Far Rattan

タイトルの後に邦題があるものはJP版です。

The Robe / 聖衣

2010-07-16 | Film on DVD
リチャードバートン主演の「聖衣」

(タイベリウス)チベリウス帝政 18年目のローマ帝国
次期皇帝のカリギュラがやってくる奴隷市
逃げた奴隷を殴り飛ばす護民官マーセラスガリオ。
ダイアナはマーセラスの幼馴染。彼女の父の死後、後見人になっている皇帝の招きでやってきましたが、思いがけず、初恋のマーセラスに会います。
二人は両思いですが、後見人の皇帝は次期皇帝のカリギュラの后にと思っているようです。
右、ダイアナ、左マーセラス。



市では、カリギュラは露骨にマーセラスと競い、マーセラスはあの逃げた奴隷を競り落とします。
怒る次期皇帝のカリギュラ
マーセラスに競り落とされた奴隷の名前はドミトリアス

クインタス護民官がマーセラスの元に手紙を持ってきます。
カリギュラの命でエルサレムに派遣というか・・左遷されました。今夜船出するようにとの命令です。
母コーネリアと妹ルーシアは嘆きます。
エルサレムは暗黒の地。父は一人息子を心配しています。
生き残って帰って来いと。
でも、余り気にかけていない風のマーセラスです。



夜の船出。ディミトリ明日が付き添います。
船出にダイアナが会いに。「カプリに戻って父代わりの皇帝に嘆願するわ。11歳の時から12年の恋だったの」と・・
カリギュラとの結婚は延期して欲しいと告げるマーセラス。
船が出ます。

エルサレムでは、メシアの降臨を占う祭りが開かれています。
人々がロバに乗るイエスを迎え入れます。
ディミトリアスはイエスと目が合い、従うようにと目が語って居たと夢中になってしまいます。こちらイエスに見入るディミトリアス。



イスラエルを統治するローマ総統ピラトはイエスの逮捕を決めます。
ディミトリアスはイエスの暗殺を止めようと走り、ユダに出会いすでにイエスが捉えられていたと知るります。ユダはゆめゆめ愛する者を疑ってはならないと狼狽しながら言い去ります。

ディミトリアスはマーセラスにイエスの命乞いの嘆願を願い出ます。
しかしピラトは有罪と決めています。
総督に呼び出されるマーセラス。
マーセラスはキリストの磔の執行を命ぜられ、その後はカプリに出向くようにと。
ディミトリアスは見送るしか出来ません。
鞭打つ役人を止めようと躍り出て、役人に打たれてしまいます。
昼間なのに暗雲が立ち込めて、雷が鳴り、イエスが、父よ彼らは何をしているのかも判らないのですと謝罪をします。
ドミトリウスはイエスの着ていた毛織物を握りしめます。



処刑場の帰り際、雨をよけようとマーセラスが織物を被ると、苦しがるマーセラス。
ドミトリアスは、その衣を剥ぎ、十字架にかけたマーセラスに、もうあなたは主人ではないと告げます。二度と豚には従わないといい置いて去ります。

帰途の間マーセラスは悪夢にうなされます。やっとカプリに帰り着くマーセラス。
悪夢にうなされ、自責の念でおかしくなってました。
マーセラスは結婚も諦めています。
皇帝に呼び出され、エルサレムで何があったかと問われ、あった事を全て話します。



衣ののろいでしょう。と占い師が言うので、皇帝はドミトリアスを捜して衣を処分するようにと命令します。

布商人と偽ってドミトリアスを捜すマーセラス。
ある町で老人ユストの家の庭に野営地を得ます。
彼らはみなイエスの信徒。その教えに触れるマーセラス。足の悪いミリアムに出会います。
老人がミリアムがすくわれた話をすると、マーラスがあの発作を。
「君はあの丘に居たのか?槍が彼のわき腹に刺さり彼が磔にされたのを」



「病気なのか?見せてごらん」と言う老人の手を振り払い、一人にしてくれとマーセラス。



ミリアムはマーセラスに主の教えを話します。ローマ人には理解しがたいのかもしれない、でもミリアムは愛を理解していると。
教えの為に、シャレムの宿に居るペテロにあって欲しいと。
誰でも苦しみを与えられるの。あなた一人じゃないわ道を見つけて欲しいとマーセラスに言います。

