goo blog サービス終了のお知らせ 

深津ちゃん応援ブログ

深津絵里さんの非公式ファンサイトです。

「CHANGE」第9回ツッコミレビュー

2008-07-07 22:47:55 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

第9回のレビューです。

■一言レビュー: 正直、今回は微妙な出来でした。

ちょっと微妙な出来でした。啓太&理香のシーンも先週ほど惹かれなかったし、神林の仕組んだ大同商事疑惑のせいで啓太たちが防戦一方だったので、観ていて楽しくなかった。

次回が最終回だから新しい展開を入れにくいのはわかりますが、今回を観た視聴者が、最終回を楽しみにして観るかというと……ちょっと微妙ですね。盛り上がりに欠けます。

相変わらず、役者さんたちはいいんですけどね。

以下、いくつかツッコミを入れます。


■「踊る大捜査線 THE MOVIE2」を彷彿とさせる(?)演出

同じこと思った人、いません?

OD2は本広監督なので、澤田監督ではないんですけど、啓太の倒れるシーンがね。

啓太が倒れる → BGMにピアノが流れる → 理香が走っていく

OD2では、 すみれさんが倒れる → BGMにピアノが流れる → 青島が走っていく

ほら、似てるでしょ!?

■韮沢の登場シーン(正確には韮沢がみんなと一緒のシーン)が減っていく…

官房長官に出世した、韮沢。あまり出番が増えていない?というか、啓太宅のシーンは多少あるんですけど、大勢で一緒にいるシーンがあまりないですよね。官房長官としてしゃべるシーンは韮沢+報道陣だし。

やっぱりスケジュールの関係でしょうか。今日は「道元の冒険」の初日。稽古があったら、大勢のシーンの撮影はキツイですもんね。

■学士会館でもロケやってるんだな~

今日、エンドロールを見ていたら、ロケ場所に学士会館が入っていました。私も行ったことありますよ!

■健診結果が微妙… 「リンパ球が少ない」から過労ですか??

これは言わせてください!

通常、企業で行う健診は、白血球分画(好中球やリンパ球の内訳)は測定しないことが多いです。血算(白血球数やヘモグロビンなど)、肝機能、コレステロール、中性脂肪、血糖あたりは通常の健診でも測定しますが、それ以上の項目はドックでないと測定しないことが多いです。白血球分画は、白血球数が多い場合などに測定することはありますけどね。

まあ、白血球分画を測定したのは、くわしい健診をやったんだな、と思うとして。

何がいけないかというと…。「リンパ球が少ないから過労じゃないか」というようなことを言っていましたが、健診で、リンパ球数が少なくておかしい、と思うことはまずないから! 好中球が少ない場合は「あれっ?」と思いますけどね。健診の白血球分画でリンパ球が少ない、というケースにあったことはないです。それに、リンパ球が少ないから過労が心配、と思うこと自体ないですね。エンドロールに書いていないから、医療監修入っていないのかな?

健診でありがちな異常は…

白血球数が少し多い(10000前後) → タバコ吸ってます? カゼひいてませんか?

貧血気味 → きちんとした食生活してくださいね。便に血が混じったり、黒っぽい便が出ることはないですか? (女性の場合)月経は多くないですか?

血圧低め(収縮期血圧80~90台) → 立ちくらみありませんか?

コレステロール高め(総コレステロール220以上) → 脂っこいもの控えてください。

血圧高め(収縮期血圧140以上、拡張血圧90以上) → 塩分控えてください。(太っている人に対しては)減量してください。

肝機能異常(GOT,GPT高値、γGTP高値) → お酒ひかえてください。

心電図の異常(まあいろいろ) → 胸痛など胸部症状の有無の確認

……という感じなので、啓太の体調が心配だと説得力をもたせるための台詞としては、「肝機能の数字が高い」 「血圧が少し高い」 「心電図で異常がある」 とかね。

倒れるだけの説得力をもたせるためには、「心電図で不整脈がでている」とか言っておいたほうが、違和感ないかも。今回のラストで何で倒れたのかは知りませんが。

意識不明の総理ってねぇ…。どうなのよ?


