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夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『ワタシタチはモノガタリ』

2024年10月14日 19時09分56秒 | Weblog

人気劇作家の横山拓也が書き下ろした新作のファンタジックコメディー。

江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、松尾諭、入野自由、富山えり子、尾

方宣久、橋爪未萌里が出演している。

演出は、若手実力派でこれからが楽しな小山ゆうな。

40歳になったワタシ(江口のりこ)は15歳から文通しているノリヒト

(松尾諭)との手紙を元に、SNSに小説を書き始めた。これが大バズリ

し、世間の話題をさらい、本にするだの、映画化するだのとの話が進ん

でいく。まだ、ラストは決まっていないが、当の本人たちはハッピーエ

ンドではなく、ノリヒトは違う女性と結婚し、子どもがいる。“30歳に

なってもお互いが結婚していなければ、結婚するのはどう?”そんな約束

は果たされず、ワタシは40歳まで誰でも書ける文章をウェブ記事に上げ

て生計を立ててきた。

そんなときに、かつての手紙のやりとりを使った小説をネットに書くよ

うになった。手紙は本物、今の本人の気持ちは空想まじり。彼も実際の

顔のイメージではなく、推しの顔をイメージして書き進めている。

ワタシの書くモノガタリの中では、ワタシはミコ(松岡茉優)となり、

ノリヒトはリヒト(千葉雄大)だった。

小説の内容を松岡茉優と千葉雄大が演じる。空想の世界を実現化して舞

台は進む。江口のりこと松尾諭はネイティブな関西人。その関西ことば

によって台詞が語られていく。観劇したのは大阪公演。芝居が、ものす

ごい勢いで消化され、言葉が浸透していく。関西ことばの独特の間が伝

わることもあり、わくわくしながら観劇することができた。なぜ、二人

が文通を何年も続けてきたのかの理由もおもしろいが、納得できる。

江口のりこと松尾諭以外は、役をいくつかこなす。髪型も服も、話し方

も変えて登場するのでプロとしか言いようがない。

ラストシーンはいわゆるみんなが望むハッピーエンドとなるのか、現実

と同じにするのか、それ以外にするのか今は編集者となっているノリヒ

トと考えることになる。

だが、本当のラストは観客に投げかけられていると思う。幸せとは何か、

ハッピーエンドとは何なのかが問われているかのようだ。

シンプルな舞台構成もよかったし、何よりめっちゃおもしろかった。

(森ノ宮ピロティホールにて)

