emitanの心にうつりゆくもの

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ドクターX~外科医・大門未知子~ 第6話

2013-11-22 14:24:23 | 2013秋ドラマ
第6話 「親の命か出世か!?その手術致しません」

帝都医科大学付属病院の第二外科講師・近藤忍(藤木直人)は、先日行った「生体腎・小腸交換移植手術」の論文について外科統括部長・蛭間重勝(西田敏行)と共に記者会見を行なう。
会見後、蛭間は近藤に「君もこれから色々と注目を浴びるからね、身辺プライベートも含めて気をつけて」と声を掛け、家族構成を尋ねる。
近藤は、母親は5年前に他界し、父親は蒲田で技術系の仕事をしていると話す。
そんな中、来院した近藤の父・六助(泉谷しげる)と鉢合わせしてしまい、六助が自転車店を営んでいることが蛭間に知られてしまう。
六助は、地元の病院で診察を受けた内容に納得がいかず、息子の近藤に診てもらおうとするが、近藤はフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)に対応を任せて蛭間と共に去ってしまう。
昼食時、未知子は六助の検査結果を近藤に教えるが、近藤は「ただの肝炎です」と言って取り合わず、未知子が「嫌いなんだ?お父さんの事」と尋ねると、近藤は「いえ、別に。まぁ反面教師にしてる部分はあります。趣味の延長みたいな仕事して、パンク修理を頼まれもしないのにタダでやったり、毎日毎日酒ばっかり飲んで、賭け事ばっかりやって…。僕は出来るだけあの人から遠い職業に就きたかったっていうか…。オヤジの口癖、何だと思います?『その日生きてりゃそれで良し』若い頃から上昇志向ってものがまるでない!人生を無駄に生きている人の典型です」と話すが、電話が掛かってきたため去っていく。
近藤は、パリの学会から戻った内科統括部長・馬淵一代(三田佳子)に呼び出され、「記者会見、テレビで観たわ。大したものね。あなた、最近蛭間教授にベッタリね。あなた、また一段と良い顔になってきたわ。」と言われる。
未知子は、神原名医紹介所で神原晶(岸部一徳)らと共に六助と麻雀卓を囲み、六助の検査結果と六助が数週間前に階段から落ちて脇腹を打ったことを聞いて、六助を慌てて病院に連れ帰って再検査をする。
その頃、近藤は蛭間の自宅へ呼ばれ、蛭間から明日特患(民自党・片岡幹事長の兄)のオペをするように言われ、蛭間は「こういうタイミングで特患の手術をやっとくのも、君にとってはいいことなんじゃないかな。まぁ教授にも推薦しやすくなるしさ。どうやら君は、本当に強運の持ち主だね。だって、我が家のこの席に座ってる事一つ取ってもだよ。海老名君なんか付き合い長いけど、一度もここに呼んだことないんだから」と話す。
そんな中、近藤のケータイに未知子から電話が入り、六助に遅発性脾破裂の疑いがあることが告げられるが、近藤は「少なくとも現段階では破裂してないんでしょ?悪いけど、今議論してる暇ありませんから」と言って電話をすぐに切ってしまう。
未知子は六助を入院させるが、六助は病院内の車いすのタイヤ修理を買って出て、「部品っていうものはな、どんなものでもそれぞれ意味があって存在しているんだよ。意味のない部品なんて一つもないんだぞ。物は大事にしないとな。壊れたらすぐ修理する」と言われて、未知子は妙に納得する。
術前カンファレンスで、民自党・片岡幹事長の兄の執刀医が近藤と発表され、第二外科教授・海老名敬(遠藤憲一)は蛭間から助手になるように指名され、海老名は肩を落とす。
そんな中、六助が急に倒れて苦しみ出しているという連絡が入り、未知子と近藤は慌てて駆けつけ、六助の脾臓が破裂していることが分かったため未知子は緊急オペをすると話すが、六助は「弟子(未知子)は嫌だ。せがれにやってもらいたい!」と訴える。
しかし、事務長・烏丸金男(笹野高史)から特患の関係者に早く挨拶に行くよう促され、近藤は未知子に六助を託して、蛭間の教授室に向かう。
挨拶終了後、近藤と海老名は手術室へ向かうが、海老名が「晴れ舞台だな。このオペの重要性が分かるか?お前、選ばれたんだ。本来俺がやるのが当然のことなんだが、それじゃあ若い者が育たないだろ。とにかく、しっかりやれよ」と声を掛けると、近藤は動作を止め、思いつめた表情で「海老名教授…」と話し出す。