明日発売のTVぴあ

2008-07-01 22:43:47 | 深津絵里(CHANGE)

明日発売のTVぴあに、深津絵里さんが載るようです。アミューズの公式HPに書いてありました。

以下、日記なので、読みたい人だけどうぞ。


先日、某試験を受けたのですが、勉強したのに、難しかったです。まあ、勉強しなかったらもっとできなかった?とも思うので……。あとは結果待ち。

秋には学会発表で京都に行くことが決定!秋の京都はうれしい。その頃には、「春琴」再演についても詳細が発表されるかな? 

「春琴」再演に深津さんが出演してもしなくても、来年の2月か3月ごろに、ヨーロッパ旅行に行くことに決めました。4月から常勤になったら、1週間とか長期の旅行はなかなか行けなくなるので、このタイミングを逃したらダメだと思って。

人間、今しかできない、と思うことがあったら、躊躇せず突っ込まないと。

私、海外旅行したことないんですよね~。大学卒業のとき、親にお金のことで迷惑かけられないと思って、周りは海外旅行に行ってたけど、私は行かなかった。

今なら、自分の稼いだお金で行けばいいということに気づきました。今後、海外で学会発表があったときに、学会発表が初めての海外旅行っていうのは避けたいので(笑)、なんとしても行ってやる!という気持ちになりました。出費が続くので、ちょっとお金も貯めなきゃ……。


「CHANGE」第8回レビュー

2008-06-30 22:54:41 | 深津絵里(CHANGE)

■一言レビュー: 罷免されていないのに「罷免された」と言うなんて、ありえねーっつーの!!

今回は、啓太と理香をくっつけるためにあるかのような話ですね。神林の動きによって、さらに啓太と理香の絆は深まったというか。

それにしても、密談ならともかく、あれだけ大勢の前で握手しているのに、「罷免された」なんて、ありえねー! 神林が和解するわけないな~なんて思っていたら、やっぱり終盤で裏切りましたね。

あと、“チーム朝倉”、どうかSP(大倉さん)も入れてあげてください! 啓太と秘書たちが仲良くやっているのを、遠くで見ているのが、なんだかかわいそうです(笑)。あ、あれでも一員に入っているんだろうか?


■今日はあっという間だったなぁ~。

今までの話の流れからして、啓太が神林を罷免するとは思えませんでしたが、あそこですんなり和解するようにも思えず、どうなることかと思っていました。ああいう結末になるとは、ちょっと意外でした。

それにしても、罷免されていないのに、罷免されたとは、ありえなさ全開ですね!

あと、第1回のエピソードで伏線になっているのは、やっぱり啓太の父の疑惑ですね。その疑惑が、おそらく神林の最後の爆弾なのだと思います。

■いまいち消化不良な脚本

今回は、あっという間に観られた反面、イマイチ釈然としない脚本でした。

啓太が福岡に帰った理由がはっきりしない。 → 単に、目の前のことが嫌になって遁走しただけかもしれませんが、じゃあ何で帰る気になったのか?理香が迎えに来たから?

啓太が東京に帰るだけの理由が、少なくとも台詞の上では感じられないです。

啓太に理香が「1分だけ時間をください」というところはよかったし、啓太と神林の二人のシーンもよかったですけどね。

政治モノとしてありえなさ全開なのはおいておいて、神林が罷免されたと言って支持率低下→じゃあ、どうやって逆転すんの?という感じもしますが。

この困難な状況から一発逆転するんですかね! ……あと2回で?

