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【寄稿】中国「情報支援部隊」新設に見る戦略の大転換 「ペンは剣より強し」は真理か苦肉の策か

2024-04-29 | オピニオン

2017年8月、ジブチにある中国の軍事基地の開所式に出席する中国軍の兵士。( STR/AFP via Getty Images)

 

  • 戦略支援部隊が廃止に

4月19日、中国人民解放軍は、新たに情報支援部隊を設立した。この部隊は軍の最高指導機関である中央軍事委員会の直轄であり、同委員会の主席は習近平である。

習近平は国家主席と共産党総書記、そして中央軍事委員会主席を兼務することで独裁権力を維持している。中国人民解放軍は核兵器も擁する中国最大の実力組織であるから、それを統括する中央軍事委員会の主席は独裁権力の確立に不可欠な地位なのだ。

習近平は情報支援部隊の設立大会で、「部隊の設立は、軍の使命の遂行に重大で深遠な意義を持つ」「新部隊は現代の戦争に打ち勝つ上で重要な地位を占める。全軍の作戦システムを融合させ、効率的に情報支援をしなければならない」などと訓示した。

つまり自分が新部隊を通じて全軍を統括するというわけである。

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1990年代、米国の支援で立ち上げられた中国のサイバー部隊は、今や弾道ミサイル以上の脅威となっている。親米派が多いロケット軍を粛清した習近平は直属の「情報支援部隊」...

 

 


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