橘の部屋

2010.7.1ブログ移転いたしました。
http://tachibanaroom.blog109.fc2.com/

「テガミバチ」#16【音楽家へのファンレター】オリジナルでも、前回よりは良かったけど…。

2010-01-24 20:57:50 | テガミバチ
今回もオリジナルでしたが…前回よりは良かったかな。
前回は後味も悪かったですものね。
それでもやっぱり、言いたい事はぽろぽろあるなぁ…。
う~、やっぱり原作寄りでやって欲しいですね。
オリジナル入れるなら、他のBEEにスポット当ててさぁ。
この間のザジみたいにね。彼らを動かして欲しいよ。

本日は鼻炎も酷いので、超簡易感想にしようかと思ったんだけど、
ニッチが良い台詞吐いてくれちゃうから、
それを書くためにはそれなりに…ってんで、こんな程度になりました。

テレビ東京 あにてれ 「テガミバチ」公式HP

原作の公式HPはこちら「テガミバチ」

あらすじ 第十六話 「音楽家へのファンレター」
人気ピアニスト、マチルダ・レインの熱烈なファン、ジョーイからの
ファンレターを届けたラグは、マチルダがジョーイからのテガミを
いつも楽しみにしていることを知る。だがひょんなことからラグは、
そのファンレターを書いているのが別人であることに気付いてしまう。


朝、レコードのピアノの音で目覚めるラグ。
この曲寝起きにピッタリと彼は言うが…そうか?
なんだか物悲しい調べですが…。
演奏しているのはマチルダ・レインという女性ピアニスト。
シルベットは彼女の大ファンなのだそうだ。
「だいほん?」
くふふ。毎回新しい言葉をちゃんと言えないニッチがツボだなぁ。
面倒がらずにちゃんと噛み砕いて説明してやるラグ。保父さん向いてるわ。


レコードを見つめて眼を回すステーキが面白い。

今日の集荷先は紡績工場。そこそこ立派そうな会社です。
差出人はこの会社の社長なんですね。
ラグは秘書に連れられて社長室に通されます。
ほぉ…社長は若いな。
預かったテガミはマチルダ・レイン宛。
思わず声を上げてしまいますが、ほんとはBEEとしてそれ、ダメなんじゃ?
誰が誰に宛てたテガミであろうが、干渉禁物ですよね。

社長のジョーイはマチルダの大ファンで、これはファンレターらしい。
コホンと咳払いして明日の会議の話をする秘書。
部外者の居る前で、普通しない話じゃないか?それ。
メラニーと食事の約束があるから会議をキャンセルってのも酷い話だ。
こんな男が社長やってて、よく潰れないね。
「なんとか調整して?今度ランチおごるから」
あ~情け無い…と思ったら、秘書は仕方ないですねと文句言いつつ
受けてしまったよ。

この秘書は…なんだろね。
このいい加減な社長の秘書をやってる事に疲れ気味なのか?
口調がとてもそっけない。
このそっけなさは、関係を持つ女性が多い彼にげんなりしてるのか、
それともヤキモチなのか…。
しぶしぶでも便宜を図っちゃうのは、少なからずそういう気持ちあるのかな?
ちょっと分かりにくかったんだけど、ここしか出てこなかったから、
さぼど重要ではなかったのね。

影ながら応援する1ファンに過ぎないので、自分の住所は書かない、か。
この時点でちょっと、「ん?」とも思いましたね。
影ながら…なんて言葉が似合うような男じゃないしね、彼。

「ラグ、あの男も"だいほん"だと言ってたな」
「そうだね」
「じゃあなんで音楽を聴かない?」
ほんと、ニッチはいつも鋭いですよ。良いトコ突いてきます。
だってあそこは仕事場だからと応えかけたラグがふと止まる。
そう、ラグも気付いたようにそんな事気にするような人ではありません。

マチルダの家に着いたラグ、テガミを届けに来たと声を掛ければ、
どうせキモい追っかけからのファンレターだろう、送り返してと
言われちゃいました。
いやそれも、どうかと思うぜマチルダさんよ。
でも差出人がジョーイだと分かるや、態度がコロリと変わる。


どんな人か分からないけど、ジョーイは誰よりも自分の音楽を分かって
くれているのだとマチルダは言う。
スランプに陥った時にも彼の言葉に励まされた。
マチルダにとって、ジョーイは特別な存在となっているようです。
「きっと繊細で、インテリジェンスに富んだ人なんだろうなぁ」
夢見るマチルダ。
会議より女性とのランチを優先した男の態度を思い出し、
顔を見合わせるラグとニッチが笑えます。
「そ、それは…どうでしょう」