■理香の心理状況を勝手に解説

やっぱり、理香は啓太の胸で泣いていたんですね。深津さん、泣きの演技は天下一品。

理香は、もともと神林議員にあこがれて秘書になって、ここまで育ててもらって感謝しているからこそ、啓太に総理として頑張ってもらいたいけど、神林のもとに戻ったんですね。啓太を政治の世界に巻き込んで申し訳ないとも思っていたんでしょう。自分が政治家になりたいというより、神林が憧れの政治家で、神林にお世話になったから、神林のもとに戻ることにした、ということだと思います。

でも、神林は理香の憧れていた理想の政治家ではなかった。もっと早く気づけよ!という感じですけど(笑)、それに気づかないあたり、理香も純粋なんでしょうね。

ともかく、理香は自分の気持ちに従って生きようと決心して、啓太のもとに戻ったんですね。自分の理想とする政治家が、神林ではなく、啓太であるということに気づいたのだと思います。

理香の髪型、神林のところに戻ったときは、アップにしていましたね。スーツ姿で仕事をしているシーンでアップにしたのは初めてかも。やっぱり啓太のところから離れたのを(視聴者に)印象づけるため?

そういえば、理香が神林の秘書に戻るのは考えがあるから、とTV雑誌に書いてあった気がするんですが、今日の放送を見る限り、何も考えはなかったような。

来週の予告では、啓太と理香が握手して、「お疲れ様でした!」って、また別れるのかよ!(笑)

■官房長官に出世した韮沢。大出世じゃん!

啓太が罷免していないのに、罷免したことになってしまった、神林官房長官。次週予告を見ると、何と韮沢が後任の官房長官に!? ありえない政治ドラマということはよくわかっているので、もう何が起こっても驚きません(by 本日の秘書官の台詞)。

■実は娘が6人もいるSP

今日のSPとの会話では、娘が6人もいることが判明。総理がいなくなったのに、緊迫感なさすぎ。

■採血後はもまないでください。あと、ニンニク注射は医学的な根拠に乏しいです。

風間さん演じる秘書は、採血後?に、肘のところをもんでいましたが、あれはダメです。筋肉注射は注射後にもんでもらうこともありますが、採血や皮下注射のあとは、揉んじゃダメです。ホント、このドラマの医療シーンはリアリティなさすぎ。

このドラマを見て、ニンニク注射って効くんだ~と思う人が沢山出たらどうするんだ!医学的な根拠とかないから。保険もきかないし、普通の病院にないもの、官邸の医務室においてあるわけないから。まあ、この手のものは、打ってもらった人が「効く気がする」と満足すれば、それでOKですけど。

政治に関してはありえないことを許容しますが、こと医療に関しては、リアリティを少しでも求めてしまう自分…。


月刊TVガイド「Muse」表紙&インタビュー

2008-06-25 00:59:52 | 深津絵里(CHANGE)

6月24日(火)発売の、月刊TVガイドMuse、深津絵里さんが表紙です。インタビュー2ページ+「CHANGE」最終回特集。

次回のあらすじも少し載っています。理香さんは啓太を連れて戻ってくるけど、理香さんは啓太の秘書に戻らず、神林のもとに戻ってしまう。だけど何か狙いがあるらしい。

どんな狙いなんだろう??

理香さんの後任はローサさん演じるひかるだそうです(笑)。でも、その人選は啓太らしくて良いかも。実務は秘書官4人にまかせればいいし。

さらに神林は最後の爆弾をもっているらしいですよ。

風間さん演じる秘書官が犠牲になるっていうのは、どの局面なんだろうか。

先の読めない展開なので、楽しみです。さらに、深津さんファンとしては、ひさびさに深津さんの演技を堪能できるドラマで、大満足。深津さんはどのドラマでも素晴らしい演技をしていると思いますが、やっぱり役柄によってファンとしての満足度は異なりますね。このドラマはキャラクター、衣装など、様々な面で、ひさびさの当たり役になったんじゃないでしょうか。


「CHANGE」第7回レビュー(今後の予想も)

2008-06-23 22:43:34 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

第7回のレビューです。

■一言レビュー: 予想していた通りの展開、でもどん底に突き落とされた啓太が可哀相。次回以降巻き返しなるか?

