emitanの心にうつりゆくもの

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ST 赤と白の捜査ファイル 第6話

2014-08-21 17:04:16 | 2014夏ドラマ
第6話 「女医監禁の裏に医療ミスの秘密!天才赤城左門の秘められた過去が今夜明らかに」

マスコミ各社に映像入りディスクが届き、そこには覆面の男が「武藤嘉和の死に関わった者は、その真相を明らかにせよ。48時間以内に名乗り出る者が無ければ、この女を断罪に処す」と話しながら縛られた女性の首にナイフをあてている映像が入っていた。
警視庁は、3時間調べても武藤嘉和及び人質女性の情報を得ることができず、STに捜査要請が来る。
ST・赤城左門(藤原竜也)は、映像から女性は研修医であること、病院で起きた医療過誤に女性が関わっていたこと、被害者側は1年以上前に医療訴訟を起こして敗訴したこと、病院にもディスクが送られているはずだが届け出てないことから隠蔽しようとしていることなどを見抜く。
女性は政和大学病院の研修医・小山あずさ(岩田さゆり)であることが分かり、武藤嘉和はその病院で死亡して妻・真紀(宮澤美保)が訴訟を起こし、敗訴していることが分かるが、赤城は病院の名前を聞いて顔色を変える。
武藤は、1年前に医師・平戸憲弘(柏原収史)にインフルエンザと診断されて薬を処方され、5日後に再診した時に発疹が認められて薬物アレルギーが疑われたために薬を中止したが、その3日後に救急車で運ばれて小山が対応するものの、SJS(薬物アレルギーによる重症薬疹)により死亡したのだった。
STのキャップ・百合根友久(岡田将生)と刑事・筒井桃子(柴本幸)は、診察室に潜入して平戸から話を聞こうとするが、主任教授・大越隆太郎(長谷川初範)に追い出されてしまう。
2人が病院の廊下を歩いていると、赤城も病院に来ていて対人恐怖症の中で聞き込みをしようとしていた。
しかし、そんな赤城の姿を見つけた大越は百合根に向かって「赤城君は7年前に私の下で働いていましてね。しかし残念なことに、取り返しのつかない過ち、医療ミスを犯してしまいまして。私はそれでも彼にはこの病院に残ってほしかった。だが、彼にはその思いは届かず、去ってしまった」と話して去っていくが、赤城が「あの…カルテを改ざんしましたよね?」と尋ねると、大越は表情を変えなかったが、隣にいた平戸の顔色が変わる。
大越と平戸が去った後、赤城は百合根に「アイツ(大越)の目を見たか?7年前もアイツは俺にあの目を向けた。アイツだけじゃない。アイツと同じ目をこの病院の人間みんなが俺に向けた。看護師までもみんな、俺に冷たい蔑んだ目を向けた。それ以来この病院が嫌いだ。帰る」と言って、三枝俊郎(渡部篤郎)のカフェに引きこもってしまう。
百合根は赤城に「赤城さんの力が必要なんです!赤城さんが頼りなんです!時間がないんです!」と怒鳴ると、赤城が「暑苦しい。時間がないならおれに構うな」と言うため百合根は怒って帰ってしまうが、三枝は赤城に「百合根君はああ言いながら赤城君を放っておけないんでしょうね。STの仲間は彼にとって、かけがえのない存在になっているんです。そこまでの変わり者、今後現れないでしょうね」と声を掛ける。
警視庁に戻った百合根に管理官・池田草介(林遣都)は、理事官・松戸紫織(瀬戸朝香)とST・結城翠(芦名星)が7年前に現場で捜査官と科捜研の一員として組んでいたことを伝え、結城を注意するように忠告するが、百合根は「昔の話だろ?翠さん、今は俺たちの仲間だから!」と告げて去り、STの部屋にいた結城と青山翔(志田未来)に「僕たちはチームなんです。仲間です。僕はみなさんを信じています。だから皆さんも僕を信じて頼ってほしい。それがキャップとしての僕の役目だと思っています。赤城さんは僕がいるのに、どうして勇気が出せないんだ!」と言い放つが、結城は「帰るね」とだけ言って部屋を出てしまう。
赤城は、真紀を保護すると称して警視庁内に連れ込み、百合根と刑事・菊川吾郎(田中哲司)に質問をさせるが、真紀は多くは語らなかった。
そんな中、平戸が警視庁にやってきて、百合根たちに赤城は医療ミスを起こしていないこと、大越がミスを看護師・城間知美(小林きな子)に押し付けたため赤城が告発しようとしたところ、大越の差し金で病院のスタッフが赤城をいじめるようになったことを話し、赤城に「お前が庇った看護師の城間さん、今でも元気で働いているよ。小山あずさ君は昔のお前にそっくりだ。だから、何としてでも救ってほしい。頼む!」と話すが、1年前の医療ミスについては「お話することはありません」と言って帰っていく。
