東西ローマ帝国がかろうじて世界に君臨していた時のお話。西のゴート東のフンが台頭。
フン族の一部族長の父は勇敢で優しげ。
祖母の話す偉大な王の話を聞く幼い息子アティア。
いつかきっとやってくるという偉大な王のお話が大好き。

ある日、は略奪を受けます。目の前で父と祖母を失い、逃げ出すアティア。ですが直ぐに掴まります。
「お前を私の奴隷にしよう。跪け」
少年は跪くふりをして台地に刺さった矢を抜き男の膝に突きつけます。そして、驚いた馬から落ちた男の馬をうばい森を逃走。
彼の武器は追っ手が放って鞍に刺さった一本の矢。
翌朝、仕方なくやじりで馬を傷つけその血をそそる少年。そこに別のの戦士たちが通りかかります。
「少年よ名前は?」
「アティラ」
「私はルーアお前の父の兄弟だ、長いこと会っていなかったが・・」
「父は死んだ」アティラ
「ああ、1週間前にね・もう大丈夫だ一緒に来い」

そして叔父の支配地へ。
(映画では叔父、伯父の区別がありませんでしたが状況的には叔父です。風体は伯父)
ルーアはアティラにいくつか質問をします。
「素直に従いそうも無いわね」と妻
「私は兄から妻を取り、息子もとった」既にアティアの兄ブレダはこの叔父の元におりました。
魔女ゲイレンがテントの外で伺っていました。
「あなた私が怖くないの?私は月で星で、太陽で空よ。それに年上だし」
「魔女か?」とアティラ
翌日叔父が弓の講釈をしている時に、家来が兄の部族を襲った一味を捕まえてきます。
「ルーア王、こいつらを捕まえました」
「こいつらがキャンプを襲ったと?」王
頷くアティア。
「こいつらはお前のものだ、よく見るんだ・・」
アティアは前にそいつらに言われたとおり、敵に、「跪くんだ」と言い、相手が跪くとそのままその場を後にします。
ルーアはにっこり笑います。
そして大人になったアティラ

ローマの牢
「食べなければダメだ」と食事を奨められる男フラヴィウス・アエティウス
「これは奴隷の食べ物だ」と男。
お馬鹿な皇帝ヴァレンティニアンに皇太后。
息子はお馬鹿でも、彼は今は皇帝。
臣下として良くつかえてほしいとフン族、ゴート族につながりのあるフラヴィウス将軍を解き放つことに。
以前彼はクーデターの疑いで投獄されていました。
やっと弓矢を番えることが出来たから見て!と陽気な皇帝。

そしてだれも居ないところに打ったつもりが下男がフルーツを持って歩いてきました。
おおお・・命中。
「バカめ!」
痛みを堪えてオレンジを拾う奴隷。
呆れる母と臣下・・妹も色ボケですしねぇ・・・
他のに押し入るアティラたち。
一人勇敢な族長の娘ナカラ・・一目ぼれです。男たちは殺され女たちは連れて行かれます。
牢に皇太后。
「私にはあなたが必要です」
「私はルーア王を倒したいだけだ。私の荘園を荒らしまわっている」とフラヴィウス
「彼を釈放します。彼が新しい討伐隊の隊長です」
久しぶりに家に帰るとフラヴィウスの娘のリディアが待っていました。
ゲイランは相変わらずのようで、アティラに絡んできます。アティラの本根を引き出します。
「あの赤毛女が気に入ったのね」

みなの前に赤毛の女ナカラが引き出されからかわれています。長子である事を理由にナカラは兄ブレダの奴隷になっていました。見ていられず、アティラは怒って外に出ます。せっかくの勝利の宴なのに・・
まだ時が違うと諭すゲイランですが、聞く耳持たないアティラ
明日にはまた違った展開があるからと必死になだめます。
水浴びするナカラに話しかけるゲイラン。
「あなたたち見つめ合っていたわとゲイラン
「私に選択肢など無い」