特患のオペ室のカメラ画像は、蛭間の教授室で観ることができるようになっており、蛭間と特患の関係者が見守っていると、オペ室には海老名しか現れず、海老名が執刀を始めてしまう。
手術を無事に終えると、海老名はカメラに向かってガッツポーズをし、蛭間は苦々しい表情を浮かべる。
近藤は六助のオペ室に現れ、執刀を始めていた未知子に代わると告げるが、未知子が脾臓の全摘出ではなく脾部分切除を行っていることを知り、全摘出をするように話すが、未知子は「要らない臓器なんてない!体の中に要らないものなんてないの!」と怒鳴り、近藤が「脾臓温存のオペは経験がありません」と話すと、未知子は「じゃあ教えてあげるから見てて」と言って手術を再開する。
手術を無事に終えた未知子に近藤は「脾臓は組織が弱く、縫合しても裂けやすい。なのにどうして全摘ではなくリスクの高い手術を選んだんですか?」と怒る。
すると未知子は、六助が元々患っているアルコール性肝炎は心筋梗塞を起こす可能性が高く、脾臓に溜められた単核球は心臓機能回復に大きな役割を果たすことから、今度心臓発作が起きた際に致死率を高めないためにも脾臓を温存したことを告げ、「その日生きてりゃそれで良し。明日も生きてりゃなおも良し、ってか?」と言って去っていく。
近藤は、蛭間の元へ謝罪に行くが、蛭間は「君には失望したよ。これが何を意味するのか、君は分かっているんだよね?情か!?肉親に対する愛情ってヤツか!?そんなんでこの山登れるわけがないだろう。君も存外安い男だな。せっかく君のために用意された出世への階段を…。その出世を目前にしながら君は、自ら降りたんだよ。娘との事も考え直させてもらうよ」と言われてしまう。
海老名は、蛭間の秘書・照井珠緒(笛木優子)が重鎮しか使えない高級鉄板焼きのお店・近江屋数寄屋橋本店に夕方5時から予約を入れていたと聞き、蛭間からの連絡を心待ちにする。
近藤が六助の病室に行くと、六助は「大事な手術があったんじゃねぇのか?何で俺の方なんかに来て、そっち行かなかったんだよ?大出世できるチャンスだったんじゃねぇのかよ。土壇場でビビったんだろ?全くお前はガキの頃からそういう所あったからな。はぁ…この先な、4歳馬のサラブレット系や有名厩舎出の名馬がズラリと揃う所に放り出されるんだぞ。勝負だ。無名厩舎育ちの新馬が尻込みしたか?賭け事なんだよ!人生はギャンブルだ!お前は俺と違って万馬券を握って生まれてきたんだ。俺の事なんかどうでもいい。いいか、その万馬券を大事に、大事に無駄にすんじゃねぇぞ。ちゃんと換金しろ!オグリキャップだってな、最初は無名だったんだ。聞いてるんか、おい!」と話し、近藤は「遅いよ、もう」とだけ告げて病室を出て行く。
晶は蛭間の元に請求書とメロンを持って現れ、蛭間は「どうでもいいオペなんだよね」と声を荒げるが、晶は「どうでもよくても料金は発生します」と言って200万円を請求する。
そんな中、蛭間の教授室に馬淵が訪れ、晶は退出するが、馬淵は以前第二外科で主任教授をしていて蛭間が左遷した鷹野七起(浅野和之)を室内に招き入れる。
馬淵は、鷹野を本院に呼び戻して今度の主任教授選に出馬させることを告げ、鷹野の研究論文がパリの学会で高い評価を受けたことから馬淵が特別推薦すると話す。
そして鷹野は「(海老名は)私の弟子のような男ですからね」と話し、馬淵は「勝負になりますかしら?」と言い残して去っていく。
病院の廊下で馬淵と鷹野とすれ違った未知子が「新しい馬、買ったんですね」と声を掛けると、馬淵は「ま、そんなとこ」と答える。
その夜、近江屋数寄屋橋本店では、蛭間が自分の後継者を披露するために各界の重鎮を呼び出していたが、そこに現れたのは近藤だった。
蛭間は戸惑う近藤に「君は、私が思っている以上に強運の持ち主のようだな。とは言っても君の人生だ。自分の人生への考えも色々あるでしょう。ここに座るか、回れ右してこの場を去るのか…自分で決めなさい」と告げる。
近藤が蛭間の隣に座ると、蛭間は「これからは私の意向に背くことがないようにね、近藤教授」と声を掛け、近藤は驚いて蛭間を見つめて「御意!」と答える。
翌日、蛭間の総回診の時間となり、海老名らが階段の下で待ち構えていると、そこに蛭間と近藤が下りてきて・・・