そこへ突然酒臭い男がドアもノックせずに入ってきました。
マネージャーのベルーシです。
新曲の催促のようですが、良い曲を生むには時間が掛かるのだとマチルダ。
「才能の無いヤツに限ってそういう言い訳すんだよなぁ」
「酷い、なにそれ」
「悔しかったら今週中に作ってみな」
喧嘩が始まってしまって、ラグはそそくさと退散しようとします。
そんなラグをマチルダは呼び止め、ジョーイに直接お礼を言いたいから、
どこに住んでいるか教えて欲しいと言い出しました。
そんな事規則でダメに決ってるじゃないですか、ねぇ?
じゃあテガミなら良いか?ってことで、ラグはマチルダから
ジョーイ宛のテガミを預かることに。

それを届けるとジョーイは、
「よ~し!作戦大成功!」
と来たもんだ。
「自分で言うのもなんだけど、僕はご覧の通り男前だし、お金持ちだし
女性にもモテる」
はぁ…さいですか。
「でもマチルダには外見や肩書きを抜きにして、
自分の素直な気持ちを知って欲しかったんだ」
ふむ、ナルシストでいい加減なヤツだけど、この台詞だけ聞くと
マチルダへの気持ちだけは、誠実なのかと思えないでもない。
でも、これを想定して返事を用意してるあたり、
やっぱり信用出来ない感じがしますね。

そのテガミには、今度の日曜お茶しませんかと書かれていたようで、
「これって、デートのお誘いだよね?」
顔赤らめて、なに子供に聞いてんのよマチルダ
困ったなぁ、どうしようと言いながらウキウキと身体揺らすマチルダを見て
「ラグ、変だぞ。困っているのに何故笑ってる?」
微妙な女心は分かりませんよね、ニッチ。

で、ラグはもう一つ頼まれちゃいました。
初デートに同席ってね…。ニッチ&ステーキ付きじゃないか。
こう見えて人見知りが激しいとか、そういう問題かよ。
ベルーシとは普通に喋ってるのにって話から、二人の馴れ初め話へ。

マチルダも最初は場末の酒場のピアノ弾きだった。
そんなイヤイヤ弾かれちゃピアノが可愛そうだと
ベルーシが声をかけたのね。
真面目に弾いたとろで、こんな所じゃ誰も耳を傾けないというマチルダに、
彼はここに居る客、全員振り向かせるつもりで弾いてみろと言った。
そして彼女は本気でピアノを弾き、皆を振り向かせた。
ベルーシはマチルダをユーサリ一のピアニストにしてやると言い、
二人はコンビを組んでこれまでやってきたわけだ。

長く一緒に居ると、お互い遠慮がなくなって、
最近は言い争ってばっかりだとマチルダはぼやくが…。
良い関係って事じゃないすか。

ジョーイが来てマチルダのキャラ変わるのが笑えたわ。
でもラグに「キャラ変わってる」って言わせるのは、ちょっとどうかなと思った。

ある日ラグがハチノスに戻ると、
入り口で大量のテガミを持ち、更に落としたテガミを拾ってる
ベルーシに出くわしました。
マチルダの新作が出たので売り込みのテガミだそうだ。
その後、マチルダとジョーイの仲は順調のようで、今日もデートですってよ。
ベルーシ、ちょっと寂しいんじゃないのかい?ほんとはさ。
一通落ちていたテガミを拾い上げたラグは、その文字を見て気付きます。
マチルダ宛のジョーイのテガミと、同じ筆跡だと。

なんとジョーイとベルーシは幼馴染でした。
半年前、ベルーシはジョーイをマチルダの演奏会に誘い、
ジョーイが彼女に一目ぼれした、と。
最初はいつもの軽いノリかと思ったが、
まずはファンレターを送って様子を探ると言い出した。
マチルダの音楽を誰よりも理解してるのはベルーシ。
だからジョーイはベルーシに代筆を頼んだわけですか。
ベルーシも、普段は面と向かって言えないことも、
テガミだと素直に書けたのだという。

この事はラグの胸に留めておいてくれとベルーシが頼む。
せっかく上手く行ってる二人に水を差すことはない。
それではマチルダに嘘をつくことになるわけですが、
「誰かを幸せにする為なら、ついて良い嘘もある」
前回と逆ですな…。

そこへマチルダがやってくる。ジョーイからプロポーズされたそうな。
早っ!!

その夜、眠れなくて、ラグは夜中に身体を起します。

…って、ちょっと、隣にニッチ!?キミ達一緒に寝てるの?
ええっ?前、目覚めた時は一人で寝てたよね?
ニッチが先に起きていただけ?