「アティラはあなたがほしいのよ・・そして、これはゲイランの選んだ道」
「彼らは200ぐらいので普段は暮らしています」

皇帝に説明をするフラヴィアス将軍、しかし皇帝は妹と一緒に遊びに行ってしまいます。
あとはよき様にと・・
自分を詰った牢収監に忠誠を誓わせてから、将軍はヴァレンティニアン皇帝を殺害するようにと大金を渡し逃げるようにと命令します。
不安げな看守・・「これを君に。お守りになるだろう」皇太后に借り受けたアクセサリーを持たせます
「南の門をあけておく」
そして皇帝にナイフをかざしてやってくる看守。その看守を殺す将軍。
真っ当な復讐がしたかったのですね。
その看守の死体を調べて、「こいつママのアクセサリーを持ってるよ」と皇帝。
「ここで一体何を?」
「ママとピクニックを・・ここに来いとママが・・」なきそうな皇帝。
「彼女がそういったのか?」将軍
「だって、ママが・・」と泣き出す皇帝。
「僕は皇帝なのに、これはママが上げたものだ。何て奴だ」
「違うかもしれない盗まれたのかも」と将軍
「私を信じるんだ。何かあるに違いない」と言う将軍に、「何年も牢に閉じ込めてしまったのに・・」と感無量な皇帝。
「いえそれは問題ではありません。あなたがローマだ」と将軍
「僕はどうしたらいいの?」
「いえ、今は何も・・」それでも皇太后の犯行の可能性をほのめかしている将軍。
単純な皇帝は少しママに冷たくします・・・でも賢い皇太后は?あれ?と気付き始めます。
アティラを森に誘うゲイラン。
そこには赤毛のナカラ。「怖がらないで」「怖くは無いわ」
暫らく見つめると、「さぁ帰るんだ兄がまた虐めるから」と・・
「明日ローマから使者が私の元に来る」と王、
ローマからやってきたのはあの将軍・・内容は過酷なものです。
フン族のスパイがゴートに殺された。恨みがあるのだろうと・・ゴートとは上手くやっていると王。
しかしローマの申し出(対ゴート)に賛同せざるを得ない王。
アティラはローマが細工をしたのではないかと王に良いますが、王は従うしかありません。
フンのセンチュリオンとしてアティアが出陣します。
エレガントなローマ軍を見て、本当にこれでたたけるのかと不安を口に(笑
ローマのファランクスに、敵のとりあえず突撃・・のパターンはいつもと同じローマ史劇。
正面に高台に陣取るローマ軍。
下から攻め上げる西ゴート族。
伝令に3度目のトランペットで脇からアティアに出撃するように言いますが、撃たれて途中で伝令が殺されます。その知らせが将軍の下に返ってきたのは2度目のトランペットがなったあと・・・もう、間に合いません。
しかし、2番隊が突撃して相手が怯んだ時絶好のチャンスに、ちゃんとアティアが出て行くのです。
放射状に馬を駆り敵軍を総崩れにするアティア。将軍も感服のようです。フン族にしておくのは惜しい・・・って
斜陽のローマ帝国にはもったいない(笑
そして敵のキングセオドリックがやってきます。
負けを認めるセオドリック。かなり厳しい敗北条件を受けいれます。
さて、将軍は直ぐにローマに帰らなければならないが、一緒に来るようにアティアを誘います。
君の様な男はローマには居ない。世界を見る為にも来るんだと。新しい一日が始まったばかりだ。
ローマに凱旋将軍が帰ってきます。
「何故彼を連れ帰ったの?」と皇太后。
「彼は行く行くは偉大なハン族のリーダーになる」
お遊びの好きな皇帝の妹Honoria は直ぐにアティラを誘惑します。
ルーア王暗殺を企てる兄ブレダ、部下に毒薬を盛るようにと。
それを聞いてしまうナカラはゲイランに相談。
「めったなことを!」
「でも聞いてしまったの。このままじゃブレダが王になってしまうわ」とナカラ
「でも叔父が死ねばアティラが帰ってくるわ・・」とゲイラン。
「あなたもアティアを愛してるのね」とナカラ。
フラヴィウス将軍に相変わらず不信感を抱く皇太后。彼女の部下がワインに毒を盛ります。
ワインをかざした時、娘が父に手紙をもって着ます。
ルーア王がなくなった知らせです。
「帰らねば」とアティラ。
毒の入ったワインを一大事故、放置。一体何事があったのだろうと、二人が話し込んでいるとこりに、奴隷がやって来て、グラスをあけ・・・死んでしまいます。
毒殺は一般的ですねこの時代。
そしてフン族の即位式。

