毎年、チームを持つ時に思う事ですが、公立中学を強くする為には縦の関係、すなわち少年団との関係作りが不可欠です。
初めて赴任した中学は人数は少ない地域でしたが非常に良くして頂きました。縦の良い関係が出来ていた為、赴任前から県でもベスト4常連校で、しかも人数が少ない中でも毎年1人は選抜級の選手がいるような、非常に楽しいチームでした。そこで指導した中の1人に、素晴らしいセンスを持った生徒がいました。指導歴8年目ですが未だにその生徒よりセンスのある生徒は見たことありません。
知り合いもいない京都に移った時は、何とか繋がりを作らないといけないと思い、少年団が練習している場所にアポなしで行き、経緯を説明し、関係を作り、また時にはHPを持っている少年団のチームにメッセージをし、それを機によくしてもらったりして、何とか基盤を作るように尽力しました。いずれの指導者の方もこちらの気持ちに呼応するかのように京都時代には快く何かと助けて頂きました。
その中の一つに、太秦少年団というチームがありました。そこで鍛えられている殆どの子ども達はそのまま太秦中に進み、京都の中体連の常勝チームになっていました。
そんなよそ者と関係を気付いて下さるような心の大きな指導者なので、良い選手も育つんだな、と今になって気づきました。
あと、初任校の校長先生に、チームを強くするに為に不可欠な要素の一つとして、保護者のバックアップという事も言われました。
保護者がチームに対して顧問に対して文句をいうような環境では絶対強くならないし、「何かあった時は先生、任せときや~」位のバックアップがなければこちらも思い切ってやれないからな。と言われたのを思い出します。
もっとも、それにはこちらが理解してもらうように働きかける事が前提ですが・・・。
現在部員数13名。
何とか本校サッカー部も地域も軌道に乗せたいものです。