神林議員にそそのかされた理香が啓太のもとを離れようとして、さらに切り崩しを図られて啓太が窮地に陥る、という予想通りの展開。予想通りではありますが、ヒューマンドラマとしてはとても見ごたえがあって、1時間があっという間でした。時間を延長したかいがありました。

まあ、「政治ドラマ」というのは、味付け程度に過ぎなかったりしますが(笑)。

以下、もう少し細かいレビューを。レビューというより、今後の展開の予想まで含むので、読みたくない人は読まないでください。


■予想通りといえば、予想通り。で、今後の展開を予想すると…

レビューは後回しにして、今後の展開を予想してみます。

このドラマは、ハッピーエンドだと思うんですよ。ドロドロのままではいかない。たぶん。

突き落とされるからこそ、そこから巻き返すのが、痛快なんです。正直、今回の啓太は可哀相ですけどね。

今回どん底に突き落とされた啓太は、次回以降で巻き返しを図ると思います。そのきっかけは、言うまでもなく理香。神林議員の力を目の当たりにしつつも、理香が啓太のもとに戻ってくると思います。今回の「朝倉啓太として、そばにいてほしい」という言葉を胸に。

ここで活躍してほしいのが、今回名前を間違えられた(笑)韮沢さんだな~。圧倒的不利な状況で啓太サイドが巻き返すのには、何か一発逆転の秘策が必要。飛び道具で思いつくのは韮沢さん(?)なので、活躍してほしいです(これは願望)。だって、啓太が総理になってから全然活躍してないもん、韮沢さん。

何かのインタビューで、神林議員の秘書を演じる風間杜夫さんは、議員をかばって自分が犠牲になるシーンが出てくるともおっしゃっていました。おそらく、神林議員サイドのスキャンダルが発覚し、啓太サイドが巻き返しを図るんじゃないかと思います。

今回の買収工作が発覚するんだろうか? そうなったら、神林議員サイドには致命傷。あとは、第1回の話も伏線になっているという情報(?)もあるんですよね。第1話のエピソードで最終回近くで出てきそうなことといえば、啓太の父のお金の話なので、それももしかすると神林議員の差し金かもしれません。

政治の話では、小児科医療に取り組む補正予算案が国会で否決されるピンチ。内閣不信任案を出されたらどうするか、総辞職でなく、解散してしまったりするのかな?

でも、いかにも悪そうな神林議員がラスボスなのかな~。いかにも悪そうな神林議員よりもっと大物がいてもよさそうなものですが、たぶんラスボスなんでしょうね。じゃないと、あと3回で伏線を回収しおわらないし……。

■理香さんメインの回で、深津さんファンとしてはうれしい♪

最近の深津さんは舞台的なオーバーな演技が多いと思っている人も多いと思いますが(「ザ・マジックアワー」のマリも舞台的な演技ですもんね)、微妙な感情の変化を表現するのもすごく上手いと思うんですよ。

今回は、「神林先生の指示に従わなければ私の未来はないけど、神林先生のやっていることが本当に良いんだろうか? 実際に頑張っている総理を支えたい気持ちもあるし、総理を支えられるのは私だけかもしれないし、どうしよう??」という心の動き勝手に解説してみました ^^)を上手く表現していたと思うんですよね。不安げにしているとき、あえて気を張ってキツイ表情をしているとき。すごく上手いです。

今日のラストの時点では、啓太と理香は心のすれ違いがあります。啓太にしてみれば、理香は首席秘書官をやめると申し出て、神林議員の策略を知っていながら啓太に言わなかったということで、理香は神林議員の手下に思えるでしょう。裏切られた気持ちです。一方、理香は、神林議員に啓太のもとを離れるよう指示されながら、不眠になるほど悩みぬいていた、しかも啓太に誤解されてしまった!ということで、理香もどうしたらよいのかわからない状態。

こういう、もどかしいようなすれ違い。恋愛色は薄めですが、お互い信頼しているはずなのに、すれ違いしているのは、ドラマのお約束ですよね。

次回は、二人がどのようによりを戻すのか(もう戻すって決め付けてますけど ^^;)、見所です!