というような内容でした。

野心を持って蛭間に近づいていたものの、階段を上る途中で立ち止まってしまった近藤・・・
父・六助の事が心配だったというのも、やっぱりあるんじゃないかな?
そして、
・こっそり交際している橋本には、蛭間教授令嬢とデートする予定があるような話を聞かれてしまい、
・馬淵教授には牽制され、
・実家が自転車屋さんということで、御意三兄弟に軽く揶揄されて、
・蛭間令嬢には監視・吟味されているような目で見られて・・・
色んな事が周りで渦巻いて、その上で父を選んだ近藤だったけど、六助が後押しして・・・
「人生はギャンブルだ!お前は俺と違って万馬券を握って生まれてきたんだ。その万馬券を大事に、大事に無駄にすんじゃねぇぞ。ちゃんと換金しろ!」
いやぁ・・・ジーンときました。
セリフの言葉自体ももちろん競馬に掛けていて素敵でしたが、父親の愛がしっかり詰まったセリフ回しに、とても感動しました。

あと、自転車の部品に「要らないものはない」と未知子に諭し、その言葉を未知子が「臓器」で実践するという流れも、とても良かったです

それにしても泉谷さん、
「お母さんはよっぽどの美人だったんだろうね。でなきゃ割に合わんでしょ」(by蛭間)
「トンビが鷹を生んじまったみたいで」(by六助)
と、散々なセリフばかり用意されて・・・お疲れ様でした&ありがとうございました!(笑)

近藤を恫喝した蛭間だったけど、後継者に近藤を指名・・・
海老名じゃ鷹野には勝てないと判断してのことだと思うのですが、近藤だったら勝てるの!?
まぁ、近藤なら勝てるというよりは、負ける要素を多く持っている忠犬海老名をあえて推すことは避けたということなのでしょうね。
鷹野と海老名は、第1話で親しげに話していましたしね・・・
近藤は馬淵とはスッパリ関係を切るということになるのかな!?