ブレダの頭に王冠が被せられる直前に、その王冠を弓で弾き飛ばすアティア。
「捉えよ、王の命だ!」
でも前に進んだ兵を下がらせるアティア。
「お前はまだ王じゃない」
「私の王冠を早くもってこい」
「お前はルーアの人生を奪った!」
「彼は死んだ。私が長子だ」
「お前はルーア王を殺した殺人者だ」と兄を非難し、決闘となります。もちろん勝った方が王ですね。
夜、ゲイランが自分の作ったクスリで王が死んだとアティアに告げます。
「明日あなたが王になる。私はそう予知夢を見たわ」
正当な一騎打ちで、どちらが王になるか決めることに。
グランドにトラックを作り、お互いに馬に乗って弓を引く。弓が無くなったら、剣を使う。ルールは単純明快。勝てば王です。
ブレダは鏃に毒を塗りアティアに弓を引きます。
森の中、大地に祈りを捧げ、アティラに当たる傷をわが身に受けるゲイラン。
胸と腹に一矢づつ。毒が回って視野を失うアティラですが、ゲイランが痛みを引き受けます。追われる立場のアティア・・馬を下りて二人で取っ組み合い。
兄ブレダは負けちゃいます。。ううう。チャイブスゥ・・・
↓Sons of Anarchyでのバイカーアイリッシュマンのチャイブスです。この8年後にはこんなになっちまってます

その頃、森でゲイランが亡なくなります。
人々はアティラを慕って集まります。勝者はアティラですから。
そしてナカラを抱きしめるアティラ。
拡大を続けるアティラの軍が西に攻めて行きます。
ローマでは将軍がゲルマンを打つハン族を歓迎しますが。
皇太后はこれ以上ハン族が勢力を広げるのを望んでいません。
ナカラが懐妊したようです。
そしてある日。出産。心配で不安なアティア。男の子がほしいと王は神に祈ります。
男の子でしたよと産婆が連れてきます。
確かに男の子。しかし誰もナカラの様子を教えてくれません。
心配なアティラは産室に・・ナカラは大分弱っています。
良く指導してあげてね。と言い置いてナカラは息を引き取ります。
何故俺に言わなかった!子を産めば死ぬと!とゲイランの墓で大騒ぎをするアティア・・そこで伝説の剣を見つけます。世界を纏める王が持つという・・・
その後も戦が続きます。パンノニアの多くの王たちが降伏します。
ローマの皇帝に助けてほしいとあちこちからの嘆願が届きます。
このままアティラを放置するわけには行きません。
東の皇帝、コンスタンティノーブルに居る東ローマ帝国の皇帝(西の皇帝の叔父)に、大使として出向く将軍。
将軍が皇帝に合いに行きます。対アティラのためですが、西の皇帝の妹Honoriaを連れて行きます。謀反の疑いがあるというので、東の皇帝の姉に預ける=禁欲生活ですな・・ためです。
将軍が皇帝との話し合いに、給仕をする奴隷女を見て将軍は、アティラの妻ナカラを思い起こしています。似ているのです。
その様子を見た東の皇帝は、気前良く、その奴隷女Ildocoを将軍に差し出します。
(ナカラ役の女優さんの二役です)
奴隷女に、フンの王を暗殺するんだ。と命じIldocoはOKします。
アティラの元へ逃げる算段をする西の皇帝の妹Honoria。
将軍とIldicoが難民の風体をしてハン族の屋敷近くにやってきます。
東のマッスルな刺客を上手くかわすアティラ。何もかもお見通しのようです。
将軍が捕まりました。
「刺客は失敗したよ。友達じゃなかったのか?二人で帝国を築くんじゃなかったのか?」とワザとらしく聞くアティア。