■二人の距離感を表す演出

今日は、いつになく、啓太と理香の立ち位置が離れているシーンが多かったです。先週の恋愛スキャンダルのシーンで密接していたのとは打って変わって、今回は数メートル離れていました。これは、二人の心理的な距離感も表現していると思いますね。

■メインテーマが「小児科医療」である理由

現実の世界では小児科医療が最優先課題ではないかもしれませんが、ドラマでは、「政治家の駆け引きより優先しなければいけない課題」の象徴として取り上げていると思うんですね。もともと啓太が小学校教師であったという経歴と合わせても、子供のために尽力するというシーンは、エピソードとしても、絡めやすい。だから取り上げているのだと思います。

■ワンポイントでおいしいシーンのある、SP

大倉孝二さん演じるSP、好きですねぇ。今回は喫煙所のシーンで、オフの表情のSP(?)が見られました。リラックスしているのに、総理が入ってきてビクッとする、お約束な慌て方が好き。ネット配信でSPのスピンオフを作ってほしいくらいです。


「CHANGE」第6回ツッコミレビュー

2008-06-16 22:35:40 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

第6回のレビューです。

■一言レビュー: 政治モノなんだから、政治の話のほうがやっぱりいい。先週と違って緊迫感があり、クライマックスへ向かう予感。

先週の話(韮沢の娘の話)は、正直緊迫感がなさすぎでどうかな~と思っていたので、今週の話はよかったです。リアリティのないファンタジーでも一応政治モノなんだから(笑)、やっぱり政治の話がおもしろい。

今思えば、先週の話は箸休め的な話だったのかも。サイドストーリーだから、あえてあそこでやる理由がわからなかったし、出来がイマイチだったので、脚本家の福田さんは大丈夫なのかな~なんて思いましたけど(笑)。今週のは良かったです。全体的な緊迫感を保ちながらも、ところどころギャグシーン?があって。「CHANGE」は、脚本の出来に少しばらつきがあるけど、もっと出来の悪いドラマはたくさんあるので、全体的には許容範囲です。


■今週もリアリティなさすぎ、だけどこういう話があってもいいかな~

官僚が働いて予算を直すとか、与党をまとめきれずに野党と組むとか、総理の一言でみんなが味方になるとか、そんなに簡単に300億予算を出せるのかとか、ありえなさ全開の話。ここまでぶっ飛んでいれば、むしろ許せます(笑)。

■ベタなカラオケの選曲

TRFとウルフルズ。TRFの曲は、私が大学生の頃にはやっていた気がする……。

■恋愛スキャンダルは、これくらいがちょうどいい

だんだん美山さんのキャラがみえてきた。仕事と結婚したとか言い切ったり、恋愛をとりざたされて過剰に反応したり。ああいう役回りは、深津さんの十八番かも?

■小児科医も足りないが、産婦人科医も絶滅危惧種です。

論点を複雑にすると話がややこしくなるので、「CHANGE」で取り上げる話はシンプルにしています。これは全然OK。小児科だけに論点を絞らないと、とてもじゃないけど1時間に収まりません。それに、ライトに楽しむドラマだからこそ、「小児科医が不足している」ということくらいしか、シナリオに入れられない……。医療関連ではさまざまな問題がありますが、シンプルにクリアできる議題でないと、ドラマの題材に入れるのは難しそうです。

ドラマでは取り上げていませんが、産婦人科医も絶滅危惧種です。子供のかかる病院が減っているのも問題ですが、お産のできる病院が減っているのはかなり問題。

医師不足というのは、地方だけ、小児科や産婦人科の問題だけではないです。全体的にキツイ科が敬遠される傾向。先日の「新報道プレミアA」では、「楽な科を選ぶ医師が増えている」の例に「内科」が挙がっていたけど、“楽な”分野の内科を選ぶ医師が増えているだけで、“ハードな”内科を希望する医師は減っているという事実。

で、医師不足の原因は、医師が楽な科を選んでいるからではなく、行政の問題です。今まで過酷な労働条件でも文句を言わなかった医師が、文句を言うようになって、働く場所を選ぶようになっただけなんですね。だから国立がんセンターの麻酔科医が一斉にいなくなったりするんです。きちんとした待遇を用意することは、病院幹部であっても、一介の医師には無理な話。あとは、医師の行為が刑事告訴されるということ(大野病院の事件)、マスコミの偏りのある報道(医師をバッシングする傾向)も、医師の偏在に拍車をかけています。

