~サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする~

サッカー部の活動をお伝えします。
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チーム作り

2011年02月13日 21時23分32秒 | その他

毎年、チームを持つ時に思う事ですが、公立中学を強くする為には縦の関係、すなわち少年団との関係作りが不可欠です。

初めて赴任した中学は人数は少ない地域でしたが非常に良くして頂きました。縦の良い関係が出来ていた為、赴任前から県でもベスト4常連校で、しかも人数が少ない中でも毎年1人は選抜級の選手がいるような、非常に楽しいチームでした。そこで指導した中の1人に、素晴らしいセンスを持った生徒がいました。指導歴8年目ですが未だにその生徒よりセンスのある生徒は見たことありません。

知り合いもいない京都に移った時は、何とか繋がりを作らないといけないと思い、少年団が練習している場所にアポなしで行き、経緯を説明し、関係を作り、また時にはHPを持っている少年団のチームにメッセージをし、それを機によくしてもらったりして、何とか基盤を作るように尽力しました。いずれの指導者の方もこちらの気持ちに呼応するかのように京都時代には快く何かと助けて頂きました。

その中の一つに、太秦少年団というチームがありました。そこで鍛えられている殆どの子ども達はそのまま太秦中に進み、京都の中体連の常勝チームになっていました。

そんなよそ者と関係を気付いて下さるような心の大きな指導者なので、良い選手も育つんだな、と今になって気づきました。

あと、初任校の校長先生に、チームを強くするに為に不可欠な要素の一つとして、保護者のバックアップという事も言われました。

保護者がチームに対して顧問に対して文句をいうような環境では絶対強くならないし、「何かあった時は先生、任せときや~」位のバックアップがなければこちらも思い切ってやれないからな。と言われたのを思い出します。

もっとも、それにはこちらが理解してもらうように働きかける事が前提ですが・・・。

現在部員数13名。

何とか本校サッカー部も地域も軌道に乗せたいものです。

 

 


縮まった温度差

2011年02月10日 22時15分57秒 | その他

部員数13人。内2人は中学から、GK二人は元々フィールドプレーヤー。

今年のチームは、能力や選手層、どれをとっても厳しいチームである事は十分に分かっていました。

それでも勝つ事の喜びを分かってもらいたく、綿密に作戦を立て、幾度となく頭の中でシュミレーションをし、新人戦を迎えました。

しかし、できないのではなく、やろうという気持ちが足りずに予選敗退を喫しました。

「勝ちたいという気持ちが足りないから試合後もヘラヘラしてられる。予選で負けて何とも思わないのか。皆が先生を信用してついてこないなら、俺はもう練習をみない。」

新人戦が終わった後、はっきり皆にそう言いました。

新人戦が予選敗退に終わり、その負け方・やられ方全てが想定内で事前にミーティングしていた事であり、予選敗退が決まったその時でさえ、皆に“それらしき表情”はありませんでした。

「南部大会次第ですね」

試合後のミーティングで松本先生とそう話しました。

「これで南部大会で同じ事を繰り返したら、もう皆に自分らで好きに練習させときましょう。」

 

・・・・・・・・・・・

 

そしてその南部大会で準優勝しました。

 

しかも準決・決勝のダブルヘッダーは11人の交代なしで、しかも1年8人、2年3人(うち一人はGKをフィールドで)という、どう考えても決勝まで進む事は考えられないような状態でした。

それでも皆は練習から徹底した事を実践し、堂々の準優勝を果たしました。去年のような豊富な戦力で“準優勝に終わった”のとわけが違います。

やれば出来るんです。

そして厳しいですが、皆がやってる事に間違いはなかった。

まさに少数精鋭という言葉を地でいくような大会でした。

これを弾みに春季大会に向けて更にレベルアップしていきたいと思います。

 

※ブログの更新を気にかけて下さった皆様、コメント等有難うございました。