オランダのルーベン・ブレケルマンス国防大臣は5月31日、中国共産党(中共)によるオランダへのスパイ活動が激化しており、特に半導体産業が主要な標的になっていると述べた。
ロイターによると、ブレケルマンス氏はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議「シャングリラ・ダイアローグ」の期間中に、「我が国は半導体産業において技術的に先行しており、それが中国(中共)にとって知的財産の面で強い関心を引いている」と語った。
半導体製造の中核を担う技術はリソグラフィー(露光)であり、オランダのASML(エーエスエムエル)社は、世界で唯一、極端紫外線(EUV)露光装置を製造できる企業である。EUV装置は、電気自動車(EV)から軍事装備に至るまで、最先端の半導体チップの製造に不可欠な設備だ。
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オランダ国防大臣が警鐘 中共スパイ活動 半導体産業を標的に激化
オランダのブレケルマンス国防大臣は、5月31日のインタビューで、中国共産党によるスパイ活動がオランダで深刻化していると明言した。特に、最先端技術を持つ半導体分野が標的とされており、国家安全保障上の脅威が一層高まっていると警告している。
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