口臭外来を置く病院は、大学歯学部や医学部の付属病院を中心に近年急激に増えています。女性は特に毎月の生理時に精神的不調に陥ることが口臭を誘発することもあり、また思春期や妊娠時にも血中ホルモンの変化や代謝が関係して、息や唾液が臭ったりするのです。自臭症や口臭、また口の悪臭が気になる方用の外来ですが、口臭の原因が体内の異常によるものであることが判明した場合には、内科と連携して治療が行われます。また、病的口臭のもう１つの原因は内科学（耳鼻咽喉科学）的疾病によるものです。慢性鼻炎、蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖尿病、特に胃の不全など消化器の病気などが具体例として挙げられますが、このうち肝炎や糖尿病の場合は、特有のすえたような悪臭を放ちます。
病的口臭は更に２つに系統が分かれますが、１つは歯学的問題によるものがあります。その他口臭が薬品のような臭いを放ったり、二日酔いや甘ったるい臭いがする場合には、病気が潜んでいる可能性がありますので、病院で検査されることをお勧めします。口臭の強い虫歯は進度が大きいのも要注意です。女性特有の口臭の対策グッズには、例えば女性ホルモンと良く似た構造や機能を持つハーブを混ぜたお茶があります。口臭から病気が発見されることもあるのです。
病的口臭の大半は歯科的な理由によります。口臭というのはデリケートな問題ですから、中々他人には指摘しづらい問題ですが、深刻な病気にかかっている場合もあるので、家族などに口臭を定期的にチェックして貰うのは大事です。バラやバニラといったハーブを混ぜ、身体の中から良い匂いが放たれることを期待した商品で、類似品にはサプリメントもあります。単に歯の問題だけではない、という印象がある場合などは、歯科医よりも口臭外来を利用した方が精密な検査を行えます。病院には、口臭外来といって、口臭専門の外来があります。
生理的口臭の原因は、他に加齢によるものと女性特有のケースも考えられます。虫歯や歯周病といった口内における特定の細菌の繁殖や、歯石の過剰な付着は悪臭の原因になりますが、根本的な原因を解消しない限り、歯を磨いても口臭は予防できません。そして口臭には生理的口臭と病的口臭に分かれますが、慢性的な問題を孕む病的口臭は、他人からは強烈な悪臭でも病気によるものなので、本人には自覚症状がない場合が多くあるのが特徴です。健康状態は口臭と舌の状態で分かりますので、ご自身でも歯磨きの際には意識するように心掛けましょう。