~サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする~

サッカー部の活動をお伝えします。
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一歩進んでは・・・

2016年03月31日 20時30分44秒 | 試合・練習試合案内

3日間の宇治フェスティバルが終わりました。

結果、Aチームは予選を無敗で突破し、上位リーグで入賞し、来年度は一つ上のカテゴリーで戦う権利を得ました。

Bチームも2位の上位リーグで1番になりました。

2チーム分かれての活動でしたが、しっかり各々の場所でやれたと思います。

特にAチームに関しては、負ければ後がない状況で、終了間際に決勝点をあげ、勝利しました。

この粘りが今の時期に出せるのは今後が非常に楽しみです。

 

しかし、それぞれの会場で残念なこともあったようです。

 

試合会場を間違える、チームを一つにする行動をとれなかった、その時その時に上級生としての自覚のある行動が取れなかった、ボールを紛失した・・・・

時同じくして、奈良の智弁学園が甲子園で見事優勝しました。甲子園で優勝するとは本当にすごい事です。

そのメンバーの中心選手たちは間違いなく3年生になる生徒達です。

5万人が見守る甲子園で優勝し、人生に大きな大きな財産を得た彼ら。

インタビューにも堂々と応えるキャプテンや、他の3年。

苦しい事から逃げずに、全てを野球に捧げ、努力と苦労を重ねた生徒である事は一目瞭然でした。

一方、レベルの低い事で怒られ、自覚がないと言われ続ける上級生。

比べるのはよくないですが、同い年ですよね?もっというと同じ県内、中学の友達だっているかもしれない・・・。

この後に続く文は自分で推測して下さい。感じて下さい。

 

ただ、確実にチームはレベルアップし、小さな結果を出し始めています。

この小さな成長をすごく楽しみに毎日指導しています。コツコツ、ボチボチです。

ただただ、みなもよく知っている「ゲキサカ」というサイト見て下さい。

同じ時期、同い年の彼らが、どんどん大きなフェスティバルに参加し、結果を出しています。

先生自身も羨ましいな~という思いより、必ずそのレベルにチームを引き上げたい、と常に前向きな気持ちでいます。

その為には、皆の成長が不可欠です。

二度と上級生が今日のようなレベルの低い事象、また内容でチームの士気を下げる事のないようにして下さい。

明日はゆっくり休んで、また2日から続く試合、頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リーグ4節

2016年03月21日 20時06分54秒 | 試合・練習試合案内

今日のリーグ終了地点で2勝1敗1分けと、1部昇格に向けまずまずの位置につけていると思います。次節は少し開いて4月17日になります。

再開に向けてチームはそれぞれの場所でレベルアップを目指します。

学校で練習する組、遠征に行く組、フェスティバルに行く組、ブラジルに行く組・・・。

頑張る場所はそれぞれ違いますが、自分が向上心や目標をもって取り組めば必ずレベルアップできます。

リーグやインターハイ予選へ向けて競争は始まっています。

応援も大事ですが、やっぱり試合に出てなんぼです。

これで相手と勝負できる、という武器をしっかり磨いて下さい。


後輩

2016年03月13日 21時31分35秒 | その他

大学2年になって、Aサブ~Bチーム位の位置につけていた自分は(当時の部員数は130~150位)、今年こそはAサブの位置につけて3年ではスタメンの位置に、と迎えた春、新入生に一人のDFが入ってきました。彼の名は前田和哉。和歌山の強豪初芝橋本高校出身の彼に対してのイメージは「普通の奴」という印象でした。

そんな「普通の奴」と思っていた後輩は、対人に強く、キックの精度も高く、プレーは堅いが安定している、それになんといってもそこまで口数が多い訳でもなかったですが、内に秘めた闘争心が物凄くプレーに出ていました。2年の6月ようやく公式戦デビューを果たした自分は、同じくスタメンの彼と同じピッチに立ちました。彼はセンターバック、自分は左SBでの出場でした。しかし、接戦の後半残り10分位に恥ずかしながら足をつってしまい、満足にプレーできない状態になりました。その時、若干1年生の彼に「頑張ったら戦えるって、がんばろよ」と奮い立たされました。そんな風に普段は静かでも年上にも熱い言葉をかけれる奴でした。

