emitanの心にうつりゆくもの

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ハラスメントゲーム 最終話

2018-12-13 16:23:54 | 2018秋ドラマ
最終話(第9話) 「家族と会社を救え!最後の闘い…結末…」

常務・脇田治夫(髙嶋政宏)ナスキーパートナーズ代表・横手理市(加藤雅也)に土下座をした時には「ええっ!?やっぱり最後は土下座なのか・・・?」と思ったけど、
コンプライアンス室長・秋津渉(唐沢寿明)が各店舗の店長を集めて、社長・丸尾隆文(滝藤賢一)の前でこれからのスーパーの展開についてプレゼンさせて、社長の心を動かして、
ナスキーパートナーズとは契約せずに、違約金2億円は会社で計上し、慰謝料は社長が個人資産の中から支払うということで手打ちとなって、解決して良かったです。
「たとえスーパーは諦めようと、どんなことをしてもマルオーの名前だけは守る。それが創業家の役目なんだ!」なんて、社長がトンデモなくダメダメなことを言い出して頑なになっていた時は、どうなるかと思いましたけどね

社長は小さい時に、ある店舗のオープンイベントに連れて行かれ、父親から
「ここにある物は全部お前の物だ。その意味を考えながら生きていけ」
と言われていたけど、それを
「会社のことは人に左右されず、自分で決断しろということだと思ってきた」
とのこと
秋津の解釈では
「一つ一つの商品には、色んな人の手がかかっている。全部に責任を持て」
と言っていましたが、色々な解釈があると思うので、答えは他にもあるかもしれないということを考え続けるのが、この社長には必要なのかも?

「スーパーは、ただ物を売るだけの場所じゃないんですよ。
 食べ物を買う場所がなくなれば、人はいなくなります。
 ネットで何でも買えるけど、やっぱり手にとって誰かに『どれがおいしいの?』『どうやって使うの?』って、尋ねて物を買う場所も必要なんです。
 『いらっしゃいませ』そう言えることって、なかなかいいもんですよ」
先週の感想でも書きましたが、私も本当にそう思います。
ネットショッピングも時々利用はしますが、やっぱり自分で選びながら買いたいです。


秋津は、函館のスーパーに異動することになったけど、妻・瑛子(石野真子)との離婚の危機(!?)も乗り越えることができて良かったです
「どうしてあなたが会社の犠牲にならなきゃならないの?・・・私、絶対に許さないからね。辞めるんなら、ちゃんと解決させて、みんなに惜しまれて辞めてちょうだい。私、そんな逃げ腰の男と結婚したつもりないから。それができなきゃ離婚する。私、本気だからね」
と言ってハッパを掛けた瑛子さん、カッコ良かったです


いつも常務の顔色ばかりをうかがっていた取締役・水谷逸郎(佐野史郎)も、今回はカッコ良かったですね。
「常務は冷静に見えていても、心の中ではいつも情熱が燃えたぎっていました。私はそんな常務に男として惚れ込み、ここまでついてきました。こんなに物わかりのいい常務は、見たくありません」
どんな常務でもいいのではなく、燃えたぎっている常務に惚れていたのですね
そして、小松美那子(市川由衣)も、やっぱり常務に惚れていたようで・・・


顧問弁護士・矢澤光太郎(古川雄輝)は、先輩・高村真琴(広瀬アリス)にふられてしまったということなのでしょうか!?
渾身の「今度は俺を信じたら?」発言に「・・・あはははは!ない!ない!」と大笑いされて
先輩も思わせぶりでしたけどね~(笑)


ともあれ、やっぱり秋津と先輩のコンビが、一番楽しくてお似合いだな~と思いました。
最後は、コンプライアンス室出身者とはとても思えない、ハラスメントの大応酬
でも、お互いに分かっていて言い合っているから、観ている方も楽しかったです

「クズ中のクズだ」は、秋津なりのエールの言葉なのかな?
先週の次回予告で「先輩はクズ中のクズだ」という言葉が最後に入っていてビックリしていたのですが、先輩が何かやらかしたわけではなくてホッとしました。

矢澤先生が
「一言しゃべれば被害者にも加害者にもなる世の中だろ?何でも遠慮なく言ってくれる人なんて、滅多にいないからさ」
と秋津のことを言っていたけど、本当にそう思います。
でも、だからと言って、誰でも遠慮なく言い始めたら困りますが
ちゃんと相手の心の中を考えながらも、言うことはしっかりと言ってくれるという人の存在は貴重ですよね。


今作では、ハラスメントについても、私たちの身近なスーパーについても、色々と勉強になることが多かったのと、とても分かりやすく描かれていたので、毎回とても見応えがありました。
唐沢さんが実にハマっていて、一見するとチャラそうなのに人心を掌握していく姿がとても見事で、毎回とても感嘆しながら観ていました。
アリスちゃんは、あんなに唐沢さんと年が離れているのに「先輩」と呼ばれてもおかしく見えない落ち着きがあって、でもいいように室長に振り回されていて、とても可愛かったです。
毎回のゲストも とても馴染んでいて、一話一話がとてもしっかりした物になっていて、素晴らしかったです。

また秋津室長&先輩と矢澤先生に会いたいです!
コンプライアンスやハラスメント関係での続編でもいいですし、スーパー業界を別な視点から切り込む形でもいいので、また是非続編を作っていただきたいです!!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1~2話 第3話 第4話 第5話 第6~7話 第8話
※公式HP(こちら
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