三重県伊賀市上野車坂町の整形外科診療所「谷本整形」(谷本広道院長)で、点滴を受けた患者14人が体調を崩し、そのうち女性1人が死亡した問題で、谷本院長が11日午前会見し、点滴の作り置きをしていたことを明らかにした。
また県警はこの日午前、患者の症状などから感染症である疑いが高まったとして、関係者らからの事情聴取を始めた。
谷本院長によると、10日夜に、同医院の30代の看護師から点滴の作り置きをしていたことを聞いたという。時期や数量などにては不明だという。
同病院では、マニュアルで点滴の作り置きを禁止していたといい、谷本院長は「朝礼でも、してはいけないと言っていたのだが」と話した。
さらに2年前にも、点滴で不調を訴えたケースが2例あったが、保健所には届け出なかったことも明らかにした。
県はこの日、西口裕・医療政策監を長とする緊急対策本部を立ち上げ、午後に医療法に基づく立ち入り調査。これまで明らかになっている14人以外に同じ点滴を受けて気分が悪くなった患者がいないかを確認。谷本整形から提供された鎮痛剤やビタミン剤の成分や、細菌の有無などを調べている。
この問題は、先月23日から今月9日までの間に、谷本整形で鎮痛剤などの点滴を受けた患者14人が腹痛や発熱などの症状を呈して女性1人が10日に死亡、13人が入院した。うち11人は今も入院している。
また県警はこの日午前、患者の症状などから感染症である疑いが高まったとして、関係者らからの事情聴取を始めた。
谷本院長によると、10日夜に、同医院の30代の看護師から点滴の作り置きをしていたことを聞いたという。時期や数量などにては不明だという。
同病院では、マニュアルで点滴の作り置きを禁止していたといい、谷本院長は「朝礼でも、してはいけないと言っていたのだが」と話した。
さらに2年前にも、点滴で不調を訴えたケースが2例あったが、保健所には届け出なかったことも明らかにした。
県はこの日、西口裕・医療政策監を長とする緊急対策本部を立ち上げ、午後に医療法に基づく立ち入り調査。これまで明らかになっている14人以外に同じ点滴を受けて気分が悪くなった患者がいないかを確認。谷本整形から提供された鎮痛剤やビタミン剤の成分や、細菌の有無などを調べている。
この問題は、先月23日から今月9日までの間に、谷本整形で鎮痛剤などの点滴を受けた患者14人が腹痛や発熱などの症状を呈して女性1人が10日に死亡、13人が入院した。うち11人は今も入院している。