【ワシントン発】米国防総省のピート・ヘグセス長官は、6月21日から22日にかけて夜間に実施された米軍によるイランの3つの核施設への攻撃について、ペンタゴンでの記者会見で詳細を説明した。それによると、この攻撃は125機以上の米軍機と艦船、さらに複数の欺瞞作戦(layers of deception)を組み合わせた極めて複雑な計画に基づいて実施された。
ヘグセス長官は、「ミッドナイト・ハンマー作戦」と名付けられたこの任務の準備は数週間から数か月にわたり進められ、「アメリカ大統領からの指示があれば、即座に行動できるようにしていた」と述べた。
この米軍による攻撃は、イスラエルがイラン各地に対して奇襲空爆を行い、同国の核開発および軍事能力を削ぐことを狙った一連の攻撃の1週間後に実施された。
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「ミッドナイト・ハンマー作戦」米軍のイラン核施設大規模攻撃の全貌
米軍が実施したイラン核施設への大規模空爆「ミッドナイト・ハンマー作戦」。125機超の航空機と巧妙な欺瞞戦術を駆使した作戦の詳細を解説。
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