公共工事

2024年10月12日 20時04分01秒 | Weblog
下水道栓を敷地内んい移動させる工事。公共工事を手がける業者が

来た時の様子。

某業者関係なら無理やりに入り込もうとした道幅にはシートがまず

引かれました。そのあと、〇に↑した場所に板が引かれました。この

ユンボの隣にはこのユンボが乗っていた大きなトラックがあります。

(写真は一部加工しています)
    ↓                
 
    ↑     ↑ 
   ネコ    小型ユンボのタイヤ

小型ユンボで掘られた土はネコに乗せられ、手押しで大きなユンボ

のアタッチメントへ。そこから大きなユンボの写真右横に停められ

たトラックの荷台に入れていくという手間をかけて、作業をしてく

れていました。トラックは何台もきていたけれど、私道や公道を邪

魔することなく工事は進みました。


そして、最後はきちんとアスファルトで閉じられました。夕方に

はアスファルトもきれいに固まっていました。

それを近所の人とともに確認し、コタニさんは本当にやる気があ

るのかを話し合いました。アスファルトすぐに乾いてるやん、、、。

この工事をするずっと前に現場を確認しに来られていたので、既

に下水道の蓋を粉砕されていた当方は事情を伝えていました。車

の横付けは困りますと。そのこともあってか、万全の用意をされ

てきたと考えられます。

何度伝えても一切耳を貸してこなかったコタニ関係の皆さんとは

違いました。まず、いつから何時からの工事になるかの挨拶も前

日にありましたし、それだけでもイメージは違ってきます。



今日は敷地をコンクリートで埋めるのか、砂利を敷き詰める作業

をする人がやってきていましたが、既に外にいた当方や近隣の人

には何も挨拶もなく始められていました。まだ作業は続くようで

す。資材が残っています。



『室井慎次 敗れざる者』

2024年10月11日 21時14分08秒 | Weblog

室井慎次(柳葉敏郎)は、定年を待たずに警察を退職。故郷の秋田へ戻って

いた。27年前に青島とした約束を守れなかったことを悔いていたのだ。

秋田では、里親となり子どもたちと一緒に穏やかに過ごしていたが、彼の家

のすぐ近くで、他殺体が発見される。そんな中、突然現れた謎の少女・杏

(福本莉子)。彼女は、シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇的殺人犯・日向

真奈美(小泉今日子)の娘だと判明する。

東北の山奥に似つかわしくない、おびただしい数の警察官に、ヘリや警察

車両。

昔の仲間が捜査に加わり、事件の解決に室井自身も駆り出されていく。そ

して、再び事件の影がしのび寄る。

2003年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジ

を封鎖せよ! 』は興行収入173・5億円。社会的現象を巻き起こした。

プロデュース・亀山千広、脚本・君塚良一、監督・本広克行と製作陣が再

集結。音楽には武部聡志が参加した。

懐かしいかつての映像がポイントポイントで登場する。みんな若い。時を

経て、偉い人は偉くなり、飛ばされた人もいるようだ…が。

筧利夫、甲本雅裕、遠山俊也、真矢みきというかつての仲間の出演ととも

に、今作は飯島直子、小沢仁志、木場勝巳、いしだあゆみ、生駒里奈など

が出演している。松下洸平、矢本悠馬は令和の刑事と巡査を演じ昭和を頑

固に生きてきた者との対比がなされている。

謎の少女・杏の存在や、里子となっている子どもの父が出所してくるなど

新たな要素が加わり、物語が動き出す。室井と子どもたちの残された時間

はどうやら少ないようだ。

10月11日から第一部が、11月15日からは第二部が公開となる。



劇団☆新感線「バサラオ」

2024年10月06日 21時52分16秒 | Weblog
    

劇団最新作のいのうえ歌舞伎『バサラオ』は、劇団☆新感線44周年

興行でもあり、生田斗真生誕39年を記念しての“サンキュー”公演で

もある。

幕府と帝が相争う、混乱と裏切りの時代。自分自身の美しさを武器に

天下取りを目指す男・ヒュウガ(生田斗真)と密偵から逃れ、その参

謀となる謎の男・カイリ(中村倫也)。

「ヒノモト」を生きる二人は、咲き乱れる≪狂いの桜≫の下で手を結

ぶ。島流しにある“ゴノミカド”(古田新太)を御印に、二人は京の町

を幕府から奪い取り、鎌倉へと向かう。

まぶしい光に飲み込まれ、美に落ちた者たちが辿り着く場所とは…。

生田斗真は5回目の劇団☆新感線の舞台。コロナ禍で上演のはずだ

った作品が流れての今作となる。これまでは、おバカでチャラい役

ばかりだったが、今回は冷徹とも言える役柄。“高い鼻”を武器にす

る人たらしの役だ。そこに、劇団の舞台経験もある中村倫也が絡む。

その生田と中村が対峙するゴノミカドは言わずと知れた劇団の看板

役者である古田新太。更に、21年の『月影花之丞大逆転』で手練れ

の演者を相手に新境地を見せた西野七瀬が参加し、アクションにも

挑戦している。また、男丈夫な女大名・サキドはりょうが演じてい

る。

他にも粟根まこと中谷さとみなどの劇団員も出演する…そうか、も

う平均年齢が50代に突入したのか…だよね😓 

歌あり、踊りあり、レーザー使用あり、観客通路使用ありと、キラ

キラ要素が満載。ストレートプレイ、ミュージカル、歌舞伎と演出

が多彩だ。衣装にも凝っている。しっとりとド派手!楽しみがてん

こもりの舞台だった。生田斗真と西野七瀬はさすがに踊りが軽やか

だった。そして、中村倫也のええ声😉 歌ウマだ。

大きな劇団になったものだとしみじみ。チケットは争奪戦だが、当

日券は用意されているようなので、劇団のHPでチェックしてほしい。

当方は3階席でオペラグラス持参となったが、ストレスなく鑑賞で

きた。演者の動きがよく見えた。「なんで会場がフェスティバルホー

ル?」の答えと理由がよくわかった公演だった。

17日の大千穐楽はライブビューとライブ配信が予定されているので

劇場に足を運べない人はこの手を使うのもあり。

☆追記
配布されているアンケート用紙に回答し、係員に提出すると特製ス

テッカーがもらえる。←行列ができていたよ

(大阪・フェスティバルホールにて)