それにしても・・・
演じている「中の人」だったら、エンケンさんよりフジッキーを選ぶ私ですが、
キャラクターのみで考えたら・・・近藤よりもエビちゃんが可哀想で可愛らしくて・・・(笑)
 ・ルックスで近藤には勝てない、20代女性に人気がない、で傷つくエビちゃん。
 ・手術の助手に指名されて、力なく「御意」と小声で答えるエビちゃん。
 ・特患の関係者に挨拶をする蛭間&近藤のシーンで、教授室の片隅でヒッソリと佇むエビちゃん。
 ・あまりにも小さく発する「御意」に、蛭間から「『御意』に元気がないぞ」と言われるエビちゃん。
 ・陰で蛭間に「獅子舞」と呼ばれるエビちゃん。
 ・スマートフォンを両手で握りしめ、コートを着てマフラーを巻いて、万全の態勢で蛭間からの電話を待つエビちゃん。
 ・しまいにはスマートフォンを振ってしまうエビちゃん。
・・・もう、キュンキュンポイント満載でした!
私、「安堂ロイド」も観ているのですが、そこでのエンケンさんはそういう風には全く思わないのですが(強面なお顔どおりの役柄も素敵ですけどね)、
このドラマでのエンケンさんは、今までのパブリックイメージとは違う面がとても出ていて、本当に素敵だなぁ~!と思っている所です
蛭間に指名されなかった海老名がこれからどう動いていくのか、可哀想なエビちゃんで終わってしまうのか、これからも楽しく見守っていきたいと思っています

今回は、蛭間演じる西田さんのご活躍(アドリブ?)は少々控えめな感じでしたが、
「じぇじぇじぇ!ハイプラーイス!」とか「グーテンタッグ!」には大笑いしてしまいました

今回は、院内抗争には直接は巻き込まれなかった未知子。
とはいえ、弟子扱いされたり(by六助)、女じゃない(by近藤)、手術と食事にしか興味がない(by海老名)と、相変わらず散々な言われようでしたね(笑)
でも、単にただ手術がしたいだけではなくて、患者の今後の事をしっかりと見据えた上で難しいオペを遂行しているということがよく分かり、とても良かったです。
最後の方で晶さんも言っていたけど、絶対これからも主任教授選抗争に巻き込まれますよね~。
まぁ、未知子が主任教授になることはないと思うけど・・・(あるのか!? 笑)

今回も安定した面白さでした

______________________________

さて、最後は恒例wの直人さんについてもう少し・・・

一番のツボポイントは
 蛭間の教授室で、蛭間に「君には失望したよ」と言われた時の、うなだれた姿!!
でした
今までは野心が入っていたので、うなだれることはほぼ無かったから、こうしてシュンとなっているお姿にキュンときてしまいました。

あとは、
 脾臓の部分切除手術を終えて手術室を去る未知子を、後ろから睨みつける目!
も良かったです

近藤の「初・御意」!
とうとう教授に昇進しましたね!!
これからは、更にドロドロした争いに巻き込まれていくのかなぁ??
馬主を変えて(!?)蛭間側についたことで万馬券を換金できるのかどうか、ますます今度の展開が楽しみです!!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
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2 コメント

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エンケンさん (ゆき)
2013-11-28 16:50:29
今日は木曜日です!楽しみなドラマがあるときは一週間が早いです。

もう、近藤先生を応援したいのに、エンケンさんの海老名教授がカワイイ!
携帯をフルフルしてるとこや携帯を握りしめお誘いを待ってるとことか、ツボです(笑)

主婦タンの時は憎っくき上司だったのに~

泉谷六助パパの「オグリキャップだって~」のくだりがグッときました。年がばれますね(笑)
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>ゆきさんへ (emi)
2013-11-28 20:11:28
ゆきさん、コメントありがとうございます!
もう木曜日が来てしまいましたね♪
私も毎週木曜が楽しみです(^o^)/

ゆきさんも、エンケンさんに魅せられているのですね!
私も、ケータイを握り締めたり振っている所が、最高に可愛いと思っていました。
先日発売されたTV誌の中で、米倉さんや直人さんもエンケンさんの役柄は「ズルい」っておっしゃっていましたよね(笑)
そうそう、主婦探では、すごく憎々しかったですよね~。
朝ドラ「てっぱん」でのエンケンさんの役柄は「優しいお父ちゃん」で意外に思っていたのですが、今回はそれに「可愛さ」が加わっていて、ますます感嘆しています。

オグリキャップ…私は競馬はしないのですが、オグリキャップの最盛期の事は知っていますよ~(笑)
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