見出し画像

一碧万頃

東田第一高炉跡

東田第一高炉跡(東田第一高炉史跡広場、北九州市)

 2017年4月、仕事で福岡に行くことになり、うまく休日をとって仕事と抱き合わせで八幡と門司港に出かけました。
巡りたいところがたくさんありすぎて、移動が大変だったのですが、その目的地の一つに八幡製鉄所跡があり、とても期待して訪れました。実際に素晴らしい史跡でして、見学の最中に一抹の不安を感じもしましたが、その時は、とても満足して帰りました。

2017年4月訪問撮影

 ところが・・・・後で、あの歴史の教科書に載っている八幡製鉄所(1901年2月操業開始)の遺物は、現在の東田第一高炉跡には、一切残ってはいなかったことを知りました。とほほほほほほ~。

2017年4月訪問撮影

 でも、気を取り直して、ブログで紹介です。なぜなら、この広場は、製鉄の歴史や製鉄方法などを学ぶことのできるとても楽しい施設になっているからです。しかし、2024年7月現在、当跡は見学ができないようですので、2017年4月に訪れたときの状況を今更ながらお伝えする形になります。御了承くださいませ。

2017年4月訪問撮影

 

2017年4月訪問撮影

まず、この1901の年号に騙されます。これは、SEIT 1901 なのです。
灯台にも初灯明治〇年なんて銘板があったりしますが、後で建て替えられているケースもおおいので、それと同じと考えましょう。

2017年4月訪問撮影

桜が舞っておりました。

2017年4月訪問撮影

創業   明治34年2月5日
改造火入 昭和37年8月1日

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

保存展示されている当高炉は、第10次の改造高炉とのことで、1962(昭和37)年8月から1972(昭和47)年1月までに操業した溶鉱炉であるそうだ。(北九州市HPより)

2017年4月訪問撮影 出銑口

銑鉄がここから出てくる。

2017年4月訪問撮影

これは、銑鉄が流れ出してくるところを再現したダイオラマか?でも、なんかちょっと・・・・

2017年4月訪問撮影

高炉

2017年4月訪問撮影

鉄でおおわれている。

2017年4月訪問撮影

高炉

2017年4月訪問撮影

覗き見ることができます。一応、周りに申し訳なさ程度に煉瓦が貼ってある。
真ん中の影は、レンズの影か??(内蔵フラッシュ撮影のため)

2017年4月訪問撮影

この解説版が大変勉強になる。メモを取る代わりに撮影します。

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

製鉄のしくみ解説。全体模型付き。

2017年4月訪問撮影

これらの写真や解説版がとても分かりやすくて、ためになる。

2017年4月訪問撮影

歴史も学べる

2017年4月訪問撮影

とんでもなく大きい熱風炉

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

2024年現在、今は無き「スペースワールド」が、当時はまだ営業中であった。

2017年4月訪問撮影

そういえば、東京の青海ヴィーナスフォートにあったサノヤスの観覧車も撤去されてしまったなあ。

2017年4月訪問撮影

なんかカッコいい列車がきたので、あわててシャッターを切る。

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

製鉄所やセメント工場ってなんか僕の琴線に触れるんだよねえ。

2017年4月訪問撮影

貨物用鉄道牽引車の展示 仕事用の機械たちもカッコいいねえ。

2017年4月訪問撮影

転炉 これには驚きました。

2017年4月訪問撮影

なんといってもその大きさに驚いたのです。この転炉って、やはり、名のごとくひっくり返して鉄を出すのかな。

2017年4月訪問撮影

桜と転炉

桜が舞って、素敵な時期の訪問でした。

2017年4月訪問撮影 

耐火煉瓦が管の内側にビッシリと張り付けられている。

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影

2017年4月訪問撮影 

実は、訪れた際、こちらから入場しました。
楽しくて、左回り、右回り、内部を上下と行ったり来たりして満悦しました。他の見学者は、2名のみお見かけしただけでした。

2017年4月訪問撮影

重ねて申し上げますが、2024年7月現在、東田第一高炉史跡広場、高炉跡は見学ができないようです。グーグルマップの口コミで知りました。万一、このつたない当ブログを見てくださり、跡地に行こうとなされる方は、くれぐれもお気を付けください。事前に北九州市のHPなどでご確認くださいませ。

以上

最近の「史跡(産業遺産・建築遺産)」カテゴリーもっと見る