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emitanの心にうつりゆくもの

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ダンダリン・労働基準監督官 第10話

2013-12-05 21:05:55 | 2013秋ドラマ
第10話 「傷つけた労働者への代償!?監督官を辞める時」

西東京労働基準監督署に、オンラインゲーム会社「アプリドリーム・西東京ルーム」の社員・小西美月(石橋杏奈)がやってきて、南三条和也(松坂桃李)と段田凛(竹内結子)が対応し、先月残業を55時間しているのに20時間しかカウントされていないという相談を受ける。
小西は毎日手帳に勤務時間を記録しており、南三条と段田は小西の会社へ行って責任者と会い、勤務時間管理システムについて説明を受け、勤務時間記録表を見せてもらうが、システム上での小西の勤務時間は20時間だった。
段田は、小西には内緒で内偵をして小西の退社時間を確認することを提案し、課長の許可を得て内偵を始める。
内偵3日目の夜、南三条の母・恭子(石野真子)が差し入れを持ってやってくるが、そんな中で段田のケータイに社会保険労務士・胡桃沢(風間俊介)から電話が入る。
今から会えないかと言われて段田は断るが、胡桃沢が「アプリドリームの西東京ルームについてのお話なのですが」と言われたため、段田は内偵を南三条に任せて恭子と共に車を離れる。
恭子は段田に「うちの息子の事、よろしくお願いしますね。和也さんにとってあなたはとっても大きな存在だと思うの。上手く言えないんだけど、何か大きく変わったのよ。活き活きしてきたというか、前向きになってきたというか。それも全部あなたと一緒に仕事をするようになってからなのよ。だから段田さん、これからも和也さんの事、よろしくお願いします!」と言い残して帰って行く。
小西は10時13分に退社し、南三条は段田に報告メールを送る。
胡桃沢と会った段田は、胡桃沢から「監督官を辞めようと思ったことはないんですか?」と尋ねられ、「ありません。私は監督官という仕事を一生やろうと決めています」と答え、呼び出した意図を尋ねるものの、胡桃沢がアプリドリームについて話があるのは嘘だと言い出したため、胡桃沢の元を離れて帰って行く。
その頃、南三条が内偵を終えて車を出そうとしていると、小西が助手席に乗ってきて、「私、ちょっと困ったことになってしまいました。会社の近くだと話しにくくて…ちょっと車出してもらってもいいですか?お願いします!」と頼んできたため、南三条は車を出す。
小西は南三条に道を指示していくが、ラブホテル街に差し掛かったところで「止めて!」と言われたため車を停めると、小西は車から降りて警ら中の警察官に駆け寄って「キャー!助けてください!あの人が私を襲おうとしたんです」と言ったため、南三条は暴行未遂容疑で逮捕されてしまう。
翌日、段田と監督課課長・土手山(北村一輝)は、真鍋署長(佐野史郎)に呼び出されて南三条が逮捕されたことを知り、他の監督官たちもそれを耳にして一様に驚き、48時間以内に無実が証明されなければ送検されてしまうと心配する。
しかし段田は「でも、無実なら大丈夫なんじゃないですか?私の知っている南三条さんは、そういう犯罪は絶対にしません。ですから、キチンと捜査をしろと署長から西東京警察にガツンと言えば、それで十分だと思います。(自分はこれからアプリドリームに行き)具体的に何とは言えないのですが、内偵をしてる時から小西さんにもあの会社にも、何だか違和感があって」と話して、田中(大倉孝二)と一緒に出掛ける。
アプリドリームで段田は、この3日間の小西の残業時間は内偵通りにカウントされていることを確認するが、同僚の女性に話を聞いたところ、小西が急に今日から2日間休暇を取った事、小西は社長・飯野慎司と親しくしておりコネ入社か愛人と思われている事、小西は残業はいつもはほとんどしないがここ数日は突然残業をしていた事を聞く。
段田は田中に、社員に対して残業の聞き取り調査をするようお願いし、自分はアプリドリームの本社にいる社長・飯野に会いに行くことにする。
社長室に案内された段田だったが、社長席には胡桃沢が座っており、「遅かったじゃないですか、段田さん。飯野社長、さっきまで待っていたんですよ。段田さんがもっと早くここに辿り着くと思って。こちらのシステム管理はもうご存知でしょう。この会社はとってもクリーンです。指導されるような穴は作らない、それが飯野社長のポリシーです。その残業を訴えてる社員が嘘をついているんじゃないですか?南三条を訴えるような女性ですからね。単刀直入に言います。あなた、死んでください。あなたという女性は、僕の仕事の邪魔ばかりする。僕は労基がどの程度動くか、自分が監督官だったからこそ分かる。だから、監督官対策のできる社労士として相葉先生の所に入ることが出来た」と話す。
