とある田舎の港町にある『パーマネント野ばら』。常連客はみんなパンチパーマで、かなり際どい会話を繰り広げている。店はいつも賑やかだ。
田舎の港町、のどかな風景。主演は菅野美穂。ということで、一見ほのぼの系の映画と思いきや、冒頭はかなりお下劣である。子どもの前で際どい話をするのも、いただけないし、感情の起伏が激しいキャラの人たちも多い。ヤバい…とは思うけれど、実は、菅野美穂が難役に挑戦していたことがわかる。描かれている女たちも逞しい。
なおこは離婚後、母が営む“パーマネント野ばら”に、娘を連れて帰ってきた。幼なじみの親友二人が、この町に住んでいた。なおこは娘のももには、精一杯関わろうと思いながらも、うまくできないでいる。そんななおこは、この町に帰ってきてから、高校の化学教師・カシマと人知れず付き合っていた。親友のみっちゃんの夫は、浮気やお金でみっちゃんを悩ませ、ともちゃんはギャンブル依存症の夫に頭を抱えていた。それでも、ともちゃんはなおこに言う『どんな恋でもしないよりましやん』と。
海でカシマと戯れてるなおこ。しかし、なおこの表情は明るくない。そう、なおこの涙には、理由があった。
原作は、西原理恵子の同名コミック。西原理恵子の作品は『女の子ものがたり』など映画化が続いている。監督は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』の吉田大八。みっちゃんには小池栄子、ともちゃんには池脇千鶴。この親友二人のなおことのバランスが絶妙である。
映画のラストは原作とは違う解釈になっているので要注意
。
田舎の港町、のどかな風景。主演は菅野美穂。ということで、一見ほのぼの系の映画と思いきや、冒頭はかなりお下劣である。子どもの前で際どい話をするのも、いただけないし、感情の起伏が激しいキャラの人たちも多い。ヤバい…とは思うけれど、実は、菅野美穂が難役に挑戦していたことがわかる。描かれている女たちも逞しい。
なおこは離婚後、母が営む“パーマネント野ばら”に、娘を連れて帰ってきた。幼なじみの親友二人が、この町に住んでいた。なおこは娘のももには、精一杯関わろうと思いながらも、うまくできないでいる。そんななおこは、この町に帰ってきてから、高校の化学教師・カシマと人知れず付き合っていた。親友のみっちゃんの夫は、浮気やお金でみっちゃんを悩ませ、ともちゃんはギャンブル依存症の夫に頭を抱えていた。それでも、ともちゃんはなおこに言う『どんな恋でもしないよりましやん』と。
海でカシマと戯れてるなおこ。しかし、なおこの表情は明るくない。そう、なおこの涙には、理由があった。
原作は、西原理恵子の同名コミック。西原理恵子の作品は『女の子ものがたり』など映画化が続いている。監督は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』の吉田大八。みっちゃんには小池栄子、ともちゃんには池脇千鶴。この親友二人のなおことのバランスが絶妙である。
映画のラストは原作とは違う解釈になっているので要注意