「ほんとにこれで良いのかな…」
私は一緒に寝てるキミ達の方が、良いのかな…だよ
彼らの事が気になるんだね。
気持ちは分かるけど、ラグ、キミはちょっと首突っ込みすぎです。

ベルーシはマチルダのマネージャーをやめることにした。
新しいピアニストを発掘したと言ってますが、嘘だよね。

ベルーシが街を離れると、どこで聞きつけたんでしょうねラグ。
ラグがここに来たのは、ベルーシからテガミの集荷依頼が入ったから。
ベルーシから渡されたのはマチルダの最新アルバムでした。
配達先はマチルダです。
「お前はマチルダのディンゴだ。ディンゴのくせに逃げるのか」
このニッチの言葉は、刺さりましたね。
この一言があったから、感想も書く気になったようなもの。

才能あるアーティストであっても、業界で成功するには、
そのアーティストを売り込む事務所だったり、マネージャーだったりの
手腕に掛かっているんだよね。
マチルダがここまで来れたのも、ベルーシとの二人三脚が上手く行ったから。
ニッチはそんな業界裏のことはもちろん分からないと思うけど、
本能で捕らえてるんだと思うんだ。
彼女は考え方も口にする言葉も超ストレート。余分なものが削げ落ちてる。
だからこそ、響くんだよね。
この台詞は、ほんと良かったです。

レコードをマチルダに渡すと、3年もの間一緒に頑張ってきたのに
無責任なヤツだと、アルバムジャケットを胸に抱きます。
マチルダも寂しく思っているわけだ。

まぁでもね、ラグ、そこまでやっちゃイカンと思うぞ?
アルバムに心弾当てれば、ベルーシの気持ちが見える。
そりゃてっとり早いさ。
でもなんでもかんでもそうやって心弾で片付けるのって反則。

記憶の中の、ベルーシとジョーイ。
アイツを泣かせるような真似をしたらぶっ飛ばすというベルーシに
ふっと笑うジョーイがいました。
この瞬間のジョーイに、ちょっとアレ?と思ったんだ。
最後のオチのヒントは、ここにありましたな。

タイミングよく現れたジョーイに、マチルダは忠告。
自信なくともテガミは自分の言葉で書くものだと。

乗る馬車間違えて仕方ないから戻って来たというベルーシ。
分かりやすいなぁ。やっぱり別れがたくて、心配で、
戻ってきたんでしょ?
んでラグの眼を見てバラした事を察するとは、勘が良いね。

ユーサリ一のピアニストにしてやるという約束は嘘だったのかと
言われて、
「そうだな。俺はお前の相棒だもんな。相棒が逃げちゃダメだよな」
ってのは良かったな。
ちゃんとニッチの言われた事に返す言葉になっていて。
ニッチの言葉がちゃんと刺さってたことも、これで分かるし。

で、甘いムードになったかと思ったら、もう喧嘩になってる。
「なんか…心配して損しちゃった…」
とぐったりしてるラグに、
「ほ~んと手の焼ける連中だよな」
と声を掛けたのはジョーイ。


なんとあれは全部彼が親友の為に打った芝居だったようです。
でも演じてるうちにだんだん本気になっちゃったらしく、
「惜しい事したな…」
とバラの花びらをつまむジョーイは寂しそう。
で、自棄酒に付き合えと言い出しました。
ラグは未成年ですぅぅ。
「ではニッチがゆくぞ」
うひゃあ~ニッチったらぁ。
「ニ~ッチも!いけませぇん」
あ、ここに来てようやく出た「いけませぇん」

ニッチは年齢から行ったらお酒ダメだけど、
摩訶の血引いてて半獣だしなぁ。酒は、強そうに思えます。

結局ジョーイも良い人だったし、前回のような後味悪さはないです。
でもやっぱりオリジナルだと突っ込み所が満載ですね。
心弾で真実を見せちゃうクセがついてるみたいで、気になります。
あれは良くないと思うぞ。
原作でもそうなんですかね…。

次回は原作に添った話のようですね。
ちびラルゴが可愛いしせゃないかっ。
あのボロボロの動物は、ラルゴのディンゴなの?

次回に期待っ。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ナっちゃん)
2010-01-26 18:49:49
はじめまして。
原作もアニメも好きなテガミバチの「だいほん」です(笑
検索から来て、テガミバチの感想読ませていただきました。
ニッチが超カワイイですね(^^)
オリジナル回はホントに、なんか納得しない部分があります…
サンタの話はよかったですが。
次回は原作の中でも一番好きな話で、すごく楽しみです!
原作どおりであってほしいですね。

では、失礼しました。
ナっちゃんさんへ (たちばな)
2010-01-26 22:35:56
ナっちゃんさん 初めまして。
コメントありがとうございます。

検索でたどり着いてくださったのですね。
おぉ「だいほん」ですか。(笑)
も~ニッチの言葉の微妙に違うサジ加減がツボですよ~。
可愛いですねぇニッチは。

やはり原作既読のナっちゃんさんも、
オリジナルは納得出来ないですよね。
そう!あのサンタ回は、ザジ回でもあり、
良かったのにねぇ。
ああいう作りにして欲しいですね。どうせなら。

次回は動物好きな方は涙無くして見られないとか聞きました。
原作既読の方は、皆さん押してらしたので、
期待してます。ちびラルゴも可愛かったしね。

また良かったら遊びに来てやってくださいね。