のらりくらりSEVEN ART☆

40歳からのぼちぼち人生

抜粋☆

2017-06-20 18:42:37 | 日記
誠実さが人の要だ。
熱意と車の両輪をなすもの、それが誠意である。
人間、情熱だけで突っ走っても、それなりに上手くいくものである。
しかしそれはあくまでも一時期である。
人間としての誠実さを欠くと、必ずどこかで崩れる。
歪んだ結果しか手にできない人生になってしまう。
「誠は扇の要」という言葉がある。
扇は要(かなめ)を外せばバラバラになってしまう。
たとえ、
どんな才能、才覚、情熱、があっても、
どんなに運動能力に優れ、
頭の回転が速くとも、
心が熱かろうが、
誠実という要がなかったら、
その人生は真の結実に至ることはできない。
夢を諦め、歪めることになる。
人間から誠というものを取ってしまったら
いくら徹しても何も意味がない。

やはり打算だらけで表裏のある指導者は成功はしない。

小嶺監督抜粋☆

2017-06-20 18:42:14 | 日記
人間発見 長崎総合科学大付高サッカー部監督 小嶺忠敏さん 生涯挑戦人づくり(1)

日本経済新聞(2017/4/24 )

高校サッカーの名将といえば必ず小嶺忠敏さん(71)の名前が挙がる。全国高校選手権で国見高校(長崎)を6度、優勝に導いた。一時、身を引いていたが、2015年9月、長崎総合科学大学付属高校の総監督から監督に肩書を変え、再び本格的な指導を始めた。

07年に長崎総合科学大学の特任教授となり、11年から付属高校のサッカー部に総監督として関わっていました。その間、国見の教え子である定方敏和監督がチームを全国高校選手権に導きましたが、さらに強くするために、保護者から私に指揮を執ってほしいという声が出てきました。

監督は身をもって指導に当たらなければいけません。5時50分からの朝練習に、私はだれよりも早く到着するようにしています。一日も休みません。指導者は生徒を見ている姿を見せることが大事です。

監督に就く前から、サッカー部員の私生活の乱れが気になっていたので、しつけから始めました。まずは服装検査です。校則違反になるズボンの裾はハサミで切りました。「保護者が文句を言ったら、オレのところに来てもらいなさい。なぜこうするかを説明する」と伝えました。社会に出たらルールを守るのは当たり前です。守らなかったら社会で通用しません。保護者がしつけができていないから、私が代わりにやっているのです。

昨季は夏の九州大会で優勝し、強豪が集まる九州プリンスリーグも無敗で制した。

週に5日、選手寮に泊まりこんでいます。点呼はしっかりとります。こういうことは若い指導者はやりたがりません。教員の間で「刑務所みたいだ」という批判も出ました。でも、ここは譲れません。部の規則を破ったら寮から出てもらうと保護者会で伝えてあります。

あいさつをきちんとする。礼儀正しくする。時間を守る。そういうことができるかどうかがプレーに影響します。規律の高いチームは最後まであきらめず、しっかり戦います。規律のないチームはいいときと悪いときの波が大きい。サッカーだけ教えても強くなりません。大事なのは人間を磨くことです。

島原商業高校と国見高校の監督時代と同じように、私がバスを運転して全国各地に遠征しています。大変だろうと言われるけれど、これが当たり前と思っているので何ともありません。座右の銘は「生涯チャレンジ」です。チャレンジするのが楽しい。75歳で運転免許の返納なんてことになったら困ります。

(編集委員 吉田誠一が担当します)