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Felice*mamma

旅の思い出 * イタリア 皇帝の別荘からわかる、古代ローマ社会✨✨




2014年 春

イタ~リア海外ひとり


イタリア・シチリア
4日目


ピアッツア・アルメリーナは、

シチリアの中央にあるエンナ〔Enna〕から南40km、

牧草地帯と森林地帯を抜けたところにあります



 


世界遺産
カザーレの別荘
(解説は現地で買ったガイドブックより)


今日ご紹介するのは、食堂および居間の
小狩猟の間


ローマ人にとって贅沢な山の娯楽のひとつであった
狩猟のモザイク画です。

犬や鷹を従え、野生の食材を手に入れるために
徒歩や馬に乗って、多くの貴族たちは
森、田園、湿地を駆け巡りました。





円柱をかたどった祭壇の上に左手に弓を持ち
背負った籠から矢を抜く女神ダイアナがいます。





家来が2匹の犬を連れています。




猪が生贄に捧げられています。





赤いテントの下で
野外での昼食会が行われて、
アヒルを焼いています。






怪我をした狩人に襲いかかる猪。
猪に襲われた主人が友人の助けによって救われた場面

         ↑ 怪我をして血が出ています。









↓ 大狩猟の廊下のモザイク

なんと 幅3m, 全長59.63m の
信じられないような長さを誇るモザイクです。

屋敷の中で最も注目を集める
芸術性の高いものです。


↑ 奴隷を鞭打つ官吏。

奴隷一人の値段は、最高30,000デナロでしたが、
ライオン一頭の値段は150,000デナロに相当しました。




犬を使った狩の場面はすでにモザイクに登場していました。
ここで初めて登場したのは、
狩りが果たした役割です。

商業活動の一面です。

ローマ帝国内で行われた狩猟は
娯楽以外に、
採った獲物の売買で収益を得る方法でした。

取引の主な動物は猛獣で
これらのほとんどは北アフリカで捕獲され
各地の円形闘技場で格闘用として
売買されました。

みなさま、ご存じですか?
ローマのコロッセオ(ウキさん)や
そこで
奴隷や猛獣を戦わせたりするショーです。





乗船場所に引っ張られているサイ
足元は沼地を再現している。




あみに繋がれ、引かれていく象。




ここに描かれている港は、
アレクサンドリア(今のエジプトーカイロのそば)だろうと
推測されています。

当時、東方からの商品で
手に入らなかったものはなかったほどの
大交易港でした。

オスティア港(ウキさん)まで
9日間の航海でした。





ペリステリウム(列柱に囲まれた中庭)





大バシリカ
奥行き29.8mの巨大なバシリカ
ローマ時代の貴族の別荘では
公的な接待用の部屋として利用された。



これらのモザイク画から
当時の古代ローマ社会が垣間見えます。

古代ローマ人の生き抜く力は
目を見張るものがあります。


to be continued...


 

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