今の新しいお札が出た時、樋口一葉は「お金に縁がない人だった(お金づかいが荒いとかなんとか)」と聞いたことがある。「書く女」、とにかく家計を支えるため、彼女は゛書く女゛で生きていくことを選択する。
1894年の「おおつごもり」から「たけくらべ」「十六夜」と「奇跡の十四ヶ月」を経て、肺結核により1897年に24歳で亡くなった樋口一葉。しかし、ずっと貧乏なままでの一生だった。
時代は「文学界」や「国民之友」など文芸雑誌が出て、文学が活気づいていく。樋口一葉亡き後、与謝野晶子が出、平塚らいてうが「青鞜」を発行するのは1911年のことである。
樋口一葉を演じるのは寺島しのぶであるが、さすがは演技派、絶妙の間合いやしぐさで観客を魅了する。樋口一葉の師匠的立場である半井桃水(なからいとうすい)を筒井道隆が演じているが、優柔不断な男をやらせたら、本領を発揮する人なので期待は裏切らない。
二兎社公演、作・演出は永井愛。公演はこのあと、愛知や滋賀、静岡などを周り、23日山口情報芸術センターまで続く。
1894年の「おおつごもり」から「たけくらべ」「十六夜」と「奇跡の十四ヶ月」を経て、肺結核により1897年に24歳で亡くなった樋口一葉。しかし、ずっと貧乏なままでの一生だった。
時代は「文学界」や「国民之友」など文芸雑誌が出て、文学が活気づいていく。樋口一葉亡き後、与謝野晶子が出、平塚らいてうが「青鞜」を発行するのは1911年のことである。
樋口一葉を演じるのは寺島しのぶであるが、さすがは演技派、絶妙の間合いやしぐさで観客を魅了する。樋口一葉の師匠的立場である半井桃水(なからいとうすい)を筒井道隆が演じているが、優柔不断な男をやらせたら、本領を発揮する人なので期待は裏切らない。
二兎社公演、作・演出は永井愛。公演はこのあと、愛知や滋賀、静岡などを周り、23日山口情報芸術センターまで続く。