段田が「法律はルールです。抜け道を探す物ではありません。あなたのやり方は社会保険労務士として間違っています!」と話すと、胡桃沢は「その正義感がウザイんだよ!アンタがどれだけの人を傷つけているのか、自分で分かってるのか?アンタが指導し、会社を潰し、その社員たちも職を失っているって、アンタ分かってるのか?俺もアンタに死んでもらいたい。監督官としての段田凛に死んでもらいたい。南三条が送検されるまでに、つまり明日までに依願退職をしてください。そうすれば、小西の被害届を取り下げさせます」と言って封筒を渡して去っていく。
封筒の中には、先日段田の自宅の新聞受けに入っていたのと同じものと、南三条の車から飛び出していく小西の写真と、あるビルの写真が入っており、それを見た段田は震えて呆然自失となる。
その頃、胡桃沢が勤める事務所代表・相葉博美(賀来千香子)が岸本(金井勇太)のお墓参りをしているところを、御子柴(柄本明)が声を掛ける。
御子柴は岸本には会ったことはないが「同じ煮え湯を飲まされたもの同士、花の一つくらい手向けてもいいんじゃないかと思いまして。それに私の計画を聞いたら、彼も喜んでくれることでしょうし。段田凛に苦しめられた者同士ということです。当時あなたが一番可愛がっていた後輩の、社会保険労務士でしょ?」と話したため、相葉が「今でも彼の死は悔しいです。段田さんに対して憎しみが全くないかと言ったら、それは嘘になります」と話すと、御子柴は「じゃあ、私たちは同志ですよ。相葉先生も私と手を組みませんか?」と声を掛ける。
段田は、土手山に呼び出されて、真鍋署長と監督官たちが集まっているカラオケルームに行く。
みんなは、南三条の無実を証明しようと決起し、今後の対策を話していたが、段田が「(この件を本省に話していないことは)署長にとってはとてもリスキーな事ではありませんか?」と尋ねると、真鍋は「私だって子供じゃないんだ。万が一の時はどういうことになるか位、十分分かってるよ。不安だよ。南三条君も不安だ。私も不安だ。ここにいる全員が不安だ。不安だが、私は署長だ。いざという時は部下の代わりに責任を取るのが、署長の仕事だ。そのために、部下よりちょっとだけ給料も多くいただいている。そういう署長である私が、今回の件は本省にしないと決めたんだよ。何か文句あるか?」と話す。
すると段田は「文句はありませんが…今回の事は(みなさんが)リスクを負うべき事ではありません。今回の事件は、私のせいかもしれません」と言い残して出て行ってしまう。
段田が、胡桃沢からもらった写真に写っているビル(岸本が自殺したビル)の屋上に行くと、そこには御子柴が待ち受けていた。
御子柴は「あぁ、覚えてた?(自分は)1年前にお前が潰した御子柴電機の元社長。婿養子だった俺は離縁されて、会社どころか家族まで失っちゃったわけ。今はアプリドリームの飯野社長。再出発だよ、お前に復讐したくて。恨みって凄いパワーあるよね。でもって、何をしたらお前を苦しめられるのか調べまくりました。そして知った。お前がまだ駆け出しの監督官の頃、友人を無残にも自殺に追い込んでいたことを。すごいな、友達を死に追いやりながら、平気で監督官をやり続けるそのハートの強さ!お前が監督官の正義を振りかざすことで、何人の人間が死んだか考えたことあるか!?(自分は)追い込んだ監督官を殺してやりたいと思って死ぬの止めたの。(南三条をハメたのは)お前が動き続けることで無関係の人間が傷つく、その方が痛みが効果的だろ?お前の指導係なんかになったから、巻き込まれちゃったね。署長とかもそう、南三条の件が明るみに出たらキャリアも終わりだな!胡桃沢もそうだな。まんまとお前への恨みであんな事件でっち上げて。俺はただ、監督官としての段田凛を殺してやりたいって言っただけなのにな。お前が監督官に居続けることで、あと何人飛び降りることになるんだろうね?」と言い捨てて去っていく。
段田は、南三条に面会を求めて会い、自分の過去を話し、自分のせいで南三条が巻き込まれていることを打ち明けるが、南三条が「じゃあ屈することなんかないですよ。僕は無実だし、段田さんは労働基準監督官として正しい事をしてきただけなんでしょ?」と話すため、段田は「分かってるけど辛いです。監督官の仕事をしていることで、人が死んだことがあるのが辛いんです。会社なら潰れてもまた新しく作ることは出来ます。でも人は死んだらもう帰ってきません。岸本くんが私のせいで、私の目の前で死んでしまったことが辛いんです!」と声を絞り出して話し、涙を浮かべながら「私、監督官を辞めます」と言い出して・・・