百合根は病院に行って城間に話を聞きに行こうと話すが赤城が断るため、百合根は「自分から昔の赤城さんに戻らなくてもいいんじゃないですか?今の赤城さんは昔の赤城さんとは違う。僕がついています。謎を解くのが赤城左門の存在価値じゃないですか。事件を解決するのが僕たちの存在価値じゃないですか。とにかく当たってみましょう」と声を掛ける。
城間は、7年前に赤城に冷たくしていたのは医師だけで、看護師は赤城の事を「誰が一番最初に左門ちゃんを頂くか」と言って狙っていただけだと話す。
そして、武藤がなくなった後に小山と真紀が喫茶店で会っていたのを目撃したことと、小山が大越に睨まれていたことを話す。
犯人側は、真実を明かす期限を短縮して小山を脅す映像を動画サイトにアップしてきたため、赤城はその映像と以前に送られてきた映像を比べるなどした結果、赤城は事件の真相に気づいて病院へ急行するが、大越はワシントンの大学の名誉客員教授の話を早めて既に病院を去って、空港に向かっていた。
犯人は大越の名前を動画サイトで公表して、「大越隆太郎は直ちに全国民の前で謝罪せよ」と要求してくる。
菊川と筒井は、小山が縛られていた縄等を販売しているアダルトショップへ行って、その店員の様子や服装から、小山を脅していた男を見つけ出す。
結城は音声データにより監禁場所を特定し、みんなが現場に向かうと、テレビ局のカメラマンも来ていて、縛られた小山を前に赤城が質問する姿が生中継される。
大越も警察官の誘導により現場に到着し、小山は大越に向かって「もうダメです。真実を話してください。何もかもバレているんです。平戸先生が武藤さんの担当医でありながら、最初っから診療のほとんどを研修医の私に任せていたことも。そして平戸先生自身も、あなたの名前で発表される論文の作成に追われていたことも。未熟な私がSJSに気づかず、武藤さんを死なせてしまったことも。平戸先生がカルテの改ざんをしたことも、全部バレているんです」と話す。
駆けつけた平戸は小山が話した内容を認め、小山は大越にも謝罪を求めるが、赤城らは小山が起こした監禁騒ぎは自作自演であるとしてネタばらしを始める。
そして、真紀もやってきて、小山に言われて訴訟を起こしたことを打ち明ける。
すると小山は「私は自分の身を犠牲にしても、病院の悪事を公にしたかっただけ。(大越の)良心に訴えるために!でもあなたは全てを隠蔽しようとした。もうこれ以上許すわけにはいかなかった」と話す。
しかし、小山が「私もこんな騒ぎを起こした罪は償います。未熟さから武藤さんを死なせてしまった罪も」と話すのを聞いた赤城は「お前、まさか!?武藤氏を診察した時、SJSだと気づきながらわざと隠していたのか?気づきながら口内炎と発疹とだけ書き込んだのは、誰かが気づくかどうかテストするためだ。病院に最後の望みを懸けた。誰かがきちんとチェックしてくれるかどうか試した。違うか?」と尋ねると、小山はそれを認めて「多少の事ではあの病院は変わらない。あの病院は腐ってる!私がどれだけひどい目に遭ってきたと思う?私は医者になりたかっただけよ!」と叫ぶ。
すると赤城は「お前の気持ちは理解できる。だが、お前のしたことは限りなく殺人に近いことだ。医者なら何があっても人の命を救え。それが医者の存在価値だ」と声を掛け、小山は逮捕される。
赤城は大越に「彼女は異常だ。だが、そんな異常な人間を作り出したのはお前たちだ」と言い残して去っていく。
警視庁に戻った百合根は松戸に呼び出され、松戸から「あなたは自分が本当にあの人たちの、STの力を引き出せていると考えていますか?あなたは本当にSTを最大限有効に活用できているんですか?」と尋ねられ、百合根は「少なくともSTの仲間たちを一番理解しているのは、自分だと思います。自分はSTを信じていますから」と答える。
赤城は三枝に「自作自演までした彼女の気持ち、よく分かりましたね。彼女なりの正義に共感できる部分があったんじゃありませんか?」と聞かれたため、赤城が「そうかもしれないです」と話すと、三枝が「私にも分かります、彼女の気持ち。私だって正義は貫きたい」と話すため、赤城は「じゃあどうして警察辞めたんですか?」と尋ねると、三枝は手を止める。
そんな中、結城は百合根に「私、ST辞めるから」と告げ、百合根が理由を求めると、結城は「…気持ち悪い」と言って・・・


