千住汐入大橋
河口から22番目の橋梁、千住汐入大橋。比較的新しい隅田川橋梁の一つで、桁橋である。
2019年2月撮影
千住汐入大橋
橋長:158.6m
幅員:19.2m
形式:連続箱桁橋 2径間
創架:2006(平成18)年
ススキが岸にあるためか、僕には、隅田川橋梁の中でもこの千住汐入大橋は、とっても寂しい橋に感じられてならない。向こう側に橋を渡って行ってしまった人と再び会えなくなるような気がするのである。夕日がでている時にはことさらその雰囲気がでる。他の隅田川橋梁と比べて、交通量が少ないように思える?橋梁であるせいかもしれない。お隣の水神大橋も似たような感じだと思うが、それほど寂しい感じはない。なぜだろうか。
2径間の橋梁はなんか新鮮である。
あまりに広々としているので、渡る時にすこし怖い感じもする。
20世紀中には、橋梁がなかったこのあたり。その代わりに「汐入の渡し」があった。隅田川では最後まで残っていたとされる公共用の渡しである。もちろん、千住汐入大橋や水神大橋が架かる直前まで運行されていたわけではなく、高度成長期あたりに廃止されたらしい。この渡しの名が、千住汐入大橋に受け継がれているいるらしい。
余り関係ないが、ドイツのライン川には渡しが結構残っていた。おそらく、ヨーロッパの河川には、まだ多くが現役なのではないかと推察される。もちろん、それは、橋梁がそれほどたくさん架けられていないからだろう。
写真は、全て2019年2月撮影のもの
・・・四隅が妙に減光しているので、寂しい感じが増幅されてしまったのですが、これは、レンズの宿命であるとか、レンズが古いとか、絞りが足りないとか、ソフト修正していないとか、いろいろと理由が付けられるのですが、一番の原因は、フルサイズのカメラにAPS-Cのレンズを付けて、クロップ撮影していないことにあるのです。広角域だと望遠鏡をのぞいた感じになります・・・・。実は、水神大橋もそうなのですが、実験的な撮影で、大変失礼致しましたm(_ _)m
以上です