「今西の皇帝を打つことは?」と将軍
「私は考えていない」とアティラ
ローマでのバス(お風呂)がいたくお気に入りだったアティラ。
新しく自分の住居にもほしいと、部下が苦心して作っています。
上手くお風呂が出来たようで・・誰と入ろうかと・・考えていると、ナカラに似た女を見つけます。
「あの子は?」
「奴隷です。見たことが無かったです」と副官。
死んだ愛しい妻に似ていますから。もう、他が見えないアティラです。直ぐに手元に呼び寄せます。
「イルディコと言うそうだね」とアティア
「生まれた町は破壊されました。家族は殺されました」上手くアティラに気に入られるIldico。
「やったぞ!アティアは再婚するそうだ!」と東の皇帝。
「奴隷女と。ええ、私は彼女にアティアを殺すように命じてあります」
「タイラントは殺すべきだ」と東の皇帝。
その、コンスタンチンノーブルから手紙です。
西の皇帝の妹、Honnoria姫からです。兄の命で閉じ込められていると助けてくれたら結婚しますと・・・傲慢なお姫様です。
「他の妻は要らない」とアティラ。
しかし、西の姫の申し出もちょっとは魅力。だって西ローマの半分をくれるというのですから。
「私と結婚したいのそれともナカラ?」と聞くイルディコ。
「君と結婚して君を世界の女王にしてあげよう」とアティラ。
しかし、大義名分のため、すぐには結婚しませんでした。
その間、必死でガリアを攻めるアティラ。
疾走するアティラ。城の門を破り攻め入り、多くの奴隷と兵糧を奪います。
「ハンはガリアに近づき。そして南に進むかもしれない」
「もう直ぐ冬です。冬になれば彼らは自領地に戻る。それまでオルレアンは持つでしょう」と将軍。
そしてローマ軍が守護するオルレアン城に押しかけるハンたち。
打ち負かされててっったいします。
相変わらず難航の城せめ。投石器を使って城壁を崩していきます夕暮れ、城壁が崩れ始めます。そして瓦解。
一気にオルレアンの城に攻め込みます。
ゲイランの魂に教えを請います。
しかし答えはありません。
アティラを打つべく将軍は立ち上がります。
キングテオドリクは、娘リディアを返してほしいと要請します。そうすれば協力しようと。

将軍はOKします。
そしてアティラもハンを率いて迎え撃ちます。
ファランクスの全身に一反引くハンズ。
厳しい坂では騎馬が作動しません。戦法を変えて脇から挟み撃ちです。
早く手を打たないと瓦解しますと副官に言われて将軍は軍を分けることに。
ローマ軍が乱入します。
そしてファランクスが崩れた正面から攻め込むアティラ・
将軍は最後の命だと副官に、キングセオドリックを殺すようにと命じます。
木に隠れて、同盟の王を射る副官。
若い後継ぎは、撤退を即断。撤退するセオドリックの軍。
ローマ軍はごくわずか。
宿敵を見つけるアティア。
突撃するアティアですが、王の剣が折れて、呆然。

撤退します。
セオドリックの王子はローマに従うことを拒否。故郷に引き上げます。
アティアの副官は、「引いて春になってから戦うべきです。戦場で王の砕けた剣を拾ってきました。より強く鍛えなおしてもらいましょう。運命が終わったわけじゃありません。新しくはじめましょう」と・・やはり良い王には良い側近が付き添っているものです。
一時の休戦。
凱旋将軍としてローマに戻るフラヴィウス。
アティラは結婚式をあげます。
「オラステス。後は任せたよ」と王が寝室に戻ります。
飲み物を用意するイルディコです。幸せといえば幸せ。王の后ですから。
もってきた毒薬を脇に置き、愛してくれる王の為に生きようと決心します。

でも、ベッドで待ちきれない王が、
「ナカラ早く来るんだ」
台詞はありませんが、ナカラの身代わりとして生きる事を拒否します。
ワインを運んで、
「私の一族は初夜の前に乾杯をするの」といって毒の入ったワインを差し出すイルディコ。
腹部に異変を感じ、痛みに仰け反る。アティラ。
最後の一言も「ナカラ・・」
あーあ、やってられない。
翌朝、部下が王を起こしに来ます。
王は既に・・・
ベッドに座る王妃・・その王妃の首を掻き切る副官。
逃げようと思えば逃げられたのに、抵抗も無く殺されるイルディコ。
喜ぶ東の皇帝
王の壮大な葬儀が執り行われました。
鍛えなおされた剣を捧げ自らの血でその悲しみを表す副官。
皇太后が悟った将軍の陰謀。皇帝自ら手を下します。
このUS版にはCCがありませんでした(涙
日本版がでています。買うと高価ですけど・・・
Gerard Butler... Attila the Hun
Powers Boothe ... Flavius Aetius
Simmone Mackinnon ... N'Kara / Ildico (as Simmone Jade Mackinnon)
Reg Rogers ... Valentinian
Alice Krige ... Placida
Pauline Lynch ... Galen
Steven Berkoff ... King Rua
Andrew Pleavin ... Orestes
Tommy Flanagan ... Bleda
Kirsty Mitchell ... Honoria
Jonathan Hyde ... Felix
Tim Curry ... Theodosius
Janet Henfrey ... Palcharia
Liam Cunningham ... King Theodoric
Rollo Weeks ... Young Attila
フン族の一部族長の父は勇敢で優しげ。
祖母の話す偉大な王の話を聞く幼い息子アティア。
いつかきっとやってくるという偉大な王のお話が大好き。

