emitanの心にうつりゆくもの

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東京バンドワゴン~下町大家族物語 第9話

2013-12-08 13:05:02 | 2013秋ドラマ
第9話 「家族に贈る最期のクリスマスソング」

堀田青(亀梨和也)の父・我南人(玉置浩二)は、血を吐いて倒れ込み、病院へ運ばれて胃潰瘍と診断され、数日検査入院をすることになる。
青は文庫本をポケットに入れてお見舞いに行くが、我南人は家族に何も告げずに退院して行方不明になってしまう。
数日後、東京バンドワゴンに大町奈美子(井上琳水)の母・法子(西山繭子)がやってきて、最近奈美子が「羊が出てきてついてきて困る。でもこの『東京バンドワゴン』に来ると消えるから、ずっとここに居たい」と話すのだが心当たりはないかと相談に来る。
それを聞いた青の甥・研人(君野夢真)と姪・花陽(尾澤ルナ)は、カメラを持って奈美子と一緒に歩いてみることにする。
花陽が写した写真には羊の姿をした人が写っており、奈美子の両親と祖父・ケン(光石研)も集まって話し合っていると、その羊男が庭に現れる。
羊男は我南人で、覆面を外した我南人は、先日奈美子が神社でお参りしているのを見かけて声を掛けたところ、両親が毎晩ケンカをしていて離婚しそうだと悩んでいたと話し始める。
奈美子は、両親が離れないように何かしてみようと考え、「とんでもないお化けに追われて、研人だけがそれを救えるってお話はどうだろうか」と我南人に言い出したため、我南人は毎日3時間かけてメイクをして変装して、奈美子の後をつけていた事を打ち明ける。
奈美子の両親は離婚する話はなく、父親が自分の地元・北海道への転勤を勝手に決めてしまったため、それで口論になっていたのだった。
それを聞いた我南人は「奈美子ちゃん、そのLOVE忘れないでね。だって君たちが離れ離れになっちゃっても、きっとその本気のLOVEは大人になったら大切な大切な宝物になるからね」と声を掛ける。
誰にも告げずにまた堀田家から出て行こうとする我南人を青が呼び止めると、我南人は「お前、もっと自分勝手に生きていいんだよ。この店大切だよね?でもお前たちは、この店継ぐとか、そんなこと全然考えなくていいんだよ。好きなように生きな。何の心配もいらないって。思うままに生きよ」と言い残して去っていく。
一週間後、奈美子の両親が店にやって来て、父親が単身赴任をし、母親・法子と奈美子はケンと一緒に住むことで、法子とケンがこれまで失われていた時間を埋めていくことにしたと報告に来る。
そんな中、居酒屋「はる」女将・真奈美(片桐はいり)が青の姉・藍子(ミムラ)に「私、恋をしてしまったみたいなの」と、板前・コウ(田中要次)の事について相談にやって来る。
しかし、真奈美の恋心に気づいたコウは、店に出勤しなくなり、連絡が取れなくなってしまう。
公園を歩いていた青は、ベンチに座って住宅情報誌を見ているコウに気づき声を掛けると、コウは「自分は過去に色々ありましてね。それからなるべく人と深く関わらないように気をつけて生きてきたんです。それなのに…自分は誰かに惚れたりするような資格なんかない男なんです」と話し、自分が軽井沢の料亭で働いていた事、そこの板長の娘と結婚した事、その妻が肺の持病で27歳の若さで亡くなった事、そして「料理をするこの手で、大事な人を傷つけちまった」と話して、来週この町を去るつもりだと告げる。
すると青は「何があったとしても、幸せになっちゃいけない人間なんていないはずです」と声を掛け、来週のクリスマスイブの日に堀田家でパーティをするので来てほしいと話す。
クリスマスイブの日、我南人も家に戻ってきて、パーティの準備をみんなで進めていたところ、コウが堀田家にやって来る。
青はコウに、コウが妻が死んだ時に自殺をしようとして、それを止めようとした板長・久本(山崎一)の右手を傷つけてしまったことについて今でも悩んでいることを、調べて知ってしまったということを話す。
コウは「自分は恩ある人を傷つけ、その人生を終わらせた男です。真奈美さんを幸せにできるはずがない。だったら、もう側にいる訳にはいかないんです」と話すが、そんな中で青の妻・すずみ(多部未華子)が料理が揃うまで先に食べてほしいと、フグの刺身と聖護院蕪白煮を持ってくる。
コウは料理を見て驚き、煮物を食べると涙を流し始め、この料理を作ったのは誰かと尋ねる。
すると久本が出てきて「俺の腕は前より落ちたかい?」と尋ね、コウが否定すると、久本は「お前が未だに悩んでるようだから喝でも入れてやってくれないかと青さんがわざわざ訪ねてきてくれてな。この土地の者でもないお前を、心の底から心配してくださる素晴らしい方々に出会えたようだな。俺も、娘だってお前を恨んじゃいねぇよ。お前が新しい道を前向いて歩いてくれりゃぁ、それ以上望みはねぇんだよ。お前も作れ!これからお前は、この方達のために思う存分その腕を振るうんだよ」と声を掛ける。
涙を流して頭を下げるコウに、青は真奈美の元へ行くように促し、コウは真奈美の店へ走っていく。
パーティが始まり、みんなで談笑していると、我南人が「いいね、こうやって我が家にはLOVEが流れて、ずっと行くんだね。あのね、みんな。僕ね、喉頭ガンなんだ。手術すると声が出なくなっちゃうかもしれないし、歌が歌えなくなっちゃうかもしれないね。ロックンロールが出来なくなっちゃうかもしれないんだよ。死んじゃうのもLOVEじゃないけど、歌えなくなるのもLOVEじゃないね。それだったら、死んじゃうギリギリまで歌っていたいんだな、LOVEをね。だから、手術しないことにしたよ」と打ち明ける。
そして「これ、みんなへの最後のクリスマスソングね」と言って「きよしこの夜」を歌い、それを堀田家の面々は涙を流しながら聞いて・・・


というような内容でした。

我南人、胃潰瘍で済んで良かった!と思ったら、まさかのガン・・・
うーーーん、ちょっと暗い展開は望んでいなかったので・・・
あとは、ラス前ということなので、もう少し堀田家の話を中心に描いてほしかったかな。
コウさんの話も、奈美子ちゃんの話も、いいお話ではあったのだけど、最終回直前に持ってくる話では無かったような?と思ってしまいました
青の結婚式の後、すぐに我南人の病気の話を真剣に描いた方が良かったんじゃないかなぁ??

自由に生きてきた我南人が、青に「好きなように生きな。何の心配もいらないって。思うままに生きよ」と声を掛けた場面は、ジーンときました。
その時から「我南人の体に危険が迫っているフラグ」は出ていて、青も何となく察していたんですよね、きっと。
それが、歌手として歌えなくなるかもしれないという喉の病気で・・・
手術をして少しでも長く生きることを選ばずに、最後まで歌手として生きることを選んだ我南人だけど、そのまま我南人の言う通りになるのかどうなのか・・・
あと1話で描ききれるのかな??

来週どう締めくくるのかはしっかりと見守りたいと思うのですが、ラス前の話としては盛り上がるというよりは、後味が悪かったです
東京バンドワゴンが、これからどういう方向を向いていくのか・・・
心温まる話がずっと続いていたので、今までと同じように乗り越えていくのだろうとは思うのですが・・・ね。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
※公式HP(こちら
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