「医師不足」という問題には、様々な原因がありますが、個別の医師がなんとかできる問題ではなく、政府が率先してかかわるべき問題です。

だから、「小児科医が不足している→政府がなんとかしないと!」と率先して動く総理大臣は、ドラマの中とはいえ、うれしかったです♪

■高橋英樹さんの存在感がスゴイ

高橋英樹さん、存在感がすごいです。今回から登場したとは思えないくらい。というか、時代劇チックな台詞まわし? (時代劇チックといえば、「ザ・マジックアワー」の伊吹吾朗さんもそうだったけど)

■大倉孝二さん、けっこうオイシイ役?

総理のSPだから、けっこうよく登場するし、今日みたいにプールに飛び込んだり、さりげなくクシャミするシーンなんて、けっこうオイシイんじゃない?

■来週は15分拡大、クライマックスへ向かうのか?

全何回かはわかりませんが、ドラマも折り返し地点を過ぎたようです。来週の放送時間は、フジテレビ番組表を見ると、なぜか 21:00~22:09 になっている?皆さんご注意を!

神林議員はここ数回、すっかりブラックな印象が定着していますが、いよいよ啓太&理香の前で本性を現すのか? そのとき理香がどう動くのか? 私が過去のレビューで書いたことそのまんま、予想通りの展開(笑)。

予告を見る限り、難題にぶつかりながらも乗り越えてきた啓太が、いよいよ挫折を味わうことになる? きっとハッピーエンドになるんだろうと思いつつも、今週のような予想のできない展開だと、やっぱりおもしろい。来週は見逃せない感じ。


「CHANGE」第5回ツッコミレビュー

2008-06-09 23:37:45 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

第5回のレビューです。

■一言レビュー: こうなってくると、総理という設定を借りた普通のコメディでしょう(笑)。 

いいんじゃないですか、ありえない事件の連続。総理という設定を借りた、コメディ。何も考えずにライトに楽しめます。ただ、全体的なインパクトからすると、第4回のほうがよかったかなぁ。第4回の話を受けて、第6回へつなげる話としては、よくできていると思いますけどね。


■別々の場所でもつながっている啓太と理香

今回は、啓太と理香は別々の場所にいるのに、啓太のことを信用して自信を持って答えている理香が印象的でした。

啓太は自宅、理香は官邸に、と離れたところにいるからこそ、強調できる絆。最初の頃は啓太のことを不安一杯で見ていた理香も、啓太の政治家としての素質に気づき、信頼できるようになっているんですね。口ではキツイことを言っていても、ドーナツを買いに行けるように手配したり(結局行けなかったけど…)、理香の優しさが垣間見える話でした。

■少しずつ明らかになる、啓太の資質

第4回は官僚と衝突する無茶をしていた啓太ですが、第5回では、きちんと勉強した上で官僚の意見に同調し、自分の言葉でアメリカ代表に対応していました。

■今回は韮沢メインの話

4人の中では一番普通でない,韮沢メインの話でした。韮沢にも、あんな弱点があったとは…。

■一人ずつ味方が増えていく?

第4回では、中村敦夫さん演じる議員が、啓太の味方になりました。今回は、平泉成さん演じる秘書官が、啓太の味方になります。啓太がピンチに陥るたびに、啓太の行動に感化され、味方が増えていく、という構図なのかもしれません。

■医者らしくない女医さんにダメ出し!

