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前九州厚生局長、資金提供「2000万~3000万」

 国土交通省と建設業界、文部科学省と学校法人、そして厚生労働省と社会福祉法人、医療法人、製薬業界等々とのズブズブの関係はいまにはじまったことではないわけで、そもそも、官尊民卑の後発国型官僚制社会の役人に「公共の奉仕者」としての責務を期待するなんざ、どだい無理な話なんだろうし、東大法卒が多いキャリア官僚は、民間で自分の倍以上稼いでいる同窓生を横目に見ながら、天下りか収賄で相対的はく奪感を埋め合わせようとするわけなんだろう。
 しかし、中古のセルシオだの、自宅のリフォーム代だの、はてまたお小遣いをもらい受けるとは、守銭奴官僚にしてはいじましいつーかせこすぎるつーか恥を知らないつーか、すくいようがないですわな。
 民主党に国政調査権をがんがん発動してもらい、こんなズブズブやあんなズブズブを明らかにしてもらいたいと思うんだが、民主党議員の多くもズブズブの守銭奴か世襲の特権階級だから、そんなの期待しても無理な話か。

前九州厚生局長、資金提供「2000万~3000万」
 厚生労働省九州厚生局の松嶋賢(まさる)前局長(59)が、大阪府内の社会福祉法人の前理事長から高級乗用車を無償で受け取っていた問題で、松嶋前局長は埼玉県内の自宅を建てたり改築したりした際にも、前理事長から多額の資金供与を受けていたことがわかった。
 松嶋前局長は、読売新聞の取材に「せんべつなども含め、資金提供の総額は2000万~3000万円になると思う」と語った。また、無償で供与された乗用車が計3台に上ることも明らかになり、多額の補助金が交付される社会福祉法人との癒着を長期間見逃していた同省の責任も問われそうだ。
 今回の問題を読売新聞が報じた30日朝、松嶋前局長は、自宅で報道各社の取材に応じた。
 それによると、松嶋前局長が3~4年前に自宅のリフォーム工事をした際、大阪府枚方市の社会福祉法人「枚方療育園」の山西悦郎・前理事長(80)から数百万円の資金を供与された。松嶋前局長が04年7月から05年9月にかけ、障害者支援の施策を担当する厚労省本省の障害保健福祉部障害福祉課長を務めていた時期と重なるとみられる。
 松嶋前局長は約20年前の自宅の新築時にも、山西前理事長から数百万円を提供されていた。このほか異動時にせんべつを受け取ったり、年に1~2回、山西前理事長と食事をした時などに10万円程度の現金を渡されたりしていたという。
 乗用車については、05年11月に中古の高級国産車「セルシオ」を受け取っていたことが判明しているが、これ以外にも1992年ごろに中古の国産車を、2001年ごろには中古の米国産高級車「キャデラック」を、いずれも無償で譲り受けていた。
 松嶋前局長は、読売新聞の取材に対し、自宅のリフォームや新築時の資金供与については税務申告しているとしたうえで、「総額で2000万~3000万円受け取ったのではないか。金銭感覚が違うと言われれば、そうかもしれない。返したいとは思っていたが、自分の給料で返せる額ではなかった」などと話している。
(2007年8月30日14時30分 読売新聞)

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