京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

フェルデンクライス事典5

2008-12-05 | フェルデンクライス事典1~5
フェルデンクライス事典5.“フェルデンクライス実践のキーポイント”

事典週目次 (12/1~12/5)
月:はじめに
火:フェルデンクライスとそのメカニズム
水:フェルデンクライスの秘密
木:フェルデンクライスとそのメリット(効果、利益)
金:フェルデンクライス実践のキーポイント


フェルデンクライス事典5.”フェルデンクライス実践のキーポイント”

レッスンを受けてもうけても、何をどうして良いのやらわからない。 まずは、大きな変化や期待、効果は、横に置いてみて。今日のレッスンは、とことん以下のことを学ぶ時間と余裕をもってみては?

動きは、いつも
① 自由な呼吸で
② 最小限の努力(エネルギー)でおこなえ
③ まき戻し可能な動きで
             おこないます。
これは、フェルデンクライス的よい動きの定義です。

① 初めて行なう、不快で、難しく、あれ?これってこのやり方でいいの?という感覚。この状態は、実は最高の学びのスターと地点。この状態から、さらに楽な動きの上達、向上、改善がもとめられるという状態に気づく余地が与えられたことをしめしているからです。

でも、実際にこの状態におちいると、、、こころは⇒不安に からだは⇒筋肉が緊張する状態になります。緊張した状態で、しかも自分がものごとを人前で自分が行ないたいと想像しているように出来ていないときの感覚を思い出してみてください。

息があがり、口の中がかわき、胸や肩の辺りが緊張して胸がくるしくなってきます。余り心地よい状態とはいえませんね。


この状態では、脳が新しいことを効率よく学ぶのに不利な状態です。レッスンで関わっているものは、神経です。ここまでで、お話したとおり、脳は心地よい これは生きていくために効率がよいぞ!と思うことでその情報を取り入れ、安全だと判断し、新しいことを喜んで学びはじめてくれます。

その結果、古くて不効率な習慣を手放してくれます。自分自身が安心して脳に学びの環境を与えてあげるには、こころもからだも安心している状態=呼吸がらくにできている状態(赤ちゃんがお母さんの腕の中で安心してぷーかぷーか呼吸をしている感じ)に意識をむけて動きを進めるだけで、自分が今緊張しているのか、楽に動けているのかが観察しやすくなります。

初めてのレッスン。「わたし、自由な呼吸しているかしら?」

はい。きっとしてますよ。

②③は、また後日。
それでは、素敵なフェルデンクライス体験を
いってらっしゃい。

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