台湾人から見た日本の参議院選挙

副店長です！今日は参院 選でしたね。台湾人の私からみると日本の選挙って驚くほど冷淡で、驚くほど低い投票率。それでも今回３９．６％という投票率は良いみたいですね。

逆に台湾の選挙は日本人の目から見るとちょっとしたお祭り騒ぎの ように見えるようです。台湾だと選挙活動が始まると歩道橋などに選挙の旗がびっしりと立てられ、ラジオ、テレビだけでなく、皆の話も選挙ネタになり始めま す。2008 年の台湾総統選の時には投票に行かないのは海外に住んでいる人だけなんじゃないかというくらいでした。勿論これは総統選だからなのですが、普段の選挙でも 投票率が50％以下になることは考えられない感じです。ある意味選挙熱いかな。

今日はテレビを見ていても、途中のニュースでちょこっと○時時点での投票率は○％ですと流れるくらいで、開票時間になって速報が流れ始めるまで、あまり選 挙について放送しないなぁなんて思いました。台湾だと選挙の日には一日中選挙の内容について放送しているチャンネルがあるので・・・^^;

今回選挙の前に「池上彰の学べるニュース」を見て初 めて日本の選挙について詳しく知ることが出来たのですが、日本の選挙制度って凄く珍しいなぁというのが第一印象です。他の国には殆どみられない選挙の仕方 だと思いました。投票表紙に投票者が自ら選んだ人の名 前を書くのもビックリ。

店長にこのことを珍しいねぇ～と言ったら、かえって店長がビックリしてました。店長からしたら投票用紙に自分の選んだ人の名前を書くのが普通のことですか らね・・・。これは世界からみて凄く珍しいことなのですが。そして小さな党は日本の選挙制度からしてすっごく不利だなぁなんて思いました。

今回の選挙は消費税増税10％まで引き上げという生活に密接した重要な問題が焦点となっている中で、選挙として静かだなぁと強く感じています。そしてこの 消費税10％という増税の理由、誰も納得のいく理由を説明していないままの選挙だったとも思います。台湾の政策や法律は日本のものをを参考にしていること が多いので、日本で生活していてもあまり驚くようなことに出会わないのですが、選挙だけは違うなぁ～という感じがしました。台湾人の熱狂的な政治関心と日 本人の淡白な態度、この二つ足して二で割ったくら いがちょうど良いのになぁと思います。

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