即座にマーセラスはディミトリアスを見つけ出します。
「ローブは何処だ。呪いの布だ燃やせ」
「燃やしたかったら自分ですれば良い。のろいは自分の心にあります。主は判っています」
マーセラスは衣に顔をうずめ唸ります。
「恐ろしくない」
「自分の罪を恐れていたからですよ」
マーラスはディミトリアスと和解します。
ペテロに紹介され広場で説教が・・そこにローマの兵が老人を射抜きます。



ローマ兵とマーセラスの一騎打ち。マーセラスの雇っていたガイドが金欲しさに町人を売ったようです。
皇帝は亡くなりカリギュラが新皇帝になっていました。
マーセラスが勝ち兵は引き上げます。

ペテロがマーセスに同道を申し出ますが、マーセスは私にはその資格は無いと断わります。
「私に話したいことがあるのだろう?」とペテロは3度の否定を打ち明けるます。
保身の為に言った主を知らないのエピソードですね。
そしてマーセラスが告白します。十字にかけたのは私だと。
ペテロはさりげなく、「知っていたよディミトリアスに聞いたよ」
「あなたは私を許せるのですか?」
「主は既に十字架の上で許しているでしょう。もう大丈夫だよ。私たちの仲間に」
彼はローマ人として、主に忠誠を誓いました。

ダイアナは新皇帝カリギュラに呼ばれます。
皇帝亡き後、ダイアナは愛しいマーセラスの家の客人となっていました。

マーセラスは既にローマに着ていましたが、家族にも帰郷を告げずに布教活動をしているようです。
皇帝はディミトリアスを拷問していました。
その様子をダイアナに見せます。



隠れ家にいるペテロとマーセラス。
マーセラスの召使マーシポは隠れキリスト教徒でした。
彼の案内でダイアナはマーセラスに会います。
ディミトリアスを助けに向かうマーセラス。ローブをダイアナに託します。

精鋭10名と夜陰に紛れて宮殿へ
牢を破りディミトリアスを救います。

それを知ってカリギュラは怒ります。
ガリオ家にも、兵が捜索にやってきますが匿っていました。友の医師を呼びディミトリアスを見てもらいますが、ディミトリアスは大分傷が酷く医者もさじを投げるほど。
主に祈るマーセラス。そこにペテロがやってきて、共に祈ります。



ディミトリアスは生き返っていました。
プライドの高い医師は異国の魔術には関わりたくないと早々に退出します。

厄介ごとには関わりたくない父も、これが最期だと息子に言い渡します。
私には今夜限り息子は居ないと。
マーセスにローブを渡すダイアナ。
明日またと無意味な約束するマーセラス。
馬車にドミトリウスをのせ、馬を飛ばすマーセラスたち。追ってが掛かっています。
そしてディミトリウスを馬車にペテロの元に。
マーセラスは一人立ち向かい囚われて牢に。

面会にやってくるダイアナ。明日裁判がある。ダイアナはカリギュラに逆らわないで、有力貴族の息子だから、有罪にならなかったら殺されないわ。
でも、マーセラスの決意は固いようです。

裁判。
マーセラスに好意を抱かないカリギュラ皇帝は多分無慈悲でしょう。



裁判前に、パパとダイアナが呼ばれて嫌味を言われるパパ。皇帝の脇に座らせられるダイアナ。
マーセラスが引き出されます。
「容疑を認めるか?」
「私はキリスト教徒ですが、キリスト教徒は反逆者ではありません」
衣を処分しろという王に、ダイアナが私が頂きますと。
「主への信仰をすて跪きローマ皇帝の忠誠を誓え」とカリギュラ。

ローマ帝国の忠誠はできても、神への信仰は捨てられない。
大逆罪で処刑を命じられます。
后に望まれたダイアナは、夫と決めたマーセラスについて行くと。カリギュラを目いっぱい罵倒します。

二人は手に手をとって、処刑場へ。



衣をペテロに届けるように、マーシポに託します。

★★★

古いせいもあって、画像の色彩が失われがちですが、お話はとてもよかったです。
王道の映画で、棒立ちハリウッドですが、ま。良いんです。
カリギュラ役の俳優さんが一番目立っていたかも(笑



Richard Burton ... Marcellus Gallio

Jean Simmons ... Diana

Victor Mature ... Demetrius
Michael Rennie ... Peter

Jay Robinson ... Caligula
Dean Jagger ... Justus
Torin Thatcher ... Sen. Gallio

Richard Boone ... Pontius Pilate
Betta St. John ... Miriam
Jeff Morrow ... Paulus
Ernest Thesiger ... Emperor Tiberius
Dawn Addams ... Junia

Leon Askin ... Abidor




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