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ARIAで学ぶヴェネツィアの歴史 生きている干潟3

2010-09-21 23:39:56 | 趣味

その1はこちら 
その2はこちら 

(藍華) 一つ目ってことは、他にも理由があるってことよね?
(アリス) それはなんでしょうか?
(灯里)  えっと、続きを読んでみるね・・・・
あっ、『死んだ干潟』って書いてある・・・・・。
『干潟を進んでいくと、ところどころ腐って今にも倒れそうな小屋が残っていたりする。
そういうところの海水はほとんど動かず、まるで水が腐ってしまったかのようだ』
(藍華) 水が腐るって・・・・
そういえば、この前ね、家の水槽のろ過装置を壊しちゃったのよ・・・・・
(アリス) 藍華先輩、アテナ先輩級のドジっ子です
(藍華) う、うるさいわね・・・・。
でね、そのとき、水の流れが止まってね、水槽の水があっという間に汚くなったのよ
それと同じことなんじゃないの?
(灯里) 『海水は常に流れてなくてはいけない。いったんそれが淀み始めるや、腐敗物がそこに沈殿し伝染病発生の源になる』って書いてあるから、藍華ちゃんの言ったとおりだね
(藍華) でしょー♪
(アリス) でっかい、怪我の功名ってやつですね。それにしても・・・・
(灯里、藍華) ん?
(アリス) マンホームのヴェネツィアやネオ・ヴェネツィアは何万人もの人が住んでいるのに、どうして大規模な伝染病が発生しなかったのでしょうか?ネオ・ヴェネツィアはとても綺麗な街ですし・・・・・。
(灯里) それはね、この本にはこう書いてある
『ヴェネツィアの水路は他の町とは違って、船や人を通すために作られたものではない。海水の流れる道を作るために作られたものだ。網の目のような水路、曲がりくねった水路を作ることで常に海水の流れを保った、生きた干潟にし、死んだ干潟による災厄を防いでいるのである。こうして、他に類を見ない迷宮都市としてのヴェネツィアが誕生した』
(藍華) へぇ、そうなんだ。ネオ・ヴェネツィアが迷宮のような街になっているのはそんな理由があったんだ。水路が複雑すぎて不便、なんていって悪かったかも。
(アリス) そうですね。昔の人の知恵が今なお生かされているんですね。この街の魅力がまたひとつわかったような気がします。


もうちょっと、続きます

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