なんでいつも血圧測定ばかりなのよ。せっかくだから胸の聴診くらいしてよ。聴診器使うのが、ドアの向こう側を聴くためだけなんて……。

いかんいかん、政治の世界にはリアリティを求めないくせに、医者の描写に関しては、少しでもリアリティを求めてしまう自分……。

■今後の展望: ある意味予想通りの展開?スキャンダルネタ

第5回では神林議員のイライラはピークに。啓太を馬鹿にし、傀儡政権をもくろんでいた神林議員は、啓太の意外な才能に嫉妬し、このままではいけないと思うようになっているのです。

自分の手駒であるはずの理香も、啓太サイドについています。このままではいけない。そう思ったのでしょう。次回予告を見る限り、来週は啓太&理香のスキャンダルネタ(?)になりそうです。

でも、啓太と理香のスキャンダルネタを出すには、第6回って早くない? この障害の乗り越えたら、啓太と理香はさっさとゴールしちゃいそうに思えるんですけど(笑)。この話は勧善懲悪モノに近い展開なので、いつかは神林議員が失脚するのでしょうか。

ピンチに陥るたびに、味方を増やして何とか乗り越えているので、来週も新たな味方が増えるのかも。来週も追加キャストがありますね。深津さんと一緒に飲んでいたのは高橋由美子さん。あと、大御所では高橋英樹さんも登場するようです。


「ザ・マジックアワー」はカンヌのマーケットでも好評!

2008-06-03 00:18:16 | 深津絵里(CHANGE)

以前、三谷監督のブログでも書いてありましたが、「ザ・マジックアワー」はカンヌ映画祭のマーケットで好評だったそうです。

■フジテレビ社長会見要旨

http://wwwz.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2008/080530kaiken.html

以下、社長会見から抜粋。

Q.月曜9時ドラマの「CHANGE」を5月スタートにしたのは成功と考えているのか。それとも失敗と考えているのか。

5月スタートとしたことで広報・宣伝活動も充実し、火曜9時・木曜10時も含めて、まあまあうまくいったのではないかと考えている。内容についても、難しくなりがちな政治の世界を分かり易く描き、純粋に楽しめる作品になっている。オリジナル脚本である点も十分に評価している。

Q.今後もこのような変則スタートはあるのか。

いろいろな形が考えられるのではないか。

Q.まもなく公開される「ザ・マジックアワー」の前売り状況や意気込みについてなど。

興行収入61億円だった「有頂天ホテル」と同じ位のペースで前売り券は売れている。私も試写で見たが、ストーリーも演技も素晴らしい。前評判は上々だと思う。カンヌ映画祭での試写もバイヤーで満員となり、爆笑の渦だったと聞いている。

Q.すでにバイヤーからのオファーはあるのか。

韓国、香港、シンガポールなどからすでにオファーはあり、今詰めているところだ。

(引用終わり)

「ザ・マジックアワー」はフジテレビ×東宝コラボ、久々の大ヒットになることを期待しているんですけどね、どうなるでしょうか。


「CHANGE」第4回ツッコミレビュー

2008-06-02 22:42:49 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

第4回のレビューです。

■一言レビュー: ありえないの連続だけど、フィクションだからいいか♪ 

深津さんファンということを抜きにして、普通にドラマとしてよくできていると思いますよ。フィクションなんだから、リアルに作る必要はないです。最初はうまくいかないことの連続だけど、最後でスカッとする。破天荒なストーリーだからこそ、ラストで視聴者はカタルシスを感じることができる、そんな話だったと思います。


■少しずつ魅力がでてきた、ぶれない啓太

今までは、周りが担ぎ上げるだけの魅力を視聴者として感じられませんでした。でも、今回は啓太の良さが感じられました。

単に反対するのではなく、「何でだろう?」という疑問をもって解決にあたる、という点で、ぶれない人物像。ドラマの主人公として良いキャラクターになりつつあります。

第3回までは、とにかく選挙に勝つという結果までたどり着くのが優先で、一つ一つのことを細かく掘り下げることができなかったですからね。今回みたいに一つのテーマに沿って話を展開するくらいがちょうどいいかなと思います。

相変わらず三人の生活をするっていうのもあり得ないけど(笑)、やっぱり四人でにぎやかなのがいいです。

■相変わらず怒ってばかりの理香→でも最後のほうでちょっとCHANGE

第3回で少し距離が縮まったかにみえた啓太と理香。でも、第4回での理香はそっけない。というのも、周りは官僚ばかり。理香も官僚的考えが染み付いている。だから、韮沢やひかるが一般人としての視点でも、理香はそうなれるわけがない。しかも、理香のかつての上司が現在の部下。