工事関係 このサイズで

2024年10月04日 09時13分23秒 | Weblog
    

建設が一旦落ち着いたときに入ってきた、運送会社のトラック。
荷物の運搬だけにきて申し訳なかったですが、いいチャンスだ
と思い写真撮りました。☆写真は一部加工
左の写真の ↑ に搬入したいところ、このトラックは入ること
ができず、立ち往生したあと別の場所に移動(当方が撮影した
からだと思われる)。

まず、このサイズがこの道に入るのが前提で依頼されている、
ということは、普段からこのようにギリギリでも車は侵入して
きていると考えられる。ゆえに、これまで掲載してきたような
ひび割れや、アスファルトの陥没はするのでは。植木をなぎ倒
し、下水道蓋を踏みつけないと侵入できない。各家庭の自転車
を移動してまで、工場、建設を優先してきていると言えそう。


だが、このトラックは移動せざるを得ない理由があった。それ
は、左側の家の屋根が手前に出ているから。古い家の特徴。普
通の工務店用トラックや特殊車両でも、荷台の真ん中に積載す
れば電線に注意を払うだけで無理やり侵入できたのだろう。こ
のトラックは上がコンテナ。真四角なコンテナがガッツリある
トラックだったから。これが当方に横付けされていたら、恐怖
でしかなかった。

これまでにも、このギチギチサイズで入ってきていたことが推
察される。


『傲慢と善良』

2024年10月01日 09時41分50秒 | Weblog


第7回、ブログ大賞を受賞し、発行部数100万部を突破した辻村深月

の同名小説を映画化。『サヨナラまでの30分』の萩原健太郎監督。脚本

は『ホテルローヤル』の清水友佳子が務めた。

仕事も恋愛も順調だったはずの西澤架(藤ヶ谷太輔)は、長く付き合っ

ていた彼女にふられたことで、マッチングアプリで婚活を始めることに

なる。

女性が結婚で求めるものはほぼ同じ。同じような質問でルーティンのよ

うなやりとりが繰り返される。“婚活は就職活動に似ている”そう思う日々

だ。だがある日、控え目で気の利く坂庭真実(奈緒)と出会い付き合い

を始めるが、1年経っても結婚に踏み切れずにいる。そんな時、真実が

ストーカーに狙われていることを知った架は彼女を守るために婚約を決

意するが、真実が突然いなくなってしまう。

彼女のことが忘れられない架は、彼女の居場所を探したり、SNSチェッ

クをしたりを続けるが、ある時、友人の奈美子(桜庭ななみ)たちに彼

女がついた嘘を知り、過去にも触れていくことになる。

そして、架は自分の気持ちについても向き合うこととなる。

真実の母親の発言が観ているものをしんどくさせるかもしれない。だが

女性が生きていく価値観は世代によっても違うもの。それもあるよね、

という家族だからこその辛さが伝わる。そして結婚相談所の所長・小野

里(前田美波里)からは、結婚とは“傲慢と善良”である。相手が求める

ように合わせること、気に入られる行動をとるものだ、という言葉が架

に投げかけられる。もしかしたら、自分もそれを求めていたのではない

かという思いが架を突き動かす。愛する気持ち、結婚するとはどういう

こと?を問うているのかもしれない。

真実が姿を消した町の人たちが、静かに真実に寄り添う。彼女を受け入

れる飲み屋のママ・よしの(西田尚美)がいい仕事をする! するとは

思っていたけれども!

真実が出会う災害ボランティアリーダー高橋耕太郎は若手実力派の倉悠

貴。真実の姉を菊池亜希子、両親を阿南健治と宮崎美子が演じる。


「あなたと生きていきたい」という言葉がじわりと響く。誰が言うかが

ポイントだ。結婚相手だけでなく、人との出会いが人を成長させてくれ

るとも思える。