というような話でした。

いやぁ、御子柴・・・
「お前が動き続けることで無関係の人間が傷つく、その方が痛みが効果的だろ?」なんて、かなりエグいというか・・・
でも、御子柴が家族まで失ったというのは、お前に甲斐性がなかったからじゃないか?と思ってしまいましたが
あれ位のお年なら、婿養子だからといっても、家族との間に愛情やら絆が存在していれば家族は離れていかないんじゃ・・・
そして、段田凛が行政指導に入らなければ会社は存続できたのに、という思いは分かるけれど、その事だけで会社が傾いてしまうということは、その事以外にも会社に悪い点があったからだと思われ・・・
それを段田凛のせいにしてもねぇ・・・

相葉と段田の過去の因縁について、今回分かりましたね。
亡くなった岸本君というのは、相葉の部下で、段田の友人でしたか・・・。
段田の言うとおり「会社なら潰れてもまた新しく作ることは出来ます。でも人は死んだらもう帰ってきません」なんですよね・・・。
これに関しては・・・私も少し事例は違うのですが、元同僚が転勤先の地で亡くなったということが数年前にあったので、ここでコメントするのは控えたいと思います。。。

胡桃沢の恨み方は、ちょっと異質なような。
頭は良いようだから、それが別の方向に働けば良かったのに・・・
若いのもあってかなり焦っているのかもしれないけど、狂言をさせて陥れるのは犯罪行為(教唆になるはず)だから、法律を扱う社労士がそんなことに加担するのは論外かと。
段田は、さっさと警察に事情を話して南三条を釈放させればいいのに・・・
でも、それでは御子柴と胡桃沢の恨みがさらに募って、根本的な解決にはならないと考えているのかなぁ??

西東京署の監督官たちは、相変わらずおバカ発言も多いけど、かなり結束力が深まって、他人の事を心配するようになりましたね(笑)
特に真鍋署長の「いざという時は部下の代わりに責任を取るのが、署長の仕事だ。そのために、部下よりちょっとだけ給料も多くいただいている」の言葉には感動したというか、こういうことは決して言わない上司だと思っていたのでビックリしました
こういう事を言ってくれる上司って、たまにはいるけど、みんながみんなそう考えている訳ではないから・・・。
でも、真鍋署長だけに、最後までこの言葉を貫いてくれるのか、ちょっと心配だったりもします

ここから段田が、どう考え、誰の考えを聞き入れて、どう乗り越えていくのか、来週の最終回が待ち遠しいです。
きっと、強くなった南三条が何か声を掛けてくれるはず!!かな
1時間で収まるのかなぁ??

※これまでの感想
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