの誰かが、本物の花時計を作ろうとして、私を、正午のお役目に選んだ。お昼に、律儀に咲くから。

 大きなお世話だ。

 英語の名前は、パッション・フラワー。花言葉は、信仰・聖なる愛。外見が、キリストの十字架や茨の冠に似ているから。

 そんな窮屈な名前や花言葉なんかいらない。

 私は、この通り、朝の7時から咲いている。ご機嫌な笑顔で咲いている。本当の私は、律儀でもないし、窮屈だっていやだ。

 そのまんまの私を、見て欲しい。





不審者っぽいのかなあ(その2)

2007年05月26日 | つれづれ
 写真を撮影している私は、やはり不審者の匂い、なのだろうか?

 お目当ては、塀に張り付いた時計草。暑くなって来て、咲き始めたと聞いた。通行人に怪しまれないよう、人通りの少ない、朝の時間に撮影することにした。
 撮影場所に到着。人通りもほとんどない。思惑通り。狭い路地なので、ご通行中の皆様に、ご迷惑をおかけしないことを確認しつつ、カメラを取り出すと、

 ヴ~ッ、バウバウ! バウバウ! バウバウ! バウバウ!

 茶色系純日本風の忠犬が、辺りを見渡せる監視ポイントで、唸りながら、こちらを威嚇している。これまで何度となく通りかかり、立ち止まっては、お花を観賞させて頂いた。義母に送る画像を、ケータイでたびたび撮ったりもしている。通勤経路と言って良いだろう。これまでは、一度だって威嚇されたことはなかった。

 それなのに、どして今回は威嚇するぅ?

 前回の年輩女性といい、今回の忠犬といい、撮影する時の私からは、不審者フレイバーが出ているのだろうか?

みんなぁ~

2007年05月26日 | 花メール
こぼれんばかりの マーガレット

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 次々に蕾が上がり、次々と咲く花。

 昼。
 近づいて見れば、白い花、ピンクの花、大きな花、小さな花。
 ひとりひとり、顔が違う。
 綺麗に開いた花びらは、とびっきりの笑顔。

 夕方。
 離れて見れば、白もピンクも、あっちの方を見てる。
「みんなぁ~、もう帰って来なさ~い」
 お母さん太陽に呼ばれた子供達が、一斉に振り向く。