Far Rattan

タイトルの後に邦題があるものはJP版です。

Druids / グレートウォリアーズ

2009-10-18 | Film on DVD
カエサルの自著となるガリア戦記。
そのラストを飾るガリアの王ウェルキンゲトリクスの反乱、アレシアの戦いを描いた第7節。
その部分だけをチョイスしたDruidsを見ました。
これ、映像だけじゃわからんよ。
原題はフランス語のVercingétorixウェルキンゲトリクスこれが王の名前で覚えられない・・・
この王を演じるのがクリストファーランバート。
ハイランダーの彼です。おでこの広い。


ガリア戦記真面目に読んでいないのでどちらかと言うとローマ側から見た記述ばかりで、蛮族扱いのガリアしか知らなくて・・・
ちょっと興味をそそられました。
2001年の映画ですが、何よりも、マックスフォンシドーの名前だけで見てみるかなって思った一作ですが、3枚買うと3000円という謳い文句に魅かれて買ったコスプレ物です。

当時、ケルト系のガリアはローマに逆らい多くの部族が各部族長の名の元に集い、民主制で族長を決めていました。族長の人気は短く、人民によって選出され長老によって任命され、毎年その選挙が行われる変動的な指導体制です。
それぞれの部族が砦式の市城を築き牧畜農耕で生計を立てていて、戦となるとそれぞれの部族長の判断で参非が決まる軍とすると寄せ集め的な軍でした。
指導者を決めることもなかなか出来ないのですが、ガリアの王が立つと予言した大司教。
ウェルキンゲトリクスが成人した時ローマの将軍シーザーはブリタニアへの遠征を試みていました。
若い族長ウェルキンゲトリクスに援軍要請しますが、ガリア自体の団結を阻止し、武力を殺ぐ画策をしていたシーザー。
ウェルキンゲトリクスは要請を拒否し、ローマへのゲリラ作戦を展開します。
インフラ進軍がお得意のローマ軍。地元の協力なくして進軍はありえません。
圧倒的な軍事力と組織力でローマ軍は寄せ集めガリア軍を打ち負かしますが・・
このウェルキンゲトリクス以降、ガリアは一つの国家として機能するようになります・・と言ってもローマの属州としてですが・・・
ガリアの処罰を一身に受ける約束で捉えられローマに投獄されるウェルキンゲトリクス。

シーザーは基本的に敵に寛容ですが、このウェルキンゲトリクスだけは例外で、よほど彼のプライドを傷つけたのでしょう。ガリア遠征から凱旋した折ににシーザーの命でウェルキンゲトリクスを処刑しています。

・・・歴史の話じゃなかったですね。

英語タイトルのDruidsはケルトの司祭だそうで・・その大司教をマックスフォンシドーがやっていました。
ま、コスプレ物好きだから(笑
フランス、カナダ、ベルギーの制作。IMDbのお点が低いのは仕方ないかも・・・と思うB級が目いっぱいA級に届けとばかりに背伸びした作品でした。

余りに多いマックスフォンシドーの出演作。追っかけは無理だと諦めていますが・・ジャッジドレッドに出てましたか?スタローン好きでTVで何度も見たんですけど・・覚えてない・・・

正直このシーザーのガリア戦記よりも、トライアヌス帝のダキア戦記の方がすきなんですが・・・時代が違うデスね。ちょっとばかり。
狡猾なシーザーと胆略力押しのトライアヌスでは赴きも違うかも・・・
でも、5賢帝時代が一番好きよ~~あたし・・・
そういえばハドリアヌスの映画は没になったのかしら???

・・・ジャケットをUPしようとしたら・・・一日の限度を超えていますと・・
ジャケットは明日UPします。凹

Christopher Lambert ... Vercingétorix (as Christophe Lambert)
Klaus Maria Brandauer ... Julius Caesar
Max von Sydow ... Guttuart
Inés Sastre ... Epona
Denis Charvet ... Cassivelaun
Bernard-Pierre Donnadieu ... Dumnorix
Maria Kavardjikova ... Rhia
Yannis Baraban ... Litavic
Vincent Moscato ... Moscatos
Jean-Pierre Rives ... Teuton Chief

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