ある日、は略奪を受けます。目の前で父と祖母を失い、逃げ出すアティア。ですが直ぐに掴まります。
「お前を私の奴隷にしよう。跪け」
少年は跪くふりをして台地に刺さった矢を抜き男の膝に突きつけます。そして、驚いた馬から落ちた男の馬をうばい森を逃走。
彼の武器は追っ手が放って鞍に刺さった一本の矢。
翌朝、仕方なくやじりで馬を傷つけその血をそそる少年。そこに別のの戦士たちが通りかかります。
「少年よ名前は?」
「アティラ」
「私はルーアお前の父の兄弟だ、長いこと会っていなかったが・・」
「父は死んだ」アティラ
「ああ、1週間前にね・もう大丈夫だ一緒に来い」

そして叔父の支配地へ。
(映画では叔父、伯父の区別がありませんでしたが状況的には叔父です。風体は伯父)
ルーアはアティラにいくつか質問をします。
「素直に従いそうも無いわね」と妻
「私は兄から妻を取り、息子もとった」既にアティアの兄ブレダはこの叔父の元におりました。
魔女ゲイレンがテントの外で伺っていました。
「あなた私が怖くないの?私は月で星で、太陽で空よ。それに年上だし」
「魔女か?」とアティラ
翌日叔父が弓の講釈をしている時に、家来が兄の部族を襲った一味を捕まえてきます。
「ルーア王、こいつらを捕まえました」
「こいつらがキャンプを襲ったと?」王
頷くアティア。
「こいつらはお前のものだ、よく見るんだ・・」
アティアは前にそいつらに言われたとおり、敵に、「跪くんだ」と言い、相手が跪くとそのままその場を後にします。
ルーアはにっこり笑います。
そして大人になったアティラ

ローマの牢
「食べなければダメだ」と食事を奨められる男フラヴィウス・アエティウス
「これは奴隷の食べ物だ」と男。
お馬鹿な皇帝ヴァレンティニアンに皇太后。
息子はお馬鹿でも、彼は今は皇帝。
臣下として良くつかえてほしいとフン族、ゴート族につながりのあるフラヴィウス将軍を解き放つことに。
以前彼はクーデターの疑いで投獄されていました。
やっと弓矢を番えることが出来たから見て!と陽気な皇帝。

そしてだれも居ないところに打ったつもりが下男がフルーツを持って歩いてきました。
おおお・・命中。
「バカめ!」
痛みを堪えてオレンジを拾う奴隷。
呆れる母と臣下・・妹も色ボケですしねぇ・・・
他のに押し入るアティラたち。
一人勇敢な族長の娘ナカラ・・一目ぼれです。男たちは殺され女たちは連れて行かれます。
牢に皇太后。
「私にはあなたが必要です」
「私はルーア王を倒したいだけだ。私の荘園を荒らしまわっている」とフラヴィウス
「彼を釈放します。彼が新しい討伐隊の隊長です」
久しぶりに家に帰るとフラヴィウスの娘のリディアが待っていました。
ゲイランは相変わらずのようで、アティラに絡んできます。アティラの本根を引き出します。
「あの赤毛女が気に入ったのね」

みなの前に赤毛の女ナカラが引き出されからかわれています。長子である事を理由にナカラは兄ブレダの奴隷になっていました。見ていられず、アティラは怒って外に出ます。せっかくの勝利の宴なのに・・
まだ時が違うと諭すゲイランですが、聞く耳持たないアティラ
明日にはまた違った展開があるからと必死になだめます。
水浴びするナカラに話しかけるゲイラン。
「あなたたち見つめ合っていたわとゲイラン
「私に選択肢など無い」

