このブログ(最近は開店休業中ですが)を開設して約10年経ちました。当時、京都の某中学に勤めており、顧問を持つ中で、何か外部に発信できる手段がないか、というとこから始めました。 当時の中学生は社会人になっている年齢だと思います。もし、このブログをまだ見てくれている生徒や関係者の方は、近況を知りたいと思います。コメント欄は第三者には公開されませんので。 この10年間に関わった皆さんが、今どこで何をしているのかが非常に楽しみです。それでは宜しくお願い致します。
毎年恒例のこの遠征も昨日、無事に終了しました。
5回目にして初の決勝進出を果たし、準優勝で幕を閉じました。
1年生大会や、最近の1年のみで参加した試合結果のことを思えば、日に日にチームはまとまり、個人の色が出せて非常に成長を感じた3日間でした。
が、
未熟な部分も多く露呈した3日間でもありました。
元来、僕はチーム作りの上で、サッカー以外の面を大切にします。それは何故か。
それは・・・
「人間性がプレーに出る」からです。
これは綺麗事ではなく本当のこと。年々その思いが強くなります。
普段から、遅刻、欠席、忘れ物、校則や集団でのルールを守れない等・・・のいい加減な者は、試合で苦しくなったら、最後まで頑張れない、自分の思い通りにならないと諦める・逃げる傾向にあります。
逆にその部分がしっかりしてるとチームに団結力と粘りが出ます。
色んな苦しいことを乗り越えて「心」が育っているからです。
3日間では、挨拶、返事、時間より早く行動する、バスでのマナー、時間の過ごし方、目配り気配りの心、どれをとってもまだまだでした。朝の散歩時も、たった今起きた、というような雰囲気で、洗顔もせず、寝癖もそのままで、(絶対毎日親に起こしてもらってるやろな)と感じる子も多くいました。
一人の人間として大きく反省し、成長する必要があると感じました。
しかし、言い換えると伸び代も無限大とも感じました。
オフザピッチがまだまだでも準優勝できた訳ですから。
現在、高校野球が行われています。
観ていると、ある学校の監督が紹介された時、監督名の紹介の下に自身のポリシーとして、「大事なのは普段」的なモットーがありました。
やはりそうです。
これからは気づいた者からどんどん伸びると思います。
今後も良いチームになる為、人間性の向上に努めてもらいたいと思います。
最後になりましたが、遠方にも関わらず、応援、差し入れ感謝致します。大きな力となりました。
今後も宜しくお願い致します。
本日リーグ第8節があり、何とか2−0で勝利し、勝ち点を10に伸ばす事ができました。。
苦しい試合でしたが勝ち切れたことは大きかったと思います。
今日のその試合に、この春卒業したGKの先輩が応援に駆けつけてくれてくれました。
少しだけ話をしましたが、その中で「僕も1部リーグでやりたかったです」的な会話がありました。
去年、彼はチームの1部昇格に大きく貢献してくれました。
サッカーでのプレーは勿論のこと、苦しい練習にも、理不尽なことにも、チームがバラバラになりそうな時にも、文句一つ言わず、自分をしっかり持ち、ブレることなく頑張り続けてくれました。
担任として3年間受け持ちましたが、学校生活での態度も素晴らしく、あまり面白くないキャラを除けば、人間的に申し分ない生徒でした。
正直、彼がいなかったらチームは絶対にまとまっていなかったと思っています。
そんな彼が中心となり「上げて」くれた1部リーグでの戦いに現在の2、3年は必死になっているでしょうか?
苦しい時、劣勢な時、「戦って」いるでしょうか。
特にレギュラー陣、彼のように1人でもストイックに練習できているでしょうか。
彼らは、昨年、制度的に自分達が1部で戦うことが無理でも後輩の為に戦い続けてくれました。
後先の事は何も考えず、自分達は来年どの道、1部でやれる事がないし・・・と、そういう幼稚で、勝手な思考、そんな想いであれば、今のチームはなかったと思っています。
僕は恩を仇で返す人間にはなりたくないので、今は監督として、彼らが必死に戦い、上げてくれたステージでカテゴリーを下げず、在校生を戦わせ続けることが恩返しだと思っています。
上手いとか下手とか関係ありません。
彼のように自分をしっかり持ち、人の為に行動ができて考えられる選手が、一人でも多く出てきてくれる事に期待しています。
在校生の皆へ。
「今」があるのは誰のお陰か、そんな事を考えられる人間になって欲しいですね。
暫く更新をさぼっている間に、チーム状況ががらりと変化しました。
2016年度、2部リーグで3位になり、2017年度から戦いの場を1部リーグに移すことになりました。
その後2017年度を戦うチームに移行し、まずは最初の大会である新人戦のシードを獲得しました。
これは3年ぶりの事でもあり、しかも昨年度の選手権出場チームを破っての権利獲得という事で大きな成長をみせました。
チームは緩やかですが、確実に成長曲線を描いて成長しています。
4年前の赴任時には、相手にされなかったチームや、全く歯が立たなかったチームとも「戦える」ようになってきています。
そして今日、1部リーグが開幕しました。(積雪のため順延になりましたが・・・)
いよいよです。
そして、今年のチームに必要な事。
それは「脱・仲良しクラブ」です。
味方が手を抜くとしっかり叱れる、目標達成に向けての姿勢が欠けると叱れる・・・といった「普段」と「サッカー」をどれだけ切り離せるか、また、自分一人だけでも上手くなる、上を目指してやる・・・。
目標は各々、何でもいいと思います。
ノートには良いことは書ける。言われたら返事はできる。
ただそれを有言実行し、強い信念と継続した努力出来る者。今、現在は皆無です。
そんな殻を突き破れる選手が出てきたら可能性は無限大という事です。
今後も「孵化」に少しでも力になれるよう試行錯誤のサポートは続けたいと思っています。
2日目の結果
福知山A5−1×
B3−1○
西舞鶴A4−1○
B3−0
1泊2日でしたが、非常に有意義でした。有意義というのは何も良かった事が全てではなく、今後の方向性やチームとしての約束事、規律も含め再認識できた遠征でした。
練習してきた形が幾度となく成果として現れた事や、プレーのマイナス面や課題も皆で共有できたことが良かったです。
やはり、寝食を共にし、色んな事を共有する事は非常に大切な事です。
選手権に向け、着実に形は出来つつあります。
チームとしても個としても、やることは概ねそれぞれ理解してきました。
後は、本人達がどれだけ「本気」でやるか。
楽しみです。
皆お疲れさんでした。