見出し画像

本と音楽とねこと

夢に住む人

木部克彦,2020,夢に住む人──認知症夫婦のふたりごと,言視舎.(3.12.2022)

 本作は、ともに認知症の夫婦の生活を、通いで介助する息子の筆者がユーモラスに綴った一冊だ。
 群馬弁で綴られる老夫婦と息子の会話が楽しい。ただそれだけで、なにも残らない作品ではあるが、親が認知症で将来が心配な人には、在宅生活でもなんとかなるかもという希望がわくかもしれない。

「どちらも認知症の老齢夫婦が自宅で暮らすのは無理」と言われながらも、生きがいの畑仕事で市長賞に輝く大根を生産した父、悪態をつきながらも懸命に夫の「世話」を焼く母…。希望通り自宅暮らしを続ける二人の「こころの声」や「つぶやき」を、まとめてみました。認知症になっても楽しく生きられる、その一例なのです。

目次
1 「にんちなんとか」
2 ファイトお!
3 絶好調
4 必殺料理人
5 宝探し
6 本音
7 吟遊詩人
8 役者だねえ
9 ついに
10 夢に住む人

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事