その後、彼はレギュラーとして関西選抜にも名を連ね、卒業後は練習生でセレッソ入団を勝ちとりました。そしてトントン拍子に出世し、2005年、Jリーグ優秀新人3人の内の一人に選ばれました。(他2人はカレンロバート・西川周作)

そして現在は山形への移籍を経て、キラバンツ北九州でキャプテンとして頑張っています。

そんな彼の人間性を物語るエピソードを一つ。

彼がセレッソでプレーしていた当時、自分もまだ奈良クラブでサッカーをしていて、練習試合をする機会がありました。おそらくその時、彼は相手に僕が所属していた事を知らなかったと思います。

そして両チーム分かれてアップしていた時、僕に気付いた彼はアップを止め、わざわざ「お久しぶりです」と握手を求め、挨拶にきてくれました。優秀新人にも選ばれ、J1セレッソの不動のレギュラーにもなっても彼は全く奢ることなく、気を遣ってきてくれました。

よくウチの生徒にも、恩師が試合に来てくれたら必ず挨拶に行くように指導しています。それはそういう事でもあるんです。

下に貼った動画は、ある年の天皇杯で、山形対セレッソ(当時は移籍して山形に所属)戦で、セレッソでの功労者であった彼に、相手ながらエールを送っているセレッソサポーターの動画です。(ニックネームはゴリ前田)

https://www.youtube.com/watch?v=nMPrpKuYytw

つまり、性格が大人しいとか、口数が少ないとか、人見知りとか、人それぞれです。何にも問題ありません。

でも、サッカーを(スポーツ)するなら、肝心な時に強く、熱く、戦え、そして周囲に気が配れる、人の為にも戦える、期待してくれてる人(サポーター)の期待に応えるべく、死ぬ気でやれる。

そんな要素が必要だと思います。

彼のような熱い男に出会える事を楽しみにしています。

 


改革の必要性

2016年03月10日 22時43分42秒 | 試合・練習試合案内

今日はチームとして個としてレベルアップしていく上で、現在のままで足りていない面や、必要な部分の話をしました。

試合での技術は勿論のこと、日頃の取り組みから、私生活からくるメンタルの強さの必要性も話しました。

「感じる」生徒が増えないと勝てないし、変化する事に期待します。

この1週間、本校では補習期間で学校はそのモードですが、よその私学はどんどんこの時期、遠征に出掛けています。

今日のような超低レベルな問題が練習で起きてるようでは、一生強豪に追いつかないでしょう。

さー、皆、しっかり基準を外に向けて、お山の大将を脱皮しよう。

 


感じる心

2016年03月06日 20時41分29秒 | 試合・練習試合案内

人間性にしろサッカーの技術にしろ、伸びる要素であったり、伸びるタイミングは人それぞれです。

最近、成長する生徒の特徴の一つが分かってきました。

その一つが「感じれる人間」です。

例えば、普段試合に出られない者が、ライバルの怪我やアクシデントにより出番が回ってきました。こちらから「わざわざ」今がチャンスや、と声をかけられ、エンジンのかかる選手は伸びません。

その状況をチャンスと感じ(理解し)プレーができる選手は伸びます。

 

生活面でプレー面で指導を受けました。

期待されてるんや、頑張らないと!と感じ、練習する選手は伸びます。一方、その時だけ返事してその後も、指導してもらった意味を「感じれず」努力のしない選手は伸びません。

特色選抜で合格者が決まり、もうすぐ新入生が来ます。実力は分かっているはずです。その状況で自分が何をすべきか「感じない」者はきっと補欠のままでしょう。

今日、練習試合で2年が副審をしているにも関わらず、気づかない1年がいました。それに気づいて「1年代われよ」と気の利いた声を掛けられる2年もいませんでした。

やっぱりそんな者達は色んな面で伸びていません。

「感じてない」から。

もっとも「感じられるように」育てるのも僕らの大事な仕事ですが、伸びるのは感じた者、感じだした者からでしょう。

楽しみにしてます。