「アティラはあなたがほしいのよ・・そして、これはゲイランの選んだ道」
「彼らは200ぐらいので普段は暮らしています」

皇帝に説明をするフラヴィアス将軍、しかし皇帝は妹と一緒に遊びに行ってしまいます。
あとはよき様にと・・
自分を詰った牢収監に忠誠を誓わせてから、将軍はヴァレンティニアン皇帝を殺害するようにと大金を渡し逃げるようにと命令します。
不安げな看守・・「これを君に。お守りになるだろう」皇太后に借り受けたアクセサリーを持たせます
「南の門をあけておく」
そして皇帝にナイフをかざしてやってくる看守。その看守を殺す将軍。
真っ当な復讐がしたかったのですね。
その看守の死体を調べて、「こいつママのアクセサリーを持ってるよ」と皇帝。
「ここで一体何を?」
「ママとピクニックを・・ここに来いとママが・・」なきそうな皇帝。
「彼女がそういったのか?」将軍
「だって、ママが・・」と泣き出す皇帝。
「僕は皇帝なのに、これはママが上げたものだ。何て奴だ」
「違うかもしれない盗まれたのかも」と将軍
「私を信じるんだ。何かあるに違いない」と言う将軍に、「何年も牢に閉じ込めてしまったのに・・」と感無量な皇帝。
「いえそれは問題ではありません。あなたがローマだ」と将軍
「僕はどうしたらいいの?」
「いえ、今は何も・・」それでも皇太后の犯行の可能性をほのめかしている将軍。
単純な皇帝は少しママに冷たくします・・・でも賢い皇太后は?あれ?と気付き始めます。
アティラを森に誘うゲイラン。
そこには赤毛のナカラ。「怖がらないで」「怖くは無いわ」
暫らく見つめると、「さぁ帰るんだ兄がまた虐めるから」と・・
「明日ローマから使者が私の元に来る」と王、
ローマからやってきたのはあの将軍・・内容は過酷なものです。
フン族のスパイがゴートに殺された。恨みがあるのだろうと・・ゴートとは上手くやっていると王。
しかしローマの申し出(対ゴート)に賛同せざるを得ない王。
アティラはローマが細工をしたのではないかと王に良いますが、王は従うしかありません。
フンのセンチュリオンとしてアティアが出陣します。
エレガントなローマ軍を見て、本当にこれでたたけるのかと不安を口に(笑
ローマのファランクスに、敵のとりあえず突撃・・のパターンはいつもと同じローマ史劇。
正面に高台に陣取るローマ軍。
下から攻め上げる西ゴート族。
伝令に3度目のトランペットで脇からアティアに出撃するように言いますが、撃たれて途中で伝令が殺されます。その知らせが将軍の下に返ってきたのは2度目のトランペットがなったあと・・・もう、間に合いません。
しかし、2番隊が突撃して相手が怯んだ時絶好のチャンスに、ちゃんとアティアが出て行くのです。
放射状に馬を駆り敵軍を総崩れにするアティア。将軍も感服のようです。フン族にしておくのは惜しい・・・って
斜陽のローマ帝国にはもったいない(笑
そして敵のキングセオドリックがやってきます。
負けを認めるセオドリック。かなり厳しい敗北条件を受けいれます。
さて、将軍は直ぐにローマに帰らなければならないが、一緒に来るようにアティアを誘います。
君の様な男はローマには居ない。世界を見る為にも来るんだと。新しい一日が始まったばかりだ。
ローマに凱旋将軍が帰ってきます。
「何故彼を連れ帰ったの?」と皇太后。
「彼は行く行くは偉大なハン族のリーダーになる」
お遊びの好きな皇帝の妹Honoria は直ぐにアティラを誘惑します。
ルーア王暗殺を企てる兄ブレダ、部下に毒薬を盛るようにと。
それを聞いてしまうナカラはゲイランに相談。
「めったなことを!」
「でも聞いてしまったの。このままじゃブレダが王になってしまうわ」とナカラ
「でも叔父が死ねばアティラが帰ってくるわ・・」とゲイラン。
「あなたもアティアを愛してるのね」とナカラ。
フラヴィウス将軍に相変わらず不信感を抱く皇太后。彼女の部下がワインに毒を盛ります。
ワインをかざした時、娘が父に手紙をもって着ます。
ルーア王がなくなった知らせです。
「帰らねば」とアティラ。
毒の入ったワインを一大事故、放置。一体何事があったのだろうと、二人が話し込んでいるとこりに、奴隷がやって来て、グラスをあけ・・・死んでしまいます。
毒殺は一般的ですねこの時代。
そしてフン族の即位式。

