電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

スカーフェイス 1983年

2009-12-07 21:35:36 | 映画
主演はアル・パチーノ。キューバからアメリカにやってきたボートピープルの青年トニー・モンタナが、コカインの密売でのし上がり、自滅していく様子を描いたピカレスクロマン。

中々、アル・パチーノが強欲・傲慢・粗野で無思慮なトニー・モンタナを怪演しています。また、その反面、妹を溺愛したり、殺人依頼を受けたのにもかかわらず、家族を目の当たりにして、実行できないなど、大悪党には変わらないのですが、根っからの悪党でない(悪党になりきれない)、人間らしい部分も、興味深いですね。

隆盛を極めたまま、一転してどん底に落ちる事は、歴史上、少なくないですね。また、一度を栄華を極めた者は、保身の為、自分以外は誰も信じられなくなる事も、少なくないですが。人の世は、無常が常なれど、皮肉なものです。
(ま、この映画の主人公の場合、自滅したのは、当然の結果ではあると思いますが、、、)



また、この映画は、日本では未発売ですが、ビデオゲーム化され、かなりの売り上げを上げたそうです。また、日本でも大ヒットしました、グランド・セフト・オート・バイスシティ (Grand Theft Auto: Vice City)も、この映画の影響を受けて開発されたそうです。

人は、平和な世の中を望む反面、暴力的な破壊衝動も、同時に持ちえているのでしょうか??
(ま、ゲームをする人が、必ずしも、暴力的な行動を取るとは限りませんし、映画・小説の影響を受けて犯罪を犯す者もいます。そして、その関連性に、科学的根拠もないまま、ゲームだけを取り締まり、映画・小説は完全スルーという輩には、ヘドがでる思いがします)

外部リンク:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Grand_Theft_Auto:_Vice_City
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