誠実さが人の要だ。
熱意と車の両輪をなすもの、それが誠意である。
人間、情熱だけで突っ走っても、それなりに上手くいくものである。
しかしそれはあくまでも一時期である。
人間としての誠実さを欠くと、必ずどこかで崩れる。
歪んだ結果しか手にできない人生になってしまう。
「誠は扇の要」という言葉がある。
扇は要(かなめ)を外せばバラバラになってしまう。
たとえ、
どんな才能、才覚、情熱、があっても、
どんなに運動能力に優れ、
頭の回転が速くとも、
心が熱かろうが、
誠実という要がなかったら、
その人生は真の結実に至ることはできない。
夢を諦め、歪めることになる。
人間から誠というものを取ってしまったら
いくら徹しても何も意味がない。
やはり打算だらけで表裏のある指導者は成功はしない。