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夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『僕たちのラストステージ』

2019年04月30日 10時31分21秒 | Weblog

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実在したコメディアンの生きざまを映像化。笑って泣ける、秀作である。

 ハリウッドの映画創成期を支えた伝説のお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の晩年を描く。

結成以来、たくさんの人たちを笑わせてきたローレル&ハーディのコンビ。しかし、時代は動き、若手が台頭する時代となっていた。そして、地方を地道に周るが、会場には観客がまばら。ケンカをして亀裂が入ることも。だが、改めてお互いのコンビ愛を確認。魂をこめて披露するネタは再び評判となり、巡業が進むたびに観客は増えていく。

しかし、その一方で、ハーディの体調の異変が起きていた。

 「ナイトミュージアム」のスティーブ・クーガンと「シカゴ」のジョン・C・ライリーのW主演。「フィルス」のジョン・S・ベアードが監督を務めている。

公開は4月19日。

邦画の人気作品が目白押しだが、その中であえてこの作品をじっくり観るのもいいのでは?

 


『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(試写会)

2019年04月24日 15時10分05秒 | Weblog

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決まった時間に、決まった料理が出てくるという、夢のような国は日本だけなのではないだろうか?

そして日本の場合、その負担はほぼ女性が担う。

今は少々変わってきてはいるが、そんな生活を50年続けてきた超熟年夫婦の話。

人気漫画「お父さんチビがいなくなりました」を映画化。

 

 3人の子どもを育て上げ、猫のチビと日中を穏やかに過ごす有喜子(倍賞千恵子)と将棋倶楽部に通う勝(藤竜也)夫婦。

 しかし、有喜子には勝に不満があり、そんな思いを娘の菜穂子に打ち明ける。

 そんな時、チビが姿を消してしまい、有喜子は落ち着かない日々を過ごす。

 そして、勝にも異変が起こっていた。

 

あ・うんの呼吸の夫婦。しかしそれでいて、いいような悪いような。淋しくもある。長年夫婦をやっている方々には共感できるものがあるかも??

この作品を半面教師にしてみては?

監督は『毎日かあさん』『マエストロ!』の小林聖太郎。

 

 出演者を紹介する懐かしい昭和を感じる文字。そして、主題歌は笠置シヅ子という、新元号がやってくる時代になかなかの風情があるエンドロール。

特別すごい展開もないけれど、もうこんななごみの映画も作れなくなるのかも、わかる観客もいなくなるのかも…の思いはよぎる。

夫婦の出会いのシーンのミルクスタンドの光景も、郷愁を誘う。

 


『ハンターキラー 潜航せよ』(試写会)

2019年04月04日 11時52分37秒 | Weblog

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「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェラルド・バトラーが主演の潜水艦アクションムービー。

かつて、「U・ボート」や「レッド・オクトーバーを追え!」など、潜水艦の戦闘物は作られていて大ヒットしていた。

だが、この映画は題材が久しぶり。最新鋭の潜水艦テクノロジーに映像技術が追い付かず、このジャンルは途絶えていたと言われている。

原作が小説家ドン・キースと米海軍潜水艦の元艦長ジョージ・ウォレスのベストセラー小説。海軍の現場を知るものだからの本物でのおもしろさが、映画化となったといえる。

ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が姿を消す。

米統合参謀本部議長の指示でジョー・グラスが艦長に就任する。しかし、兵学校を出ていない艦長に部下たちはその手腕に疑問をもつ。これをグラスは自身が現場を経験してきたことを真摯に伝え、部下たちを圧倒する。

グラスはタンパ・ベイと大破したロシアの原潜を発見。生存者の艦長を捕虜とする。

同じ頃、地上ではネイビーシールズ精鋭部隊も動き出していた。その極秘偵察により、ロシア国内で陰謀が際立てられて、世界大戦を招きかねない状態であることが判明する。未曾有の緊急事態を回避するため、ある任務が下る。グラスは、捕虜の艦長を案内人とすることを決断する。

禁断の作戦は成功するのか?

共演に「ウィストン・チャーチル・  ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞を受賞したゲイリー・オールドマン。監督は「裏切りの獣たち」のドンバン・マーシュ。

普段知ることができない潜水艦内部に注目。

そして、特殊部隊が不死身!!生きてたのかい!!と突っ込めるのは緊迫の中で、ひと息つけるところだ。

 

アメリカとロシア。この仮想敵国であった両国は、やっぱり仮想敵国だった。アメリカではこんな映画が作れるということ。

 

潜水艦に原子力を積んでいるというのは、嫌な感じ。いつ戦闘になるかはわからないということ。そして、原子力を使う指導者がいないことを祈る。

(4月12日公開)

 

 

 


「世界は一人」

2019年04月01日 11時17分43秒 | Weblog

ある海辺の町。
そこは、鉄工業で栄え団地が建ち、発展した。
しかし、時代とともに衰退。町には希望がなくなり、廃れていった。
そんな町に生まれ育った、同級生たちの苦悩と成長を独特の感性で描く音楽劇。
出演は、松尾スズキ、松たか子、瑛太、平田敦子など。

いくつかの時代をいったりきたり、出演者はいくつかの役をこなし、まるでパラレルワールドのように展開していく。
鉄工をイメージした舞台道具を場面によって巧妙に使い分ける。全体的に重く、ずっしりくるが、知らないふりでやり直そう。出会い直そう。という、歌が効果的。
そして、ラストは「世界は一人」を松たか子がソロで。さすがの歌声を聴かせる。
このメンバーなので、通好みかもしれないが、人気役者がなぜ舞台に出たいのかがわかる。実力を問われる作品である。


シアタードラマシティにて、31日まで。当日券をチェック。

 

世界は一人