ブレダの頭に王冠が被せられる直前に、その王冠を弓で弾き飛ばすアティア。
「捉えよ、王の命だ!」
でも前に進んだ兵を下がらせるアティア。
「お前はまだ王じゃない」
「私の王冠を早くもってこい」
「お前はルーアの人生を奪った!」
「彼は死んだ。私が長子だ」
「お前はルーア王を殺した殺人者だ」と兄を非難し、決闘となります。もちろん勝った方が王ですね。
夜、ゲイランが自分の作ったクスリで王が死んだとアティアに告げます。
「明日あなたが王になる。私はそう予知夢を見たわ」
正当な一騎打ちで、どちらが王になるか決めることに。
グランドにトラックを作り、お互いに馬に乗って弓を引く。弓が無くなったら、剣を使う。ルールは単純明快。勝てば王です。
ブレダは鏃に毒を塗りアティアに弓を引きます。
森の中、大地に祈りを捧げ、アティラに当たる傷をわが身に受けるゲイラン。
胸と腹に一矢づつ。毒が回って視野を失うアティラですが、ゲイランが痛みを引き受けます。追われる立場のアティア・・馬を下りて二人で取っ組み合い。
兄ブレダは負けちゃいます。。ううう。チャイブスゥ・・・
↓Sons of Anarchyでのバイカーアイリッシュマンのチャイブスです。この8年後にはこんなになっちまってます

その頃、森でゲイランが亡なくなります。
人々はアティラを慕って集まります。勝者はアティラですから。
そしてナカラを抱きしめるアティラ。
拡大を続けるアティラの軍が西に攻めて行きます。
ローマでは将軍がゲルマンを打つハン族を歓迎しますが。
皇太后はこれ以上ハン族が勢力を広げるのを望んでいません。
ナカラが懐妊したようです。
そしてある日。出産。心配で不安なアティア。男の子がほしいと王は神に祈ります。
男の子でしたよと産婆が連れてきます。
確かに男の子。しかし誰もナカラの様子を教えてくれません。
心配なアティラは産室に・・ナカラは大分弱っています。
良く指導してあげてね。と言い置いてナカラは息を引き取ります。
何故俺に言わなかった!子を産めば死ぬと!とゲイランの墓で大騒ぎをするアティア・・そこで伝説の剣を見つけます。世界を纏める王が持つという・・・
その後も戦が続きます。パンノニアの多くの王たちが降伏します。
ローマの皇帝に助けてほしいとあちこちからの嘆願が届きます。
このままアティラを放置するわけには行きません。
東の皇帝、コンスタンティノーブルに居る東ローマ帝国の皇帝(西の皇帝の叔父)に、大使として出向く将軍。
将軍が皇帝に合いに行きます。対アティラのためですが、西の皇帝の妹Honoriaを連れて行きます。謀反の疑いがあるというので、東の皇帝の姉に預ける=禁欲生活ですな・・ためです。
将軍が皇帝との話し合いに、給仕をする奴隷女を見て将軍は、アティラの妻ナカラを思い起こしています。似ているのです。
その様子を見た東の皇帝は、気前良く、その奴隷女Ildocoを将軍に差し出します。
(ナカラ役の女優さんの二役です)
奴隷女に、フンの王を暗殺するんだ。と命じIldocoはOKします。
アティラの元へ逃げる算段をする西の皇帝の妹Honoria。
将軍とIldicoが難民の風体をしてハン族の屋敷近くにやってきます。
東のマッスルな刺客を上手くかわすアティラ。何もかもお見通しのようです。
将軍が捕まりました。
「刺客は失敗したよ。友達じゃなかったのか?二人で帝国を築くんじゃなかったのか?」とワザとらしく聞くアティア。

