最近頭痛が・・・。
なんだろう酸欠みたいな感じなのか、ずきずきするぅ。
凄く痛いわけじゃないの。
薬嫌いだし、家に頭痛薬とか置いてない。
だいたい寝たらすっきりします。
いつもの続きの二次創作。
戦隊とライダーが次回合体スペシャル。
もうか、早いな。
いや楽しみですが、あの世界観どうなってんだろうと思う。
素敵ですからね、好きです。
BBB。
執事さんと少年以外は子供な秘密結社。
お子様結社の日常
ツェッドさんと絵本
「レオくん、ごほんよんでください」
「はい、いいですよ」
事務所に備え付けられている本棚から抜き出した数冊の本。
抱えてヨチヨチ歩くのはツェッド。とても頭がよく本が大好きで、暇な時はいつも何か読んでいる。
ソファに座るレオはニコニコと笑いながら子供の持ってきた本を眺めて。
「よし、ツェッドさん。とりあえず『非言語コミュニケーションによる優位性の有無と文明の業苦』と『異界と人界における精神的文化の差異と共感』と言う本はおいといてもらっていいですか?」
「? どちらもたいへんきょうみぶかいですよ?」
「うん、でもレオさんは無理っすから。読めませんからね」
カラフルな絵本と一緒に積まれている明らかに分厚さと装丁の種類が違う、モノ。
そう真っ直ぐに子供の眼を見詰めればツェッドは残念そうに、しかしテーブルの端へと件の二冊を追いやってくれた。
気を取り直したツェッドはソファによじ登り、そしてレオの膝にちょこんと乗る。
「レオくん、これよんでください」
差し出されたのは詰まれた絵本のうち一冊。
レオも知っている世界でもっともメジャーなタイトルうち一つ。
「人魚姫ですか、懐かしいなー」
よく妹に読み聞かせてやった。悲しい結末の物語にいつも妹は難しい顔をして王子は駄目な人だと言っていた。
幼い頃を思い出しつつ色朝やかなページを捲る。
泡になって消える最期はいつだって物悲しい気持ちになるものだ。
読み終えて、膝上の子供を見やるとなんだか難しい表情で首を捻っている。
「どうしたました、ツェッドさん? 面白く無かったですか」
「いいえ、そうじゃありません」
ただ、と小さく続ける。
「いぜん、ししょうがおしえてくださったおはなしじゃなかったです」
「教えてくれたって、あのお師匠さんがですか!?」
思わず素っ頓狂な声が喉から漏れる。
幼い弟子を抱えて御伽噺を聞かせる血闘神の姿を脳裏に浮かべ、何とも言えない顔をした。
正直、似合わない。
「えっと、どんなお話だったんですか」
「にんぎょのおはなしです」
「へぇ。でも人魚姫じゃなかったんですね?」
「はい。ごうよくなろうふうふにつかまったにんぎょがむりやりえをかかされて、さいごはにんぎょがおおつなみをしょうかんしてむらをうみにしずめてにげるというはなしです。
おまえもこれくらいできるようになれとししょうにいわれました」
「裸獣さぁ~ん、子供になんて話を聞かせるんですかー!?」
叫んだレオに非は無い、はずだ。
話を聞いたギルベルトさんが人魚のろうそくと言う絵本を読んでくれました。
ペンを置いてギルベルトが淹れてくれた紅茶で喉を潤す。
普段レオが飲む安っぽいティーパックのそれとは段違いの、芳醇な香りと舌を癒す味にほうっと息をつく。
白い紙片に黒いペンの痕。
内容を確認し、頷く。
敵の多い秘密結社であるため手紙では当たり障りの無いことしか書けないが、自分が元気でいい人たちに囲まれていることが伝わればそれでいい。
便箋をきちんと折って封筒に入れる。
なにやら書類を片手に幼い見た目に似合わず難しい顔で話し込んでいるクラウスとスティーブン。銃の手入れをしてるK・K。部屋の中を跳ね回るチェインを追い掛け回すザップと、ザップを追いかけるツェッド。
大きな窓から差し込む光はとても優しく。
――ああ、平和だなぁ。
それは、ある麗らかな日のことだった。
幸せの形はここにある。さぁ、壊れぬように真綿で包んでしまいこめ!!