というような内容でした。

今回はかなり盛り沢山な内容だったように思いました。
事件自体は、そのために人の命が失われたなんて・・・という後味の悪いものでしたけど

赤城が対人恐怖症になった理由が分かり、その経験により小山の置かれている状況が理解できて、でも今は小山に「医者なら何があっても人の命を救え。それが医者の存在価値だ」と声を掛けることができたという、その部分ではジーンときました。
そして「存在価値」という言葉は、百合根が赤城に「謎を解くのが赤城左門の存在価値じゃないですか。事件を解決するのが僕たちの存在価値じゃないですか」と話した言葉を、きちんと赤城自身が受け止めて引用しているのですよね~。
それに気づいた百合根の顔が、また良かったです

赤城と百合根の関係性・・・
やっぱりどうしてもBLチックに見えてしまう部分があるのですが
(ツイッターの「#ST赤と白の捜査ファイル」のタグで、その部分が盛り上がっているせいもありますが
序盤で、赤城の推理がいちいち正しいのに驚く百合根に、「いちいち見るな」と笑みを浮かべながらまんざらでもない顔をする赤城の表情がまた・・・(笑)
あとは百合根の「赤城さんは僕がいるのに、どうして勇気が出せないんだ!」とか「今の赤城さんは昔の赤城さんとは違う。僕がついています」とか・・・
どうしても裏読みもしてしまいます

そんな赤城と百合根の事を面白がってか、最後の映画の予告編はスタッフ遊び過ぎ!w
あの声は誰の声!?
そして何故関西弁??
映像は全て、これまでのドラマからのカットなのですけどね~。
毎回予告編まで見逃せません!

7年前、赤城は看護師たちには本当は無視されていなかったのですね~。
「誰が一番最初に左門ちゃんを頂くか」
・・・なんだか結構リアリティがあるような、怖いセリフに思えたのですけど(笑)

「猿ぐつわ、手錠、縄」を見て、黒崎勇治(窪田正孝)が発売先に気づいてしまったのには、大笑いしてしまいました!
そして自分で話すように言われて、散々迷った挙句に「アダルトショップ」と!!
久しぶりの黒崎の音声が「アダルトショップ」という8文字のみだったなんてwww
(窪田君は美味しい役のような、これでいいのか?と思ってしまう役のような
それにしても黒崎、何故知っていたのでしょうね?
そして、その設定は今後も出てくるのですかね!?

最後の結城の「…気持ち悪い」も衝撃的でした・・・
ホント、キャップは気持ち悪いのですけど(笑)
赤城や青山が「キャップ、気持ち悪い」と言うのは、今まで笑いながらこちらもスルーしてたけど、結城が話したのは衝撃的でした。

あとは、三枝が「正義は貫きたい」と話した言葉も、何だか意味深・・・

・・・いやぁ、今回はホント、色んなところに持って行かれてしまいました
相変わらず楽しかったです
←web拍手です。
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