エジプトでは1953年7月26日、ファールーク1世が退位し、幼いフアード2世を残してイタリアに亡命。 フアード2世が新たな国王に即位するものの同年6月19日に革命政権は王政の廃止と共和制移行を宣言し、エジプト革命は終結している。王位を追われたファルーク国王は「嬉々としてフランスのコートダジュールに亡命した」そして王座を失って悲しいかと問われると、彼はこう答えたそうだ。「いや。何年か後には、王という . . . 本文を読む
日本の皇室は世界最古である。一方、ヨーロッパの王室は例えば「全ドイツ人の君主」でヨーロッパ随一の名門王家と言われたハプスブルク家ですら、1918年に第一次世界大戦の敗戦と革命により1867年より続いたオーストリア=ハンガリー帝国が解体し、共和制(第一共和国)となって 君主制が廃止。イタリアでは1946年王政廃止に関するイタリアの国民投票(referendum istituzionale del 2 . . . 本文を読む
今年の8月3日スペインの前国王フアン・カルロス1世(82)亡命のニュースが報じられた。 事実上の「亡命」は、2014年に退位した前国王ファン・カルロス氏が、息子のフェリペ6世現国王(52歳)に宛てた書簡を、スペイン王室が発表したことにより発覚したそうだ。前国王は「スペイン国外移住という熟慮の上での決意を、国王のあなたに伝える」という手紙だったそうだ。翌朝にはスペインでは全国の新聞が一面で大々的にこ . . . 本文を読む