「今西の皇帝を打つことは?」と将軍
「私は考えていない」とアティラ
ローマでのバス(お風呂)がいたくお気に入りだったアティラ。
新しく自分の住居にもほしいと、部下が苦心して作っています。
上手くお風呂が出来たようで・・誰と入ろうかと・・考えていると、ナカラに似た女を見つけます。
「あの子は?」
「奴隷です。見たことが無かったです」と副官。
死んだ愛しい妻に似ていますから。もう、他が見えないアティラです。直ぐに手元に呼び寄せます。
「イルディコと言うそうだね」とアティア
「生まれた町は破壊されました。家族は殺されました」上手くアティラに気に入られるIldico。
「やったぞ!アティアは再婚するそうだ!」と東の皇帝。
「奴隷女と。ええ、私は彼女にアティアを殺すように命じてあります」
「タイラントは殺すべきだ」と東の皇帝。
その、コンスタンチンノーブルから手紙です。
西の皇帝の妹、Honnoria姫からです。兄の命で閉じ込められていると助けてくれたら結婚しますと・・・傲慢なお姫様です。
「他の妻は要らない」とアティラ。
しかし、西の姫の申し出もちょっとは魅力。だって西ローマの半分をくれるというのですから。
「私と結婚したいのそれともナカラ?」と聞くイルディコ。
「君と結婚して君を世界の女王にしてあげよう」とアティラ。
しかし、大義名分のため、すぐには結婚しませんでした。
その間、必死でガリアを攻めるアティラ。
疾走するアティラ。城の門を破り攻め入り、多くの奴隷と兵糧を奪います。
「ハンはガリアに近づき。そして南に進むかもしれない」
「もう直ぐ冬です。冬になれば彼らは自領地に戻る。それまでオルレアンは持つでしょう」と将軍。
そしてローマ軍が守護するオルレアン城に押しかけるハンたち。
打ち負かされててっったいします。
相変わらず難航の城せめ。投石器を使って城壁を崩していきます夕暮れ、城壁が崩れ始めます。そして瓦解。
一気にオルレアンの城に攻め込みます。
ゲイランの魂に教えを請います。
しかし答えはありません。
アティラを打つべく将軍は立ち上がります。
キングテオドリクは、娘リディアを返してほしいと要請します。そうすれば協力しようと。

将軍はOKします。
そしてアティラもハンを率いて迎え撃ちます。
ファランクスの全身に一反引くハンズ。
厳しい坂では騎馬が作動しません。戦法を変えて脇から挟み撃ちです。
早く手を打たないと瓦解しますと副官に言われて将軍は軍を分けることに。
ローマ軍が乱入します。
そしてファランクスが崩れた正面から攻め込むアティラ・
将軍は最後の命だと副官に、キングセオドリックを殺すようにと命じます。
木に隠れて、同盟の王を射る副官。
若い後継ぎは、撤退を即断。撤退するセオドリックの軍。
ローマ軍はごくわずか。
宿敵を見つけるアティア。
突撃するアティアですが、王の剣が折れて、呆然。

撤退します。
セオドリックの王子はローマに従うことを拒否。故郷に引き上げます。
アティアの副官は、「引いて春になってから戦うべきです。戦場で王の砕けた剣を拾ってきました。より強く鍛えなおしてもらいましょう。運命が終わったわけじゃありません。新しくはじめましょう」と・・やはり良い王には良い側近が付き添っているものです。
一時の休戦。
凱旋将軍としてローマに戻るフラヴィウス。
アティラは結婚式をあげます。
「オラステス。後は任せたよ」と王が寝室に戻ります。
飲み物を用意するイルディコです。幸せといえば幸せ。王の后ですから。
もってきた毒薬を脇に置き、愛してくれる王の為に生きようと決心します。

でも、ベッドで待ちきれない王が、
「ナカラ早く来るんだ」
台詞はありませんが、ナカラの身代わりとして生きる事を拒否します。
ワインを運んで、
「私の一族は初夜の前に乾杯をするの」といって毒の入ったワインを差し出すイルディコ。
腹部に異変を感じ、痛みに仰け反る。アティラ。
最後の一言も「ナカラ・・」
あーあ、やってられない。
翌朝、部下が王を起こしに来ます。
王は既に・・・
ベッドに座る王妃・・その王妃の首を掻き切る副官。
逃げようと思えば逃げられたのに、抵抗も無く殺されるイルディコ。
喜ぶ東の皇帝
王の壮大な葬儀が執り行われました。
鍛えなおされた剣を捧げ自らの血でその悲しみを表す副官。
皇太后が悟った将軍の陰謀。皇帝自ら手を下します。
このUS版にはCCがありませんでした(涙
日本版がでています。買うと高価ですけど・・・
Gerard Butler... Attila the Hun
Powers Boothe ... Flavius Aetius
Simmone Mackinnon ... N'Kara / Ildico (as Simmone Jade Mackinnon)
Reg Rogers ... Valentinian
Alice Krige ... Placida
Pauline Lynch ... Galen
Steven Berkoff ... King Rua
Andrew Pleavin ... Orestes
Tommy Flanagan ... Bleda
Kirsty Mitchell ... Honoria
Jonathan Hyde ... Felix
Tim Curry ... Theodosius
Janet Henfrey ... Palcharia
Liam Cunningham ... King Theodoric
Rollo Weeks ... Young Attila