米食品医薬品局(FDA)ワクチン部門のトップ、ピーター・マークス博士が、3月28日に辞表を提出した。ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官の方針への懸念が理由とされた。
FDAのサラ・ブレナー長官代行に宛てた書簡で、マークス氏は、ワクチン規制を担う生物製剤評価研究センター(CBER)の所長を、4月5日付で辞任する意向を表明した。同センターは、アレルギー製品、血液製剤、細胞・組織・遺伝子治療も管轄している。
新型コロナウイルスのパンデミック時には、同氏が中心となってワクチンや治療薬の迅速な審査・承認が進められたほか、当時の迅速開発計画「オペレーション・ワープスピード」の名称を考案した人物としても知られていた。
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米FDA ワクチン部門トップ辞任
米FDAのワクチン部門トップが28日に辞任を表明。理由として、ケネディ保健長官の方針に対する懸念や、科学的透明性への姿勢の違いを挙げた。
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