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7月12日から陝西省政府、その下の楡林市政府、さらにその下の靖辺県政府は、違法かつ野蛮にも、中国内外で名高い人権派弁護士の朱久虎氏および石油採掘経営に関わる11人を拘束した。これを受けて、私と許志勇博士、滕彪博士、李和平弁護士は、一緒に陝西省北部にある楡林市靖辺県に赴いた。
到着した日の午後、我々4人はすぐに靖辺県公安局(訳注、日本では警察に当たる)の留置所に足を運んだ。陝北(陝西省北部)の当局がどれほど凶暴かは以前から耳にしていたが、噂と実際に見るのとではやはり大きな違いがあった。その噂だけでも戦慄が走るほどだが、それでも直接目にした時のショックには及ばない。
正式な身なりで訪れた我々であったが、警察や武装警察によって容赦なく、犬か鶏でも追っぱらうかのように蹴散らされた。しかも我々が拘置所から数百メートル離れても、悪事をした後の興奮に浸っている警官らはまだ満足していないようで、我々の背後まで駆け寄ってくると、声を張り上げて怒鳴った。
四肢の異常に発達した武装警察の要員たちは、中隊長の指示のもと、野蛮にも我々の行く手を阻み、暴言を吐いた。フェンス内の2階にいた数人は、のさばる中隊長のけしかけに勇気を得たのか、「捕まえろ、捕まえろ、一人たりとも逃すな。とっ捕まえて始末しちまえ」と大声を上げていた。
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