近所で例年咲くガクアジサイ。
しかも八重咲き。
八重咲きの花と言えば薔薇や桜が思い起こされるが、選択や品種改良でオシベを花びらに変える(変わる)ことで八重咲きになると聞く。
はて、アジサイの場合は花びらに見える部分は装飾花のはず。
写真を見ると本来の花はまだ咲いていない。
それなのに八重咲きになるとは何が八重の装飾花に変わったのか興味深い。
開き始めはテマリバナ(アジサイ)と同様に緑色とベージュの中間の色で同じ。
開いて少し時間が経ったものは色が付き始めて微妙なグラデーションがあるのも興味深い。
いったいどういった進化や選択を経て今の姿になったのだろうか?
追申1
装飾花が周辺に開くものをガクアジサイという場合がある様だが本によってガクアジサイの定義が違う。
多くのモノでは開花したときの大きさが20cmを超えたものをガクアジサイとしている。
今回のものは20cmを超えていたのでガクアジサイと呼ぶことにした。
似た形にものにエゾアジサイがあり こちらは主に日本海側の山地(1000~1700m)に咲くと言う。
また、大きさが20cmに満たないものをヤマアジサイと言うらしい。
追申2
読者登録させて頂いているnokoさんのブログ『nokoの花図鑑』を見てガクアジサイに似たアマチャという花を知った。
(nokoさんは当ブログへもコメントを寄せて下さる方で感謝しております)
花の姿形がよく似ていてしばしば混同されるようだ。
ちなみに今回の記事の写真の花はガクアジサイ(だと思われる)
ガクアジサイとアマチャの違いは葉っぱで見分けが付くと言う。
ガクアジサイの葉っぱは大きく全体的に丸みを帯びているが、アマチャの方はアジサイに比べて細身だと言う。
興味深いのはアジサイがユキノシタ科から枝分かれし近年アジサイ科になったのに対してアマチャはガクアジサイから派生したようだが分類はユキノシタ科だという。
本家から分家したものが本家に戻ると言ったことになるのだろうか?
また、アジサイの葉は毒があり食用に利用できないが、アマチャの方はその名の通り葉っぱを乾燥させてお茶として利用できるという。
興味が尽きないこのアマチャについては引き続き機会を見て調べてみたい。
参考記事
ウィキペディア ヤマアジサイ ・ エゾアジサイ ・ アマチャ
[機材全て:PENTAX K-1+タムロンSP AF 90mm F/2.8(モデル72E)]
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