なんだろう酸欠みたいな感じなのか、ずきずきするぅ。
凄く痛いわけじゃないの。
薬嫌いだし、家に頭痛薬とか置いてない。
だいたい寝たらすっきりします。
いつもの続きの二次創作。
戦隊とライダーが次回合体スペシャル。
もうか、早いな。
いや楽しみですが、あの世界観どうなってんだろうと思う。
素敵ですからね、好きです。
BBB。
執事さんと少年以外は子供な秘密結社。
お子様結社の日常
ツェッドさんと絵本
「レオくん、ごほんよんでください」
「はい、いいですよ」
事務所に備え付けられている本棚から抜き出した数冊の本。
抱えてヨチヨチ歩くのはツェッド。とても頭がよく本が大好きで、暇な時はいつも何か読んでいる。
ソファに座るレオはニコニコと笑いながら子供の持ってきた本を眺めて。
「よし、ツェッドさん。とりあえず『非言語コミュニケーションによる優位性の有無と文明の業苦』と『異界と人界における精神的文化の差異と共感』と言う本はおいといてもらっていいですか?」
「? どちらもたいへんきょうみぶかいですよ?」
「うん、でもレオさんは無理っすから。読めませんからね」
カラフルな絵本と一緒に積まれている明らかに分厚さと装丁の種類が違う、モノ。
そう真っ直ぐに子供の眼を見詰めればツェッドは残念そうに、しかしテーブルの端へと件の二冊を追いやってくれた。
気を取り直したツェッドはソファによじ登り、そしてレオの膝にちょこんと乗る。
「レオくん、これよんでください」
差し出されたのは詰まれた絵本のうち一冊。
レオも知っている世界でもっともメジャーなタイトルうち一つ。
「人魚姫ですか、懐かしいなー」
よく妹に読み聞かせてやった。悲しい結末の物語にいつも妹は難しい顔をして王子は駄目な人だと言っていた。
幼い頃を思い出しつつ色朝やかなページを捲る。
泡になって消える最期はいつだって物悲しい気持ちになるものだ。
読み終えて、膝上の子供を見やるとなんだか難しい表情で首を捻っている。
「どうしたました、ツェッドさん? 面白く無かったですか」
「いいえ、そうじゃありません」
ただ、と小さく続ける。
「いぜん、ししょうがおしえてくださったおはなしじゃなかったです」
「教えてくれたって、あのお師匠さんがですか!?」
思わず素っ頓狂な声が喉から漏れる。
幼い弟子を抱えて御伽噺を聞かせる血闘神の姿を脳裏に浮かべ、何とも言えない顔をした。
正直、似合わない。
「えっと、どんなお話だったんですか」
「にんぎょのおはなしです」
「へぇ。でも人魚姫じゃなかったんですね?」
「はい。ごうよくなろうふうふにつかまったにんぎょがむりやりえをかかされて、さいごはにんぎょがおおつなみをしょうかんしてむらをうみにしずめてにげるというはなしです。
おまえもこれくらいできるようになれとししょうにいわれました」
「裸獣さぁ~ん、子供になんて話を聞かせるんですかー!?」
叫んだレオに非は無い、はずだ。
話を聞いたギルベルトさんが人魚のろうそくと言う絵本を読んでくれました。
ペンを置いてギルベルトが淹れてくれた紅茶で喉を潤す。
普段レオが飲む安っぽいティーパックのそれとは段違いの、芳醇な香りと舌を癒す味にほうっと息をつく。
白い紙片に黒いペンの痕。
内容を確認し、頷く。
敵の多い秘密結社であるため手紙では当たり障りの無いことしか書けないが、自分が元気でいい人たちに囲まれていることが伝わればそれでいい。
便箋をきちんと折って封筒に入れる。
なにやら書類を片手に幼い見た目に似合わず難しい顔で話し込んでいるクラウスとスティーブン。銃の手入れをしてるK・K。部屋の中を跳ね回るチェインを追い掛け回すザップと、ザップを追いかけるツェッド。
大きな窓から差し込む光はとても優しく。
――ああ、平和だなぁ。
それは、ある麗らかな日のことだった。
幸せの形はここにある。さぁ、壊れぬように真綿で包んでしまいこめ!!
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