そんな理香も、一生懸命な啓太に感化されて、少しずつ変わります。かつての上司に反発して、啓太をサポートするようになります。

理香は、首席秘書官なのに、最初の頃は怒ってばかり、フラストレーションをためてばかり。だからこそ、理香がラストにバシッと言い切るところで、視聴者はスカッとします。

深津さん、怒ってばかりだけど、ホントに表情豊か。

■オールマイティー、いつのまにか補佐官になった韮沢

今回はウェットスーツ着たり、韮沢は何でもやるんですね。選挙プランナーから出世しました(笑)。

■いつの間にかお茶くみになった、ひかる

いつの間にか正式なスタッフになり、秘書室にいるひかる。一服の清涼剤ですね。

■印象に残るSP、クセモノぞろいの秘書官

SP役は、「西遊記」で老子役だった、大倉孝二さん。すごく背が大きいですね。深津さんと大倉さん、身長差がすごかった。そういえば、舞台「贋作・桜の森の満開の下」(2001年)でも共演していたな~。

秘書官もすごい。脇役でおなじみの人ばかり。役名「太郎勘助」なんて、名前で狙いすぎ(笑)。

■東大教授がハマリ役? 森本レオさん

東大教授として出てきた時点で、ツボでした。あまりにもハマリ役すぎて。研究者役が合う。

■首相官邸に医師が常駐してニンニク注射かよ!

もうちょっと医学的根拠のある治療をしてください(笑)。

……ファンタジーだからリアリティを求めていないくせに、医療シーンにはリアリティを求めてしまう自分(笑)。

■今後の展望: 黒い部分が徐々に明らかになる神林、対立する啓太チーム?

先週の結末で、神林議員は啓太を総理にして、自分が操る、つまり傀儡政権を狙っていたと推測されます。今回、神林議員は啓太を総理にして、自分が閣僚も決めて、そこまでは順調でした。さらに自分が権力を握ろうとする動きを見せますが(啓太以外の閣僚を集めたりしてね)、その後神林議員にとって予想外の展開が訪れます。啓太が官僚の決めたことに反発したからです。

今後、神林議員は自分の動きをさらに活発化させるでしょう。啓太たちはどうするか? 神林議員を尊敬してきた理香も、神林議員の真意を知る日がくるかもしれません。そうなったときに、理香がどう動くか。そのあたりが今後の見所になってくるんじゃないかと思います。

……とまぁ、いろいろと真面目に考察してみましたが、このドラマは何も考えずに観るのが一番かも?


深津絵里インタビュー@「CHANGE」公式HP

2008-05-27 21:43:29 | 深津絵里(CHANGE)

木村拓哉さん、深津絵里さん、寺尾聰さん、加藤ローサさん、阿部寛さん他出演の話題作、フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。

フジテレビの「CHANGE」公式HPが更新されて、深津さんのインタビューが掲載されています。ドラマ「西遊記」のときは、公式HPにインタビューが載ると思っていたのに、メインキャストでは深津さんのインタビューだけなかった…… orz  ということがあったので、今回はインタビューがきちんと載ってよかったです(笑)。

深津さんは、テキパキした美人秘書である理香を好演していると思います。嫌味なところもあるのに、そんなに嫌な感じがしないのは、深津さんが演じているからかな~とも思います。

ただ、東大卒財務省OBという「超エリート」という雰囲気ではないんですよね。これは深津さんの演技の問題ではなくて、「超エリート」を感じさせる台詞がないためだと思います。細かいことに気がつくし、事務的な面ではハイレベルなのですが、すごく何でも知っている、という感じではないんですよね。知識という点では、むしろ韮沢に軍配に上がるかも。

「CHANGE」第3話の最後の方で、米国からお祝いのFAXが届いたシーンがありました。小学校教師の啓太が読めないのは仕方ない(?)として、東大法学部卒の理香は英文くらい読めるでしょ、と思わず突っ込んでしまいました(笑)。神林が英語で会話しているのと対照的に、啓太&理香があたふたしているところを描きたかったのかもしれないけど。