ねこと暮らそう ~猫ブログ♪~

猫を飼いたい人、飼っている人へのメッセジーブログ

江戸時代に愛された猫たち

2017-09-25 22:32:39 | 日記

西暦1800年代半ば、ペリーが来航する前の江戸時代。

この頃は戦もなく、庶民は文化的な生活を送っていました。

庶民の間では、ネコや金魚、鳥、ハツカネズミなどが
ペットとして飼われていました。

平和が続き、命の危険が少なくなった世の中だからこそ
人々はペットを飼うゆとりができたのでしょう。


特に人気だったのはネコ。
江戸の人々は庶民から大奥に至るまで、老若男女にネコは
愛されました。

ネコは諸外国(中国など)から経典を運ぶ際にネズミから
経典を守る為、船に乗せられてやってきました。

それが、日本にネコが入ってきたルーツです。

ネコが大人気だった最も大きな理由は「ネズミ退治」に
ありました。
食料を食い荒らすネズミ駆除に、ネコは最適でした。


ところがネコの値段は今の貨幣価値にすると1万円~
50万円と、かなり高値でした。

特にネズミ取りが上手な猫ほど高額で取引されていた
ようです。

そんなわけで、ネコを飼えない(買えない)庶民はその
代替として「ネズミ除けのネコ」というネコの浮世絵を
壁に貼るなどして代用していました。

浮世絵のネコじゃネズミ退治にならないと思うけどw

また、人気のネコちゃんは尻尾の先が曲がった「鍵
尻尾」。
まっすぐな尾はのちのち、尻尾が二股に分かれる
化け猫に変わると信じられていたのです。


それに、滅多にいないのですがオスの三毛猫は船乗り
の間で大変な人気者でした。
航海の安全に役立つと信じられていたからですね。

生物学的にオスの三毛猫は本来は存在しません。
まれに生殖能力のないオスの体で生まれてくる子が
いるだけなのですが・・・

さらに興味深いのは、この頃、女性と一緒にネコを
描く「美人画」が流行ったことでしょう。

女性と一緒にネコを描いていたのですが、転じて
ネコと一緒に描かれた女性が美人に見えると言われて
いたのです。

江戸時代のネコブーム、面白いですよね!

こうしてみてみると夏目漱石をはじめ、谷崎純一郎、
室生 犀星など多くの明治以降の文豪たちがネコ好き
として紹介されているのも納得がいきます。





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