みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

胃潰瘍の手術跡を施術したら・・ガンコな腰痛が。

2014-06-01 | 体の正中線(へそライン)

前回のブログで、

Hさんの「歩き出しの一歩が出にくい」という歩行障害は、

Hさんの手術跡の硬縮をゆるめる施術で改善した話を書きました。

多くの人は、手術跡の硬縮が、

その周辺の体の機能に影響を与える事象をご存じないと思います。

かつてはMiz も、全く気づいていませんでした。

 

Miz が初めて、手術跡の硬縮がもたらす弊害に気づいたのは13年前で

その時の事例を、以前のブログに書いていますので、

その記事を転記します。この事例は、

「体のひとつひとつの組織は全て、どこかで繋がり、共存している」

・・・・ことを示す事象ではないかと思っています。

 

~~~~~~~ 転記  (2012/01/21のブログ記事より)  ~~~~~~~~~~~

私が手術跡に関心を持つようになった発端は、2003年の、次のような体験でした。

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K氏は、片路2時間半をかけて、私の整体室に通ってきました。

頑固な腰痛。・・多くの病院や施術を廻ったが、治らない腰痛。


私は渾身の整体をしました

月に1度の整体が続き・・体の歪みは、ほぼ修整。

・・最悪の痛みは和らぎ、子供を抱っこ出来るまで回復しました。

が、しばらくするとまた痛みが再発。

「立っても座っても痛い。痛みで眠れない」等々。


2003年10月、Kさんは下痢と腰痛で再来室しました。

Kさんは、うつむき加減に下を向いて歩く癖があります

「シャンと前を向いて歩かないと治りませんよ」とこの日も注意しました。

・・・・・

Kさんに仰向けに寝ていただき、腹部の歪みを調べた時のことです。

私の手に、小さなスジが引っかかりました、、。

「ああ、それはね、手術の傷跡ですよ。

アメリカで急性胃潰瘍になって、緊急手術をして

日本と違って、手荒い手術でしたよ」とのことでした。


私は、手術の傷跡にそ~っと触れ、

傷跡のツッパリをほぐす、特殊な施術を行いました。

傷跡の引きツレは、へそのラインまで伸びていました。

10~15分の施術。

~~~傷跡の引き攣れがほぐれたかな、という触感があり・・。


施術が終わり、ベッドから起き上がって腰を掛けた途端、

K氏の口から出た言葉は、

「あっ、痛くない!・・痛みが無くなりましたよッ!」

 ・・・・・・・・・?

「・・・えっ?・・あぁ、そうですか・・・」


歩いても、動いても腰痛が出ませんでした。

しかも、うつむき加減に下を向いて歩く癖が治らなかったKさんが、

シャンと前を向いて、さっそうと歩くではありませんか!

その姿勢の豹変ぶり!!


お腹の小さな傷跡のスジを、

ほぐしただけなのに、Kさんのこの豹変。。。。腑に落ちない・・。

 これまで腰脚背などの骨格の歪みを完璧に近いほど修整して、

それでも治らなかった腰痛が、、、一気に治った??、!!1


この現象には、誰しも興味を持つのではないでしょうか。

~~~「不思議だなぁ~」と。

ましてや私は体の謎解きが大好きなので、とことん考えました。

「そういえば、以前にも、盲腸の傷跡を施術した後に、

 股関節の痛みが治ったという人がいたっけ・・」

そんな事例も思い出しました・・。


この体験によって、私は、

「手術の傷跡(=腹部の歪み)が原因となっている腰痛がある」

ことを学びました。・・・傷跡と体の関係にも興味を持ちました。

 そしてこの後、手術の傷跡に強い関心を持つようになったのでした。


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