本と音楽とねこと

コンビニ

 帰宅途中、久しぶりにコンビニに寄る。果物入りゼリーを買おうと思ったら、一つ150円以上もする。商品こそ違うものの、「トライアル☆」では68円で買えるのに、あまりにバカらしくて、代わりに普段はあまり買わないから相場を知らないプリンを買った。為替で50万円以上の含み損を抱えてもへーきのへいちゃんのくせに、金銭感覚が狂ってるとしか言いようがないんだけど、こういう細かい価格には敏感なのだ。
 というわけで、わたしがほとんどコンビニに行かないのには合理的な理由があるんだが、店内のあの独特のにおいも苦手だ。「トライアル☆」の鮮魚コーナーの生臭さも不快だが、おそらくおでんのにおいがしみこんでいるんだろう、あのコンビニのにおいにはそれ以上に辟易する。
 わたしが子どものころには、子どもやお年寄りが歩いていける圏域に、一軒は個人商店があった。なんのことはない、スーパーマーケットに駆逐された個人商店の一部が、無機的で没個性のコンビニに置き換わっただけなのだ。いいふるされたことだが、コンビニに、スーパーマーケット、ファミレス、ガソリンスタンドにパチ屋、全国どこに行っても変わらない郊外のロードサイドの風景は、実に味気なく醜悪だ。もっとも、そうした醜悪なまちをつくってきた責任の一端は、生活の合理性とクルマ社会の利便性を好んできた、わたしも含めた消費者にあるわけで、まあ自業自得というところか。可哀想なのは、交通弱者の子どもとお年寄りだ。

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